大学生が一人旅をするメリットは?国内でおすすめの旅行先6選!

大学生は、社会人になるための前段階として、出来るだけ多くの経験を積んでおきたいものです。中には、夏休みや春休みなど、長期休暇を利用して一人旅を検討している方もいるのではないでしょうか。本記事では、大学生の一人旅について、メリットやおすすめの行き先、旅費の節約方法などを詳しく解説します。


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大学生が一人旅するメリット

友人や恋人、家族など複数人で旅行へ行くことも楽しいですが、一人旅ならではの楽しみ方やメリットがあります。以下では、大学生が一人旅をする主なメリットをご紹介します。

計画力や決断力が身につく

一人旅は、旅行の計画から実行までを自分一人でする必要があります。旅全体の予算を決めたり、交通機関や宿泊箇所の予約をしたり、観光ルートを決めたりなど。

行きたい観光地が複数ある場合などは、どのような場所から、どういったルートで、何時までに到着できれば回りきれるかを計画的に決めていかなければ、回りきれない可能性があります。また、その計画内容は自分が一人旅にかけられる予算内で実行できるのかなども考える必要があるでしょう。

このように、一人旅は自分の『一人旅をする』という目的達成のために念密な計画を立てることから、計画力が身につきやすいのです。

また、その旅の目的は観光地を巡るものにするのか、グルメを楽しむものにするのか、それとも両方なのか、そしてその目的達成のために複数ある宿泊施設や交通手段の中でどれを選択するのかなども、自分で決断する必要があります。

単に近いから、安いからだけで決めてしまうと、せっかくの一人旅も有意義なものにならないかもしれません。それぞれある選択肢の中で、目的を達成しつつ、その時間を有意義なものにできるものは何かを考えた上で決断する必要があります。

ただ、すべて計画通りに進むとは限りません。チケットの予約方法がわからなかったり、利用予定の交通機関が急遽使えなかったり、遅延したりなどアクシデントが発生することもあるでしょう。こういったアクシデントも乗り越えるために、自分で考え、決断することで、自然と決断力が培われていくのです。

新たな人との出会いや文化に触れ視野が広がる

一人旅では、普段の生活では出会えないような、自分と異なる価値観を持つ人と出会える可能性があります。色んな人の考えやその土地特有の文化などに触れることで、視野が広がるでしょう。

また、新たに人と出会ったり、経験したりすることで、これまで自分が普通だと思っていたことが普通じゃないと気づけるなど、固定概念を壊すきっかけになることもあります。一人旅をすることで、新たな視野や考えで物事を見れるようになるでしょう。

就活にプラスに働く

前述した計画力・決断力などは特に、社会に出てからも必要とされる能力です。どういった目的で一人旅を計画したのか、アクシデントが合ったとき、どのように乗り越えたのかなどの話は、企業へのアピールとしてもリンクさせやすいです。目的を達成するための行動力や、旅先で人と触れ合うコミュニケーション能力などもアピールできれば、より就活の際に役立つでしょう。

大学生の一人旅でおすすめの行き先6選!

大学生で初めて一人旅をする方におすすめなのは、国内旅行です。海外旅行ももちろん、国内では経験できない、人や文化に触れることができますが、言葉が通じないなどのハードルがある上、求められる計画力や決断力のレベルも上がります。

そのためこちらでは、一人旅初心者さん向けに、国内旅行の中でも特におすすめの行き先6選をご紹介します。

北海道

国内旅行の行き先として、人気が高い北海道は、一人旅の行き先としてもおすすめの場所のひとつです。日本の面積のおよそ5分の1を占める北海道には、大自然が広がり、非日常を体験したり自然の神秘を肌で感じたりと、北の大地特有の体験ができます。

定番の函館・小樽・札幌だけでなく、世界自然遺産に登録された知床や、日本の最北端である宗谷岬を訪れてみるのも良いでしょう。北海道には、一人から泊まれるゲストハウスも多く、同じように一人旅で出会った人達と有意義な交流が生まれるかもしれません。

海産物やスープカレー、ジンギスカン、ラーメンなど、北海道はご当地グルメも豊富なため、現地の方々に訪ねてみると穴場の店を教えてくれるでしょう。

富士山

世界文化遺産に登録されている富士山は、古くから日本の象徴と言われている山です。およそ10万年前に誕生し、噴火を繰り返し現在の姿になった富士山ですが、信仰の対象として秘められている独特の雰囲気が、国内外の観光客を魅了しています。

体力のある学生の間に、富士登山に挑戦しご来光を拝むことをおすすめします。登山ルートは複数ありますので、自分の体力に合わせて登山もチャレンジしやすいでしょう。

登山以外にも、富士山周辺には、山中湖や忍野八海などの観光地があり、中でも忍野八海は世界文化遺産の構成資産のひとつとなっています。こちらにもぜひ足を運んでみてください。

富山

富山県の中でも、新潟県との県境に位置する立山黒部は、立山黒部アルペンルートが通っていることで広く知られています。標高数千メートルの立山連峰が連なり、夏でも山頂付近には雪が残っているため、別世界を味わえます。

4月の終わりから5月にかけて、「雪の大谷」と呼ばれる雪の壁ができあがり、たくさんの観光客が訪れます。

また、一人旅では立山黒部アルペンルートの通り抜けの他にも、みくりが池を訪れるのもおすすめです。みくりが池は、アルペンルートの最高地点である室堂にできた高山湖で、毎年7月から10月にかけて絶景が見られます。

京都

言わずと知れた日本の人気観光地であり、観光地やグルメ以外にも、日本古来の文化に触れたいなど、幅広い目的の観光客が多く訪れます。

京都には、清水寺や三千院、伏見稲荷大社などをはじめとして、ここには書ききれないほど有名な観光スポットが数多く集まっています。京都駅からバスでアクセスできるほか、地下鉄も運行されていますので、移動も大変便利です。

京都を訪れるのにおすすめの時期は、紅葉が見ごろとなる秋であり、日本の四季の変化や自然の良さを肌で感じることができるでしょう。

大阪

大阪は、日本の大都市のひとつ。一人旅で楽しみたいスポットといえば、国立国際美術館・通天閣・大阪城などがメインです。
また、大阪のミナミには日本一高いビルであるあべのハルカスがあります。最上階にある展望台は、地上300Mに位置しており、天保山の大観覧車や通天閣はもちろんのこと、天気が良ければ京都や神戸、明石海峡大橋まで見渡せることもあります。

さらに大阪には、安くて美味しいご当地グルメも多く、くいだおれの街・道頓堀で地元の人たちと雑談しながら、たこ焼きや串カツなどの名物をほおばるのも楽しいでしょう。

愛知

東京と大阪どちらからもアクセスしやすい愛知県も、観光スポットやグルメが目白押しです。

徳川家康によって建てられ、国の特別史跡に指定されている名古屋城は、本丸御殿の復元により多くの観光客が訪れています。熱田神宮は、三種の神器のひとつである草薙神剣が鎮座されており、毎年6月には熱田まつりが開かれます。
他にも、愛知県内には神社仏閣が多く、参拝することで長い歴史を感じられるでしょう。

参拝の後は、「名古屋めし」をぜひ味わってみてください。きしめん・味噌カツ・手羽先・ひつまぶしなど、どれも絶品ばかりです。

大学生ができるだけ安く旅行するには

大学生が一人旅に出かけるときは、できるだけ費用を安く抑えたいものです。では、どのような方法を使うと、安く旅行できるでしょうか。

ホテルや旅館以外の宿泊先にする

宿泊費は、旅行費の中でも大きなウエイトを占めますが、ホテルや旅館ではなく民宿やゲストハウスに宿泊すると、費用が抑えられます。

民宿は、家族経営が一般的で、実家のようなアットホームな雰囲気が魅力的です。宿の方との交流により、現地に行ってこそ知ることができる情報が聞けるかもしれません。

ゲストハウスは、基本的にドミトリーと言われる相部屋での宿泊となり、宿泊者が利用できるラウンジを設けている施設も多いことから、他の旅行者と自然に交流できる雰囲気があります。

交通手段を工夫する

目的地への交通手段を工夫することで、費用を抑えることができます。飛行機の移動であればLCC(格安航空会社)、列車の移動であれば青春18きっぷなどを使うと、格安で移動できます。
LCCは、航空会社によって料金制度が異なりますので、予約の際に確認しましょう。青春18きっぷは、利用期間が決まっていますが、学生の長期休暇に合わせて設定されていますので、大学生の一人旅でも使いやすくなっています。

交通費を抑えるのであれば、高速バスや夜行バスを使うのもおすすめです。料金が安いうえ、目的地まで乗り換えなしで移動でき、一度バスへ乗せてしまえば到着地点まで荷物の移動が不要です。夜行バスであれば夜間に乗車し、翌朝には到着していることから、この分の宿泊費もかかりません。そのため、移動や宿泊にお金をかけたくない大学生の一人旅にぴったりです。

バスブックマークでは、出発地と目的地を数多くご用意しており、ゆったりシートやトイレ付きなどお好みの条件の中から、最安値のバスを探すことができます。大学生の一人旅の移動手段を高速バスにするのであれば、ぜひご利用ください。

まとめ

大学生のうちに一人旅をすることで、社会人になっても役立つような経験ができるでしょう。充実した一人旅にするためにも、目的に合わせた計画と実行が必要です。予算にも限りがあるため、宿泊費や交通費で調整しましょう。比較的安価な移動手段として、高速バスを利用するのであれば、ぜひバスブックマークの利用をご検討ください。