高速バスの昼便で快適な旅!昼行バスのメリット・選び方も紹介

旅行の交通費を安く浮かせるために、夜行バスの利用を考えている人は多いと思われます。しかし、夜行バスだと周囲に気を遣うあまりにスマホを触れなかったり、夜間のために眠らざるを得なかったりと、移動時間を自由に使うことができないことがデメリットとして挙げられます。 そのような人には、昼行バスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。昼便のバスであれば、移動時間を有効活用することができます。 この記事では、高速バスの昼行バスを使って快適な旅を楽しむためのメリットと選び方について紹介します。


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昼行バスは夜行バスよりもお得?!その理由は

高速バスの種類として、大きく短距離路線バスと長距離路線バスの2つに分かれます。

全体数でいうと昼間に走る昼行バスが圧倒的に多く、300キロ以上の長距離路線になると夜行バスの占める割合が顕著になる傾向にあります。

高速バスに乗ったことがない人であれば、移動時間を睡眠時間にあてることのできる夜行バスの方が座席も広く、昼行バスは夜行バスよりも窮屈なイメージをもっている人もいるかもしれません。

しかし、実際には昼行バスにも夜行バスと比べて遜色ない車両が運行しています。路線やバス会社によって異なりますが、座席が広めに設計されている3列独立シート搭載の車両が運行していたり、九州では2+1配列(通路を挟んで2人掛け座席と1人掛け座席)といった車両が運行したりしています。

距離や路線によりますが、昼行バスと夜行バスのどちらも運行している場合には、昼行バスの方が安い傾向にあります。

昼行バスの魅力はそれだけにとどまりません。便の本数や費用の安さに加え、乗り降りの自由度が高いこともポイントに挙げられます。

たとえば、東京-大阪間を走らせるバス会社によっては、御殿場、静岡、浜松などで乗車(大阪発の場合は降車)が可能なため、移動中も旅行ならではの楽しみを味わうことができます。

昼行バスに乗る3つのメリット

昼行バスは無理のない時間に出発し、その日のうちに目的地に到着するように行程が設定されています。そのため、昼行バスを使ったことのない人のなかには「夜移動した方が時間を有効活用できるのでは?」「日中は移動するだけになってしまう」といった声も少なくありません。

一方で、昼行バスを利用したことのある人のなかには「車中泊ではしっかり眠れないから」「夜行バスよりも疲れない」といったメリットを挙げています。

長距離の昼行バスにも当然一定数の利用者がいるわけですが、その魅力とは一体どのようなものなのでしょうか。

ここでは昼行バスに乗る3つのメリットについて見ていきます。

1.時間を有効活用できる

夜行バスの場合、深夜の時間帯は乗客の睡眠時間となり、かつ車内が明るい状態のままでは安全走行が確保できないおそれがあるため、車内は消灯となります。

そのため、スマートフォンやタブレット、ゲーム機の光漏れや、音楽プレーヤーからの音漏れは周囲の乗客の迷惑となり、ひとりの時間を満喫するのが難しくなるでしょう。

これに対して昼行バスであれば、車内の明かりに加え、窓から自然光が入ってくるため、周囲にも迷惑を掛けずにスマホやゲーム機で遊ぶことができ、夜間に比べて常識の範囲内で音声や音楽を楽しむこともできます。

また、夜行バスのように無理に眠らなくていい点もメリットのひとつとして挙げられるでしょう。

2.景色を楽しむこともできる

車窓から眺める風景もバス移動の楽しみのひとつですが、夜行バスの場合、都会の夜景を味わうことはできますが、一定時間が経つと必ずカーテンを閉めなければなりません。

それに比べ、昼行バスの場合、まぶしくてカーテンを閉める以外、走行中はずっと風景を眺めることができます。

また、サービスエリアやパーキングエリアによっては有数の絶景スポットがたくさんあります。由比パーキングエリア(PA)や富士川サービスエリア(SA)から眺める富士山などはその一例といえるでしょう。

昼行バスであれば、途中休憩に立ち寄るサービスエリアでフォトジェニックな風景を写真に収めることができます。

3.PAやSAが営業している

夜行バス利用の場合、途中休憩するPAやSAのお店がほとんど閉まっているのに対し、昼行バス利用であれば、ショップやレストランの営業時間中に買い物や食事を楽しむことができます。

行く先々のご当地グルメや名物料理を購入し、車内で食べながら道中を楽しめるのも昼行バスの楽しみ方のひとつといえます。

また、せっかく展望台やカフェを併設したPAやSAで休憩するのであれば、少しゆっくりしたいと思う人もいるかもしれません。しかし、停車時間は決まっているため、休憩を取る際には出発時間を必ず確認し、乗り遅れに注意するようにしましょう。

昼行バスの選び方のポイント3つ!

昼行バスを選択する場合、出発日・シートタイプ・購入方法といった3つのポイントを押さえておく必要があります。実際の予約にはどんな点に気をつけるべきなのか見ていきましょう。

1.選ぶ出発日・タイミングを考慮する

飛行機や新幹線といったほかの公共交通機関と同様、昼行バスも出発のピーク日や繁忙期には値段が高くなります。

ピーク日というのは月曜から日曜において、一番予約の多い曜日を指しますが、昼行便であれば土・日がピーク日となり、それ以外の曜日に比べて値段が高くなります。

つまり、ピーク日を避ければ安く利用できるといえるでしょう。

また、GW、夏休み、年末年始といった繁忙期には事前購入割引の設定がなく、正規の値段で購入することになります。

もしピーク日に出発を検討するのであれば早めに予約を行い、閑散期を狙って旅行するのであればこまめに情報を確認して安い便を探すと良いでしょう。

2.お好みのシートタイプを選ぶ

シートタイプは費用を抑えたいのか、快適性を求めたいのかによって選ぶポイントが異なります。コスパの良い旅を楽しみたい人なら前後11列の4列スタンダードシートがおすすめです。昼行バスでは眠る必要がないため、少し狭くても我慢できるのであれば4列シートでも問題ありません。

より快適さを求める人には、前後10列の4列ゆったりシートや3列独立シートなどがおすすめです。4列スタンダードシートよりも足元が広く、車両によっては座席ごとにカーテンで仕切られた半個室状態の仕様もあり、乗車中のプライバシーを確保できます。

また、シートタイプも座席数が少なくなるほどアメニティグッズが充実しているため、より快適な移動が可能です。

3.インターネットで予約する

高速バスの予約にはインターネット、電話、現地購入といった方法がありますが、バス会社によってはインターネットでのみ予約・販売を行っている場合があります。

また、お得なキャンペーンや早期購入割引はインターネットで行われている場合がほとんどであるため、安く昼行バスを利用するならインターネットからの申し込みがおすすめです。

業界最大級のバス予約サイト『バスブックマーク』なら、「昼行便」の条件検索で最安値の高速バスを探すことができます。

また、シートタイプといったその他の条件からでも、自分にぴったりのバスプランを見つけることができます。

高速バスでの旅行を検討している人は一度『バスブックマーク』で検索してみてください。

まとめ

ビジネス利用の人であれば、宿泊代が浮くうえに目的地について時間を最大限に活用できる夜行バスを選ぶことが多いようです。

また、のんびりと道中を楽しみたい人は、景色が楽しめて夜行バスよりも疲れない昼行バスを選ぶことが多いようです。

いずれにしても、自分の目的に合った高速バスを選ぶことが何よりも大事だといえるでしょう。