なぜ夜行バスは足がむくむの?理由と対策をわかりやすく解説

普段はそれほど足がむくまないのに、夜行バスに乗ったときに限ってむくんでしまうという人は少なくありません。 足がむくんでしまうと体全体がだるくなり、なかなか寝付けなくなってしまうことも。夜行バスの時間を少しでも快適にするために、予防対策はかかせません。 この記事では、夜行バスで足がむくんでしまう原因と、むくみを防ぐ方法を解説します。


この記事は約6分で読み終わります。

夜行バスで足がむくむ原因は?

普段は足がむくまないのに、なぜ夜行バスに乗るとむくんでしまうのでしょうか。

ここでは、夜行バスで足がむくんでしまう原因を探っていきましょう。

長時間同じ姿勢でじっとしている

夜行バスは、目的地に着くまで座ったままの姿勢を続けなければなりません。リクライニングでシートを後ろにも倒せますが、ベッドに横になったときのようなラクな姿勢には程遠い体勢です。

人間は、体を動かすことで筋肉がポンプのような役割をして血流を促しています。そのため、長時間同じ姿勢で過ごしていると血流が悪くなってしまいます。

血流の流れが悪くなると、体の中にある水分がスムーズに循環しなくなり、その場にたまってしまいます。

つまり、夜行バスの座ったままの姿勢では筋肉がほとんど動かないので、むくみやすくなるのです。

特に足は、心臓からも離れていて、地面にも近く重力の影響を受けやすい場所といわれています。足にたまった水分が重力の影響で下に引っ張られてしまうこともあり、体のほかの部分よりもむくみやすい場所になってしまうのでしょう。

足の冷え

また、冷えがむくみの原因になることもあります。

バスの車内はエアコンによって適切な温度調整行われていますが、温かい空気は上にいきやすいため、足元は冷えやすくなってしまうでしょう。

このように、足元の冷えと身体を動かさないことによる血流の悪化によって、普段は足がむくまないという人も、むくみやすくなってしまうのです。

夜行バスで足がむくんだときの3つの対策

夜行バスに乗っていて足がむくんでしまったときは、どのように対処したらいいのでしょうか。

ここでは、足がむくんでしまったときの対策を3つご紹介します。

1.靴を脱ぐ

足が苦しいと感じたら、まずは靴を脱ぎましょう。スリッパがあれば、スリッパにはき替えると足元が汚れなくて便利です。

靴は足の動きを制限するため、むくみやすくなる原因になります。靴を脱いだら足首を回したり足の指を広げたりして、筋肉を動かしましょう。

着圧ソックスを履くのもおすすめです。履くだけで血流を促してくれる効果があるため、だるさもラクになるでしょう。ただし、着圧ソックスは足のむくみを予防するものですので、足がむくむ前に履いておくといいですね。

また、足元を冷やさないように厚手のソックスを履くのも効果的です。夏場でも冷える場合がありますので、体温調整用に1足準備しておくと安心ですね。

2.ストレッチをする

足がむくんでしまったら、座ったままでも大丈夫ですので、ストレッチをしましょう。

背筋や胸筋を伸ばすだけでも血流を促進できるので、体がラクになっていきます。首や足首もこまめに回しておくと、むくみの解消になるだけでなく、体のコリもほぐれますよ。

3.休憩時間に外に出る

休憩時間では、バスの外に出て体を伸ばしましょう。

散歩をするのは血流促進に効果的ですので、サービスエリア内を歩くのもおすすめです。外の空気を吸うと気分もスッキリするので、体調と相談しながら、できる範囲で試してみてください。

足のむくみを防止するおすすめの方法

足がむくんでしまうと、解消するためにストレッチをしたり体を動かしたりと何かと大変な作業があります。

できるならば、足はむくまない方がいいですし、夜行バスの車内ではゆっくりと眠りたいですよね。

ここでは、夜行バスの車内で快適に過ごせるように、むくみを事前に予防できる方法をご紹介します。

ゆったりした服装

ぴったりした服装は血流が悪くなってしまうため、夜行バスに乗る際はゆったりとした服装を選びましょう。

たとえば、トレーナー、Tシャツ、ジャージ素材のパンツなどがおすすめです。女性の方なら、体を締め付けないワンピースなどもラクに過ごせるのではないでしょうか。

先ほどもご紹介しましたが、むくみ防止のために着圧ソックスを履いておくのも効果的です。体を動かしにくいバスの車内では、着圧ソックス血流の悪化を防いでくれるでしょう。

ジーンズは体を締め付けてしまうので、できる限り避けたほうが無難です。バスの車内で着る服と旅先で遊ぶときに着る服は分けて準備すると良いでしょう。荷物は多少増えてしまいますが、車内を快適に過ごすには大事なポイントです。

また、バスの車内で着る服の中に、脱ぎ着しやすいカーディガンが1枚あると温度調整がラクにできるので重宝しますよ。

適度なマッサージ

足の血流を促進するために、適度にマッサージを行いましょう。

特にふくらはぎを定期的にマッサージするのがおすすめです。ただし、強くもみすぎると筋肉を傷つけたりもみ返しが起きたりするので、優しくマッサージしてくださいね。

足の裏をもんだり、こぶしで上下にマッサージしたりするのも足が軽くなります。隣席の方に迷惑がかからないように気をつけながら、ぜひ試してみてください。

マッサージ以外にも、座りながら足や背筋もこまめにのばしましょう。足元に荷物を置いている場合は難しいかもしれませんが、同じ姿勢が長時間続かないように、色々と工夫してみてください。

ゆったりした座席を選ぶ

足のむくみを防止するために、足を伸ばしやすいゆったりした座席に座るのもひとつの方法です。

ちなみにバスブックマークでは、以下の4タイプの中からお好きなシートを選択できます。

・4列シート
・4列ゆったりシート
・3列(独立シート)
・3列(2列+1列)シート

4列シートは従来の二人掛けのシートです。隣の人との距離が近いので、体を伸ばしたりマッサージをしたりするのは難しいかもしれません。

おすすめは3列独立シートか、3列(2列+1列)シートの1列部分です。隣に座る人がいないので、気兼ねなく体を動かすことができるでしょう。

料金は、4列シートが一番安く、一人当たりの座席スペースが広くなるにつれて高くなっていきます。ただし、土日や連休、年末年始の繁忙期以外であれば、ゆったりタイプや独立型のシートにも安く乗れる可能性がありますので、こまめにチェックしてみてください。

バスブックマークは、そのほかにも色々な条件を設定して自分にぴったりのバス会社を予約できます。たとえば、「快適グッズ」「女性安心」「女性専用」などを選択すれば、女性の一人旅でも安心して利用できるバスを簡単に探して予約ができますよ。

操作方法も簡単で、夜行バスをはじめて利用する方でも迷うことなく予約できますので、ぜひ試してみてください。

まとめ

夜行バスで足がむくんでしまう原因は、体を動かさないことによる血流の悪化と、足元の冷えが大きな要因と考えられています。

もし足がむくんでしまったら、靴を履いている人は靴を脱いで体をリラックスさせてあげましょう。そして、休憩時間はバスの外に出て体を動かすと血流促進に大きく役立ちます。

むくみを予防するなら、バスに乗車する際はゆったりした服装を選びましょう。女性の方であれば、体を締め付けないタイプのワンピースもおすすめです。

そして、定期的に体を伸ばしたりマッサージをしたりして、長時間同じ姿勢にならないように気をつけましょう。

足は体のどの部分よりもむくみやすい場所ですが、色々な予防策があります。ぜひ今回の記事を参考にして、快適なバスの旅を楽しんでくださいね。