夜行バスでパソコンは使用できる?マナーと注意点を説明

夜行バスを利用する方の中には、仕事などでパソコンを持ち運ぶ必要のある方もいるでしょう。 移動中にも作業ができれば効率的ですが、マナーや環境面としては大丈夫なのでしょうか。 今回は、そんな気になる夜行バスでのパソコン使用のルールや気を付けることについて解説します。作業しやすいバス選びのポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


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夜行バスでパソコンは持ち込めるの?

そもそも、夜行バスの中にはパソコンを持ち込んでも良いのでしょうか。

まずは夜行バスのルールや環境面について解説します。

パソコンの持ち込みのルール

パソコンは、基本的に預け荷物としては持ち込むことができません。

多くの夜行バスには、荷物を預けることができるトランクルームが設置されていますが、トランクルームは振動や外気温の影響を受けやすい構造になっています。

パソコンやカメラなどの精密機械は、衝撃や温度差によって破損する可能性があるとされているため、夜行バスを利用する際は手荷物として車内に持ち込みましょう。

ただし、振動などによる破損に関しては自己責任ですので、パソコンを守るために専用のケースに入れておいた方が良いでしょう。

パソコンを使える環境は整っているの?

長時間の移動中にパソコンをする場合には、作業の途中で電源が切れないように、コンセントの有無は重要でしょう。

現在の高速バスや夜行バスは、ほとんどの車両にコンセントが設置されています。

種類は通常のコンセントタイプとUSBタイプの2種類を採用しているのが一般的なので、同時にスマートフォンやタブレットPCの充電も可能です。

しかし、車両のタイプによってはコンセント類が設置されていない場合もあります。必要性が高いときには、事前に利用するバス会社に確認すると良いでしょう。

また、クラウド機能やメールの利用が必要な場合には、無線LAN(WiFi)の有無も確認しておかなければなりません。

こちらに関しても、バス会社や車両によっても異なるため、公式HPか電話でチェックする必要があります。

設置されている場合には、接続するための操作方法や利用規約も一緒に確認しておくとスムーズに利用できるでしょう。

フリーWi-Fiのセキュリティ面は以前と比べると強化されていますが、情報漏洩などのトラブルが起きないとはいいきれません。

そのため、利用時にはできる限りプライバシーに関わる情報や、クレジットカード番号など機密性の高い情報は扱わない方が良いでしょう。

夜行バスでパソコンを使用する際の注意点!

夜行バスで移動中にパソコンを使用する際は、いくつか注意点もあります。

ほかの乗客や自身が困らないためにも、気をつけるべき点について解説しましょう。

乗車マナーに気をつける

パソコンを使用する際は、周囲の迷惑にならないように配慮しなければなりません。

特に夜行バスの場合は、パソコンの光漏れはほかの乗客の睡眠の妨げにもなります。カーテンや仕切りがあっても、隙間などから光が漏れる可能性があるため気をつけましょう。

また、パソコンから出る音に関しても注意が必要です。

音楽や動画を視聴する際には、イヤホンやヘッドホンを使用し、音が漏れないように適切な音量に設定しましょう。

文章作成時などには、キーボードを叩く音が鳴ってしまうこともあります。トラブルに発展する可能性もあるため、できる限り音が外部に聞こえないよう配慮しましょう。

完全消灯時間にはパソコンの使用をやめるなど、ルールが設けられている場合もありますのでマナーを守って使用するようにしてください。

乗車マナーに関しては、バス運営会社から利用案内が公開されていますので、乗車前に確認しておくと良いでしょう。

使用の際は車酔いなど体調に気をつける

夜行バスの走行中は車内が揺れることもあり、車酔いしやすい環境にあります。バスでの移動中にパソコンを使い続けるのは、体にとって負担になる可能性があるので注意しましょう。

また、揺れる画面を見ながらの作業は、普段以上に目の疲れもともないますので、酔いやすいだけではなく疲労感も増します。

さらに、パソコンの操作は膝の上で行うことが多くなりますので、この点も普段より疲れやすい要因になるでしょう。

これらの対策としては、事前に酔い止めを準備しておき、こまめに休憩を取ることが大切です。

しかし、いざ集中してパソコンを使っていると、ついつい休みを忘れることがあると思います。

そこで、消音でのアラーム機能などを利用することで時間を把握しやすくなり、適宜休息を設けることができるでしょう。

夜行バスは、基本的に停留所やサービスエリア以外の場所に止まることはできません。走行中に気分が悪くならないように気をつけましょう。

充電器やアダプターの取り忘れ

夜行バスの忘れ物として定番なアイテムが、充電器やアダプター類です。

バス運営会社によって忘れ物が保管される可能性は高いですが、気づいたタイミングによってはすぐに回収できないことがあります。

取りに行けないときは買い直す必要もありますが、購入できる店舗が近くにないという場合もあるでしょう。

充電ができなければ、移動先でパソコン作業ができないという事態になってしまいかねません。

そのような困った事態にならないためにも、夜行バスでパソコンを使用した後は必ず充電器やアダプターの取り忘れがないか確認してください。

快適にパソコンを使うには?夜行バス選びの3つのポイント

夜行バスでのパソコン操作は周囲に気を使う必要があるうえに、体への負担も考慮しなければなりません。

そこで、できる限り快適に作業をするため、夜行バスを選ぶポイントについて紹介しましょう。

1.隣席のない独立3列シートのバス

独立3列シートは、通常のタイプと比べて座席が離れているため、光や音漏れの対策がしやすくなります。

また、隣席がないことでスペースにゆとりができるため、作業自体を快適に行えるでしょう。

2.後部座席の指定やカーテン付きのバス

パソコン画面のライトは、自分より後方の座席に影響しやすいため、最後部の座席が指定できると光漏れの不安を軽減できます。

ただし、左右の乗客への配慮は必要です。カーテン付きのバスであれば、隣への光や音漏れ対策にもなるでしょう。

乗客に配慮できると同時に、パソコンの画面を覗かれる心配も少なくなるので、プライバシー保護の面でもおすすめです。

しかし、周囲をまったく気にしなくて良いという訳ではありません。パソコンの明るさや音量を高めに設定にしていると当然周りにも影響を与えますので、できる限り乗客の迷惑にならないように注意しましょう。

3.コンセント付きのバス

多くの高速、夜行バスにはコンセントが付いていて充電の心配はいりませんが、中には設置されていないタイプもあります。

今回紹介した3つのポイントを押さえたバスであれば、標準タイプに比べるとパソコンが使いやすくなりますが、毎回運営会社に確認するのも大変でしょう。

そこで、希望のバスを探すならバスブックマークがおすすめです!

「3列(独立シート)」「座席指定」「コンセント」「無線LAN」などの条件をチェックするだけで、簡単に希望どおりのバスを検索することが可能です。

出発地と到着地、乗車日を入れて検索するだけで対応するバスの残席数、さらには最安値情報も知ることができます。

高速バス、夜行バスを効率的に予約できるバスブックマークをぜひご活用ください。

まとめ

今回は、夜行バスでのパソコン使用について解説しました。

パソコンは手荷物として持ち込むのが基本ですが、振動で落としたり破損したりしないように十分に注意しましょう。また、光や音でほかの乗客の迷惑にならないように配慮することも大切です。

少しでも快適にパソコンを使うために、座席やカーテンなどの環境が整ったバスを利用しましょう。