高速バスは学割で利用できる?予約方法と注意点について紹介

高速バスは運賃が安いため、旅行や帰省などで利用する学生も多いのではないでしょうか。ただ、学生でも学割を使わずに高速バスに乗る人も多いです。通常の運賃でも新幹線よりもだいぶ安く済むということで、学割について考えたことがない人もいるかもしれません。 ここでは、高速バスで学割を使うときのことについて、予約方法や注意点などを説明していきます。


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高速バスは学割が適用できる!

高速バスに乗るときに学割を利用するには、学生であることだけでなく一定の条件を満たさなければなりません。では、学割が適用される条件と適用されないケースを解説していきます。

高速バスで学割が適用になる条件

日本国内にある学校に学生として在学中の人なら、学割の対象になります。具体的には、中学生と高校生、大学生、専門学校生、短大生や大学院生なども含まれます。

ただし、外国人留学生や外国の学校の在籍している学生は含まれない場合があるため、事前に確認しておきましょう。

小学生も学割の対象にはなりません。学割とは別に子ども料金というのがあり、小学生はその対象になっています。バス会社によって細かな扱いに違いはありますが、学割を適用した料金よりも子ども料金の方が安いことが多いです。

また、学校に在学しているかどうかは、入学式や卒業式を基準に判断するわけではありません。4月1日から3月31日までの年度を区切りにして判断されます。そのため、卒業式を終えていても、3月中は学生証を使用しても問題ありません。

4月初めの入学式前の期間も学割の対象になりますが、学生証は入学式のときに交付されるでしょう。まだ学生証を持っていないため、その代わりに入学予定だということを証明するための書類が必要になります。

学割が適用されないケース

学割はすべてのバス会社で設けられているわけではありません。バス会社によっては、学割がないところもあります。

学割の制度そのものは設けているバス会社でも、プランなどによっては適用外ということもあるため注意が必要です。ほかの割引制度が適用されるときには学割の対象外になるケースがよくあります。

バス会社によっては、併用可能な割引制度とそうでない割引制度が混在していることもあるため、事前によく確認しておきましょう。

また、学割の対象になる座席数が限定されているケースも見られます。その場合には、学割対象の座席が全部埋まってしまった後だと、学割を利用できません。

高速バスを学割を使って乗車する予約方法

学割を適用して高速バスを予約する流れを解説していきます。予約するには、主に駅の窓口に行って対面で予約する方法と、ネットで予約する方法があります。

駅の窓口で予約

JRバスならJRの駅に設置されているみどりの窓口で予約することができます。予約時に学生証または生徒手帳の提示を求められるため、忘れずに持参しましょう。乗車当日も同じように提示する必要があります。

家族が代理で予約して乗車券を購入することも可能です。その際には学生証の提示を求められることは少ないですが、持参して行ける場合は、念のため持って行った方が良いでしょう。

旅行会社の窓口でも、高速バスの予約をすることができるところがあります。

その場合には、学生証の提示に加えて、「学生・生徒旅客運賃割引証(学割証)」を提出しなければなりません。学校で用途などを申告した上で申請すると、発行してもらうことができるので、事前に入手しておきましょう。

学割証は、次回以降も学割を使って高速バスを予約するときは、その都度発行してもらう必要があります。基本的に乗車券1枚に対して、学割証が必要です。往復分の予約をする際には、往復乗車券が1枚なら学割証も1枚で済みます。行きと帰りを別々に予約するなら2枚必要です。

ネットで予約

ネットでは高速バス予約サイトを使って予約することができます。高速バス予約サイトには、いくつかプランが掲載されていますが、その中から学割対象になっているものを探して選択しましょう。

ネットで予約する際には、予約時に学生証を提示しなくて済みますが、乗車時に確認されるため、当日忘れずに持参して行きましょう。

高速バスで学割を利用するときの注意点

高速バスで学割を利用するときには、次のような点に注意しましょう。

学割は何割安くなるかはバス会社で異なる

学割を利用する際に気になるのは、「どのくらい安くなるのか」という点でしょう。割引率はバス会社によって異なり、割引率が10%~30%程度のところまであります。

なるべく安く利用したいなら、学割の割引率が高いところを探してみるのも良いでしょう。

乗車当日必ず学生証を持参する

窓口で予約した場合にも、ネットで予約した場合にも、学割を利用している人は乗車時に学生証や生徒手帳などの提示を求められます。もし、学生証や生徒手帳を忘れてしまうと、学生であることを証明できません。

そうなると、学割が適用されず通常料金になってしまうため、乗車当日には学生証を必ず持参しましょう。高速バスの場合には、料金を前払いしているケースが多いですが、差額を支払う形になります。

また、学生証や生徒手帳の代わりに在学中であることを証明できる書類を提示することも必要です。4月の入学式前の時期だと、まだ学生証や生徒手帳が交付されていないため、合格証明書や入学証明書を持参すると良いでしょう。

同伴者は学生割引適用にならない

旅行などでは複数の人数で高速バスを利用することもあるでしょう。もちろん複数人の利用でも学割は利用可能です。ただし、学割は在学中の学生のみ適用されるという点に注意しましょう。同伴者が学生でない場合には、その同伴者の分の料金は通常料金になります。

同伴者も学生なら学割が利用可能ですが、同伴者の分も予約段階から学割適用で申し込んでおきましょう。予約サイトなどの場合には、複数人の分をまとめて予約する際に、学生の人数を入力する欄が設けられていることがあります。そして、当日は同伴者も学生証の提示が必要です。

学割よりほかのプランが安いことも

バス会社で学割以外に割引サービスを設けている場合や、キャンペーンなどを実施しているときも多いです。たとえば、早割やネット割などがあります。期間限定の割引キャンペーンなどを実施していることもあるでしょう。

そのような割引サービスと学割は併用できないことが多いです。学割とそれ以外の割引サービスのどちらかを利用することになります。場合によっては、学割以外の割引サービスやプランの方がお得になることもあるため、予約する前に比較しておきましょう。

バスブックマークでは掲載されているプランはネット割プランがほとんどで、学割よりお得に予約できるプランが多数あります。

また、条件を絞ってバスの便を探すこともできます。たとえば、トイレ付きや女性安心プランなどを選択可能です。日時と発信地、到着地を選択すれば、カレンダーに近い日時のバスの便の料金も表示され、最安値の確認もできます。予算や希望する条件に応じて、さまざまなプランを比較しながら検討できるのが魅力です。

高速バスに乗るなら、ぜひバスブックマークを利用してみてください。

まとめ

高速バスの学割はバス会社によって扱いが異なります。割引率は10~30%程度で、学割制度そのものがあるかどうかバス会社によってまちまちです。

そして、学割を利用する際には、学割適用での予約が必要になります。乗車当日には、学生証や生徒手帳の提示を求められるため、忘れずに持参して行きましょう。