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お盆期間中に夜行バスを使うメリット・デメリット
お盆の帰省方法として新幹線や飛行機を使う人は多いと思いますが、夜行バスもおすすめです。夜行バスの利用にも、それぞれメリット・デメリットがあるので紹介していきます。
メリット
夜行バスの最大のメリットは、なんといっても運賃が安いことです。飛行機・新幹線・夜行バスの運賃を「東京→大阪間」「東京→名古屋間」「大阪→名古屋間」で比較すると、以下のようになります。
区間/運賃 | 飛行機 | 新幹線 | 夜行バス |
東京→大阪間 | 12,000円~ | 14,920円~ | 8,000円~ |
東京→名古屋間 | 11,000円~ | 11,500円~ | 6,000円~ |
大阪→名古屋間 | 該当なし | 6,880円~ | 4,000円~ |
上記のように、夜行バスは飛行機や新幹線と比べると圧倒的に安価です。表にある価格は片道での価格帯なので、往復となると運賃の差はより大きなものとなります。費用をできるだけ抑えて帰省したい人には、やはり夜行バスがおすすめです。
また、夜行バスは予約さえできれば確実に座れます。たとえば新幹線では、自由席を取っても座れないケースがありますが、夜行バスはそれがありません。帰省ともなると荷物も多くなりがちの中、座れない状況はつらいものです。
さらに、夜行バスなら手荷物以外の大きな荷物を預けられます。夜行バスなら出発地で荷物を預けて降りる際に回収するだけなので、非常に楽です。飛行機の手荷物受取のような面倒な手続きも必要ありません。
デメリット
お盆の時期は高速道路が混みあうもので、夜間でも渋滞に巻き込まれることも考えられます。帰省の移動手段に乗用車を使う人も多いので、その分交通量が激増し、時間通りに到着しないことも多いです。
また夜行バスは飛行機や新幹線と違い、移動時間が長くなりがちです。新幹線と比べても2~3倍の移動時間がかかることも珍しくない中、渋滞にはまるとさらに時間がかかります。夜間に移動する夜行バスなら、渋滞に巻き込まれることは少ないですが、どうしてもほかの移動手段よりも移動時間が長いものです。
加えて、快適性が低いのも難点です。長い移動時間を狭い空間で過ごすことになるほか、前の乗客が座席を倒しているとスペースが限られます。
お盆期間中の予約の注意点
お盆の帰省方法に夜行バスを選ぶなら、以下の3点に注意してください。
・予約は早めに行う
・第2・第3希望のスケジュールも準備しておく
・続行便の有無を確認する
これらを気を付けることで、比較予約しやすくなるので、参考にしてみてください。
予約は早めに!
夜行バスは飛行機や新幹線に比べて予約を取りやすい移動手段ですが、お盆の期間中に混み合うのは変わりません。遅くとも2~3か月前に予約を取らないと、座席の確保が難しくなります。値段が上がることも考えられるため、早めの予約がおすすめです。
バス会社によって予約可能な時期は異なるため、事前に調べておくと良いでしょう。予約は遅くなればなるほど予定どおりとはいかなくなるものなので、注意が必要です。
第2・第3希望のスケジュールも準備しておく
お盆はハイシーズン中なのでどこも予約が殺到するものです。早めに予約しようとしても、予定どおりにいかないことはしばしばあります。そのため、ある程度はスケジュールの都合をつけられるよう、第2・第3希望のスケジュールも用意しておくのがおすすめです。
スケジュールを1日ずらすだけで予約ができるケースも多くあるので、予定日の前後を確認してみてください。
サラリーマンにとってお盆は平日であることは多く、有休を消化して帰省する人もいるかと思います。「この日しか都合がつかない」という状況を作らないためにも、可能なら予約してから休みを申請してはいかがでしょうか。
続行便の有無を確認する
お盆など混雑が予想される時期は、通常運行以外に「続行便」という形で臨時にバスを出す可能性が高いです。続行便の本数は、チケットの売れ行きによって決まります。
一度満席と表示されても、日を置いて確認すると続行便の予約ができることもあります。また、続行便は予告なく追加されることが多いため、満席でもあきらめずにマメにチェックしてみてください。
お盆期間中の夜行バスの乗車時間を快適に過ごすためのコツ
お盆期間中は夜間も渋滞に巻き込まれることがあります。長時間の移動でストレスを貯めないよう、事前の準備をしておくと、長い移動時間でも退屈せずに済むかもしれません。
主に以下ふたつのものを用意します。
・時間を有意義に過ごせるアイテム
・過ごしやすい服装
それぞれ解説していきます。
乗車中の時間を有意義に過ごせるアイテムの準備
夜行バスに乗車しているときは、基本やることがないため暇をつぶせるアイテムを用意しておくのがおすすめです。
あらかじめスマホに映画や音楽、電子書籍などをダウンロードしておけば、時間を有意義に過ごせます。また、充電切れに備えて、モバイルバッテリーも用意しておくと良いでしょう。
ただし、夜行バスの車内では眠っている人もいます。周囲に音や光が漏れないよう、イヤホンを付けたり、ブランケットをかぶったりして対策し、周りに迷惑をかけない配慮が大切です。
過ごしやすい服装に着替えておく
車内では体を動かせないうえ、服装によっては座っているだけで疲れることがあります。あらかじめ過ごしやすい服装で乗り込んでおき、リラックスできるようにしておきましょう。
また、夜行バスは途中でサービスエリアに停車し、休憩できる時間があります。バスを降りて歩いたり、ストレッチしたりして体をほぐせば、疲労を軽減できるでしょう。車内で足をもみほぐすなど、マッサージをするのも効果的です。
服装以外にも、座り方を変えると疲れにくいです。腰を丸めて背中を背もたれにくっつけておけば、疲労を感じにくくなります。
お盆期間中における夜行バスの選び方
お盆の移動時間を快適に過ごすには、夜行バスの選び方を知っておくのが大切です。より快適に移動したい方は、参考にしてみてください。
トイレ付きの夜行バスを選ぶ
トイレ付きバスを選なら、トイレがないバスに乗るときのストレスがなくなります。トイレのないバスを選ぶと、「急にお腹を下したら…」「吐き気を催してしまったら…」と心配する人もいるかと思います。ですがトイレ付きのバスなら、こうした心配がなくなり、トイレ休憩に間に合わなかったときのことを考えずにすみます。
また、「トイレ休憩を寝過ごして行けなかった」というケースもなくなり、行きたいときにトイレに行けます。
ストレスが胃腸に現れやすい、車酔いをしやすい方は、いざという時のためにトイレ付きのバスを選び、なるべくトイレに近い座席を選ぶと良いでしょう。
ハイクラスのシートを予約する
長い移動時間を快適に過ごすためにも、ワンランク上のシートを予約しておくのがおすすめです。ハイクラスのシートは通常のシートよりも広いため、リラックスして過ごせます。
広いシートにはいくつか種類があるので、詳しくは以下の記事をチェックしてください。長距離移動に適したシートの種類を、それぞれ特徴やメリット・注意点を紹介しています。
「長距離移動にもおすすめ!広い座席の夜行バスの種類をご紹介」
また、ハイクラスのシートは広いだけではないさまざまな工夫があります。
・プライベートカーテン
・低反発の枕
・Wi-Fi
・充電設備あり
などが備え付けられたバスがあり、よりリラックスできる空間が整えられています。
ただし、ハイクラスシートは通常のシートよりも1,000円~5,000円ほど価格が高くなります。バス会社の公式サイトや口コミなどでハイクラスシートの詳細を調べ、価格と快適度が釣り合うかを考えてから予約しましょう。
長距離移動を快適に過ごせる夜行バスやシートを探すなら、『バスブックマーク』がおすすめです。東京や大阪といった主要都市を結ぶ便を中心に、夜行バスを含む様々なタイプのバスを選べます。
また、トイレ付き、女性専用、ゆったりできる特別なシートなど、リーズナブルなバスからハイランクなバスまで、お好みのバスに乗車可能です。お盆に夜行バスの利用を考えている方は、『バスブックマーク』を利用してみましょう。
まとめ
お盆の期間は飛行機や新幹線などが混み合うため、席が確実に確保できて運賃も安い夜行バスがおすすめです。渋滞に巻き込まれるリスクや快適度の低さ、移動時間の長さといったデメリットはありますが、バス選びや乗車中の過ごし方によって、移動時間を快適に過ごせます。
なかにはトイレ付きのバスや女性専用のバスもありますが、そういったバスは値段も上がるものなのです。自分に適した用途のバスを選ぶことが大切です。バスブックマークで探してみてはいかがでしょうか。