夜行バスで寝過ごした!対処法と寝過ごしを防ぐ方法を紹介

夜行バスで寝過ごしてしまうのは困りものです。運転手さんが起こしてくれることはないので、しっかり寝過ごし対策をしましょう。 この記事では、夜行バスで寝過ごしてしまう原因や対処法、寝過ごしの予防法まで、詳しくご紹介します。


この記事は約6分で読み終わります。

夜行バスでは寝過ごしに注意!自分自身で対策を

夜行バスで寝過ごしやすい理由と、寝過ごしたときの対処法を紹介します。

夜行バスで深く眠り込み、目的地を寝過ごしてしまう方は多いです。いざというときに慌てないよう、夜行バスの乗り方の注意点をしっかり理解しておきましょう。

夜行バスの運転手は起こしてくれない

夜行バスは、車内で眠っている間に長距離を移動できる便利な交通機関です。しかし、夜行バスでは眠っている乗客を降車予定地で起こすサービスは行っていないため、乗客1人ひとりが寝過ごしに注意する必要があります。

ほかの路線バスや電車も眠っている乗客を起こして回ることはないので、寝過ごしは乗客の自己責任と考えてください。

とはいえ、夜行バスでも乗客が寝過ごさないように配慮を行っています。たとえば、夜行バスが目的地のバス停に到着する前に下車のアナウンスを車内に流しているので、聞き逃さないように注意しましょう。

夜行バスで寝過ごしたときの対処法

夜行バスで寝過ごした場合、乗り越した区間に応じた乗車料金を支払う必要があります。夜行バスは事前に乗車賃を支払うのが一般的で、乗車前に降車予定地までの料金を支払います。

乗り越した場所が降車予定地と同じ運賃の区間であれば、追加分の運賃は発生しません。ですが料金がオーバーしている場合は追加分の運賃を支払う必要があるので、寝過ごしにはくれぐれも注意をしてください。

夜行バスで目的地を寝過ごしたら、電車や路線バス、タクシーなどの別の公共機関を使って目的地へ向かうことになります。この場合の費用は、もちろん乗客が支払う必要があります。

夜行バスに乗車する際は万が一の寝過ごしに備えて、ある程度の現金を持ち歩くことをおすすめします。

また夜行バスで寝過ごすと、目的地までの変わりの交通機関の確保が難しい場合があります。たとえば、夜行バスは夜中に運行するため、乗り過ごしに気がついても、ほかの公共機関が運行してないかもしれません。降車場所の付近に発着所がない場合は、最寄りの駅やターミナルなどの近くまで追加分の運賃を支払い乗り越す必要があります。

夜行バスで寝過ごしてしまう原因は?

夜行バスで寝過ごしてしまう原因を紹介します。

飲酒

夜行バスで乗客が寝過ごしてしまう原因でまず上げられるのが、お酒による影響です。

お酒を飲む寝過ごすリスクが高くなります。お酒を飲むとリラックスでき、夜行バスの車内でも過ごしやすくなると考える人は多いでしょう。しかし、お酒や乗り物酔いによる体調不良も起こりやすいので、夜行バスに乗車する前の深酒はやめましょう。

乗車中に飲酒できる夜行バスでも、量はほどほどを心掛けることが大事です。また、お酒の臭いで他の乗客の方に迷惑をかける可能性もあるので、注意しましょう。

車内の温度

夜行バスの車内の心地良い温度や空調も、深い眠りに誘って寝過ごす一因です。

人間の身体は暖まると放熱を始め、体温が下降する過程で眠気が強く生じる仕組みです。暖かい夜行バスの車内で過ごしていると、寝る気がなくても眠ってしまうため、注意しましょう。

バス車内の温度は、エアコンの送風口の向きによって調整することが可能です。寝過ごしを防ぐためにも、身体を暖めすぎないように工夫をしてみてください。

バスの振動

夜行バスの振動も、強い眠気を催して寝過ごしてしまう原因のひとつです。

人間の身体は、連続した一定の揺れにさらされると心地良いと感じ、眠気が催される傾向があります。赤ちゃんがゆりかごに揺られて、すやすや眠ってしまうのと同じ原理です。

夜行バスでは乗客が長時間乗っても快適に過ごせるように工夫がされています。車内のリラックス感と振動が相まって眠りが深くなるので、寝過ごしに注意しましょう。

聴覚・視覚の遮断

夜行バスの乗車中に聴覚や視覚を遮断してしまうと、寝過ごしやすくなるので要注意です。

特に退屈しのぎにイヤホンを使って音楽などを聞いていると、雑音が遮断されることで眠気が強くなる傾向があります。また運転手さんの降車アナウンスを聞き逃してしまうケースも多く、寝過ごしやすくなります。

また窓にカーテンを引いたり、照明が消えて社内が暗くなったりすると、バス車内の変化にも気がつきにくく、降車するタイミングを逃してしまいます。

夜行バスでの寝過ごしを防ぐ4つの方法

夜行バスに乗るときの寝過ごしを防ぐ方法を4つ紹介します。

ちょっとしたひと工夫で寝過ごしを予防できるので、ぜひ試してみてください。

1.バスの座席を工夫する

寝過ごしを防ぎたい場合は、バスの座席選びや使い方を工夫するとよいでしょう。

夜行バス初心者の寝過ごし対策でおすすめの座席は、バスの前方座席です。眠っていても運転手のアナウンスを聞き取りやすく、前方の視界が広いため外の状況がわかりやすいというメリットがあります。

また入り口の付近であるため、乗客の乗り降りに気づきやすいでしょう。眠っていてもバス停に着いたときに目覚めやすく、寝過ごしにくい座席だといえます。

夜行バスを予約する際に、バスの窓側の席を選ぶのもひとつの選択です。カーテンから漏れた朝日が顔にあたれば、自然と目覚めが訪れるでしょう。

背もたれを大きくリラックスすることで眠りが深くなる可能性があるので注意が必要。リクライニングシートは倒しすぎず、ほどほどを心掛けましょう。

2.スマホを利用する

夜行バスの寝過ごし対策に、普段から持ち歩いているスマホを活用しましょう。

スマホのアラームや目覚ましアプリは、寝過ごし対策の心強い味方です。夜行バスではまわりの乗客に配慮して、バイブレーションでお知らせしてくれる機能やイヤホンを使って音漏れしない機能がついているアプリを選んでください。

指定した目的地に着くと起こしてくれる、「寝過ごし防止アプリ」もおすすめです。

3.食べ物や飲み物を工夫する

食べ物や飲み物を上手に選べば、車内での眠気覚ましが可能です。

車内で起きていたいときは、ガムや清涼系のタブレットなど、おやつを口に入れることをおすすめします。特にガムは噛むことで脳を刺激し、覚醒を促す効果が期待できます。眠気覚ましには、ミントなどの刺激成分を含むものを選ぶと良いでしょう。

夜行バス車内での眠気覚ましには、冷たい飲み物を飲むのも効果的です。冷たい飲み物は感覚神経を刺激して眠気を防ぐ効果があるため、ぜひ試してみてください。

ただし夜行バスの車内での飲食は、まわりに迷惑をかけないのが原則です。夜行バスでは眠りたい人が多いので、匂いの強いものや飲食の際に大きな音がでる食べ物は控えましょう。

夜行バス運行中は、振動や強い揺れを受ける可能性もあるため、飲み物はペットボトルなど、飲み残してもこぼれない商品を選んでください。

4.集中できる作業を行う

乗り物酔いに強い人なら、車内で集中できる作業をして眠気を飛ばすという対策方法もあります。

読書やスマホのゲーム、パズル、脳トレなどもおすすめです。脳を活性化させることで深い眠りにつくのを防ぎ、寝過ごしを予防しましょう。

ただし、深夜帯は、スマホの明かりがまわりの眠っている乗客の迷惑になるので気をつけてください。

まとめ

夜行バスで寝過ごした場合、余計な時間や費用がかかってしまうため、寝過ごさないように予防することが大切です。バス会社は乗客を目的地到着時に起こしてはくれませんので注意しましょう。

夜行バスでの寝過ごしはちょっとした工夫で防げるので、夜行バスで快適な旅を楽しむために、この記事で紹介した寝過ごしの対策方法を試してみてはいかがでしょうか。