はじめての夜行バス!安全のためにできる対策5選

夜行バスを利用したいと考えていても、交通事故や車内トラブルなどが心配で夜行バスの利用を控えている人もいるのではないでしょうか。 しかし、夜行バスはほかの交通手段よりもリーズナブルで、滞在先での時間を有効に使えるため、可能ならば夜行バスを利用したいと考えている人も多いはず。 この記事では、夜行バスを安全に利用するための対策や、安心して乗車できる夜行バスの選び方をご紹介します。


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夜行バスに乗る際の4つの不安

夜行バス利用を検討している人が感じている不安は、主に以下の4つがあげられます。

・交通事故が起きないか
・貴重品が盗まれないか
・女性一人でも大丈夫か
・夜中にバスターミナルでバスを待つ不安

ひとつずつ解説していきます。

1.事故が起きないか不安

平成24年度に国土交通省が発表したデータによると、高速道路で発生した事故の中で、バスが起こした件数は60件で、全体の0.90%でした。

ちなみに、普通乗用車は3722件の56.6%、バイクは202件の3.1%です。バスが起こした事故はほかの交通手段に比べると明らかに低いことがわかります。

出典:バスに関する交通事故統計データウェア(国土交通省)

バスによる事故は少ないとはいえ、過去には夜行バスによる悲惨な事故が起きており、そのニュースを覚えている人ならば不安を感じてしまうのも無理はありません。

また、飛行機や新幹線では大きな事故がほとんど起きていないことも、夜行バスを利用する不安を高めている一因となっているでしょう。

2.貴重品が盗まれないか不安

夜行バスは走行中に眠っている人が多いため、油断していると貴重品が盗まれてしまう恐れがあります。

犯人が乗客の中にいる場合もありますが、サービスエリアで休憩している際に、乗客ではない人がバス内に入りこんで貴重品を盗むケースも少なくありません。

また、貴重品だけでなく個人情報の盗難にも注意が必要です。休憩時に席を離れた際に手帳や自宅の鍵を盗まれるケースもあります。

3.女性一人での利用が不安

また、女性一人での利用を狙った犯罪も後をたちません。痴漢や盗撮など、女性側がどれだけ気をつけていても被害にあってしまうケースがあるため、夜行バスの利用を慎重にならざるを得ないのが現状です。

のちほど詳しくご紹介しますが、女性一人でも安心して利用できる夜行バスもたくさんありますので、被害を予防するための対策が取られている夜行バスを選びましょう。

4.夜中にバスを待つのが不安

夜行バスは深夜に走行するため、出発時間が0時前後になることも珍しくありません。

0時前後ともなると、ほとんどのお店が閉店しているため、周辺が暗くなった路上でバスを待たなければなりません。

友達や家族と一緒であれば、不安もいくらか紛れますが、一人で行動している場合はさまざまな心配事が頭をよぎってしまうでしょう。

こうすれば不安解消!夜行バスでの安全対策5つ

夜行バスの利用は便利な反面、さまざまな不安要素があるため、ひとつずつ対策をとる必要があります。

ここでは、夜行バスを安心して利用するための対策を5つご紹介します。どの対策も簡単にできるものばかりですので、ぜひ試してみてください。

1.事故防止システムがあるか

バス車両に以下のような事故防止システムが搭載されていると、さまざまなトラブルを予防してくれるため安心して乗車できます。

・衝突防止補助システム
・眠気検知センサー
・ドライブレコーダー

バスの種類によって搭載されているシステムが異なりますので、乗車するバスにどのような装備がされているかは、バス会社のWebサイトで確認しましょう。

また、乗車前の車両点検や定期点検整備が確実に行われているかも重要です。定期点検整備は法律によって3ヶ月ごとに実施が定められていますが、バス会社によっては3ヶ月よりも短いスパンで行っているところもあります。

事故を未然に防ぐための取り組みがしっかりと行われているバス会社を選ぶと、事故の不安を払拭できるでしょう。

2.運転手の体調管理ができているか

長距離を走行する夜行バスは、バス車両の整備だけでなく、運転手の体調管理も重要です。

なぜなら、運転中に体調が悪くなってしまうと、大きな事故を起こしてしまう恐れがあるからです。

乗車するバスの運転手は2名体制か、数時間ごとの休憩が設定されているかなど、記載をチェックしておきましょう。

また、以下の検査を定期的に実施しているとさらに安心です。

・SAS(睡眠時無呼吸症候群)
・スクリーニング検査
・脳ドック
・濫用薬物スクリーニング検査

そのほかにも、日頃から運転手の健康管理に気を配っているバス会社もあります。

専属の保健師や管理栄養士を採用し、食事指導や運動指導だけでなく、メンタルヘルスの相談なども行い、運転手が自身の体調について気軽に報告できる環境を整えています。

このような情報は、バス会社のWebサイトで調べられますので、ぜひチェックしてみてください。

3.貴重品は自分の手元に置く

バスに乗車する際は、必ず貴重品を自分の手元に置いておきましょう。

眠る際は、貴重品を肩に掛けられるバッグに入れ、抱えておくと盗難を防止できます。

手荷物は足元に置いておくだけでは盗まれる恐れがあるため、カラビナやワイヤーロックなどで座席の持ち手やネットに固定しておくと安心です。

また、すべての現金を財布に入れておくと、盗まれたり落としたりしたときに大変ですので、手荷物バックやスーツケースなどに分散して入れておきましょう。

最近ではコンビニATMや、キャッシュレス決済ができるお店も増えています。盗難を防ぐためにも、滞在先についてからお金をおろすのもおすすめです。

4.女性専用のバスを使う

同じ行き先のバスが複数ある場合は、女性専用のバスを利用しましょう。

女性専用バスがない場合でも、予約ページに「女性安心」といったマークがついているものを選ぶと、となりの席が女性になるように配慮してくれたり、カーテンがついていたりするので、安心して過ごせるでしょう。

また、座席は通路側や運転手さんに近い場所を選ぶと、万が一何かあったときに逃げやすく、異変にも気付いてもらいやすくなりますよ。

5.夜行バスの周辺環境を確認する

夜行バスは深夜に出発し、早朝に到着するため、バスターミナル周辺のお店が開いていないことも珍しくありません。

事前にバスターミナル周辺で時間をつぶせる場所がないか確認しておくと、安心して過ごせますよ。

また、バス会社によっては専用のラウンジやパウダールームを利用できるところがあります。バスターミナルに設置された公共施設は混雑する恐れがありますが、専用ラウンジなら着替えや歯磨きなどをゆっくり済ませられるので、時間まで快適に過ごせるでしょう。

安全な夜行バス選びをするならオンラインサイトでしっかり探そう

安全な夜行バスを選ぶためには、事前調査が重要です。バスの設備や運転手さんの体調管理、バス車内の座席など、しっかり調べてから夜行バスを選びましょう。

もし、たくさんあるバス会社からどれを選んだらいいかわからない場合は、バスブックマークがおすすめです。バスブックマークならあなたにぴったりの夜行バスを探すことができますよ。

バスブックマークなら、「女性専用車」「座席指定」など、細かい条件を付け加えての検索も非常に簡単です。

夜行バスを探すときはぜひバスブックマークを利用してみてください。

まとめ

夜行バスを利用する際、事故や窃盗などに合ってしまう恐れがあります。夜行バスでのトラブルを防ぐためには、安全対策をしっかり実施しているバス会社を選びましょう。

また、貴重品を肌身離さず持ったり、荷物を南京錠などで固定したりするのも効果的です。

ぜひ今回の記事を参考にして、安全な夜行バスの旅を楽しんでください。