就活生&サラリーマン必見!夜行バスでスーツを運ぶためのポイント

就職活動や出張など、スーツを着用してバスなどの公共交通機関に乗る機会は意外と多いものです。しかし、夜行バスではスーツを着たまま乗車することはおすすめできません。 今回は夜行バスにスーツを着用せずに乗った方が良い理由と、かしこくスーツを持ち運ぶ方法を解説します。スーツを着たまま乗車しなければならない場合の対策についても紹介していますので、ぜひチェックしてください。


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夜行バスでスーツは着ないで乗ろう

「着替えるのが面倒だから」などの理由で、夜行バスにスーツを着たまま乗車しようと考える方も多いでしょう。確かに目的地へ早朝に到着した後に着替えたり、着替える場所をわざわざ探したりするのは少し面倒なものです。

しかし、スーツを着用して夜行バスに乗るのは避けたほうが良いでしょう。

スーツで乗るとシワだらけに…

スーツを着たまま夜行バスに乗らないほうが良い理由は、シワだらけになってしまうためです。

夜行バスでは長時間座ったり、リクライニングして横になったりするため、スーツにシワが寄ることがあります。たとえ気をつけていたとしても、意図せずシワが入ることもあるでしょう。

就職活動や出張などの事情でスーツを着ている場合、バス降車後に面接や面談、商談などの大事な用事があることがほとんどではないでしょうか。

重要なシーンでシワのついたスーツを着ていると、相手にだらしない印象を与えてしまいます。自分自身のモチベーションも上がりにくくなってしまうでしょう。

また、食事の際に思いがけずに汚したり、長時間の乗車で汗をかいてニオイが気になったりするかもしれません。フィット感のあるスーツを着たままだと緊張して体に休まらず、ゆっくり寝られないことも考えられます。

スーツを着たまま夜行バスに乗ることはシワが寄るだけでなく、さまざまな懸念が考えられます。できれば着用せずに乗車するのがおすすめです。

リラックスできる服装がベスト

夜行バスに乗るときは車内では楽な服装で過ごすようにして、スーツは目的地に到着後、着替えるようにしましょう。

とくに面接や面談などが控えている場合、心を落ち着かせて備えたいものです。楽な服装を着ておくことで、スーツにシワをつけずにすむだけでなく、心も体もリラックスして過ごすことができます。

あらかじめ降車後に着替える場所に目星をつけておくと、スムーズに着替えられます。デパートなど大きめの商業施設のトイレは、着替えができるフィッティングボードが設置されていることが多いため、確認しておくと良いでしょう。

着替えの荷物が移動の邪魔になる場合は、駅のコインロッカーに預けておくと安心です。どうしてもコインロッカーが見つからない場合は、コンビニから宅配便で自宅へ送り返す手段もあるため、覚えておくと良いしょう。

夜行バスでスーツを持ち運ぶ方法

それでは夜行バスに乗車する際、スーツはどのような方法で持ち運べば良いのでしょうか。キャリーバッグなどに押し込むとシワが寄ってしまうため、おすすめできません。シワの寄りにくい、上手な持ち運び方法を知っておきましょう。

ガーメントケースに入れる

スーツにシワが寄らないように持ち運ぶには、ガーメントケースを使う方法がもっともおすすめです。ガーメントケースとはいわゆるスーツカバーのことで、シワを予防してスーツを持ち運べます。

使い方はスーツをガーメントケースのハンガーに掛け、ふたつに折りたたむだけと非常に簡単です。スーツを雑にたたむとシワになるため、丁寧にシワを伸ばしながら入れるのがコツです。

ただし、持ち運ぶときに雑に取り扱うと、シワが寄りやすくなるため注意が必要です。トランクに収納するとほかの荷物などにつぶされ、シワが大きく寄ってしまうおそれがあります。車内持ち込み品として、手元に置いておくのがおすすめです。

座席の近くにハンガーフックがあれば掛けておくと良いでしょう。夜行バスでは窓際のシートにハンガーフックがある場合が多いため、座席指定ができるのであれば窓際を選択しておくと安心です。

ガーメントケースはほとんどの場合、スーツ購入時に付属しています。もしなくしたり、付属していなかったりといった場合、市販のガーメントケースを購入して使うのもおすすめです。持ち運びしやすい、細々としたアイテムをしまえるなど機能性に優れたものや、おしゃれなタイプもあり、自分に合ったガーメントケースを選びましょう。

シワ取りスプレーを持ち歩く

スーツのシワを防ぐガーメントケースですが、たたみ方や入れ方によってはどうしても思わぬシワができてしまうことがあります。出先ではアイロンをかけることもできず、もちろんクリーニングに出している時間はありません。

そんなときに活躍するのがシワ取りスプレーです。シワ取りスプレーは気になるシワにシュッとスプレーするだけでシワを伸ばしてくれる、優れたアイテムです。

100円ショップやコンビニなどで購入できるので、バッグの中に忍ばせておくと良いでしょう。少し湿るくらいにしっかりとスプレーし、シワ部分を伸ばすのがうまくシワを取るコツです。乾くころにはすっかりシワが消えているでしょう。消臭効果があるスプレーもあり、汗などのにおいが気になる方にもぴったりです。

もしシワ取りスプレーが手元にない場合には霧吹きで少量の水やお湯をスプレーしても、似たような効果が得られます。ただし、濡らしすぎると乾きにくくなる点に注意しましょう。

あわせてエチケットブラシを使うと汚れを落としたり繊維の流れを整えたりすることができ、スーツをより見栄え良くしてくれます。シワ取りスプレーとあわせ、身だしなみアイテムとして用意しておきましょう。

スーツを着て乗らざるを得ない場合

ここまでスーツを着用せずに夜行バスに乗ることについて解説してきましたが、どうしてもスーツを着て乗車しなければならないこともあるかもしれません。

そんなとき、できるだけスーツにシワをつけずに乗車する方法について紹介します。

ジャケットは必ず脱ぐ

まず、ジャケットは必ず脱ぎましょう。ジャケットはシワが寄りやすい上に、シワが目立ちやすく、面接や面談の際に相手にあまり良い印象を与えません。座席のそばにハンガーフックがあれば掛けておくのがおすすめです。

掛ける場所が見当たらない場合はシワが寄りにくいようにたたみ、網棚に置いておきます。降車の際に忘れないよう注意しましょう。

ジャケットを脱いだ後に体温調節がしやすいよう、ストールなどを用意しておくと快適に過ごせます。ブランケットを貸し出しているバスもありますが、あらかじめ自分で用意しておくと安心です。

また、シワが寄りにくい素材のスーツを選ぶと、夜行バス乗車時だけでなく、さまざまなシーンでシワを気にせず過ごせます。ポリエステルなど化繊の素材はシワがつきにくく、形状記憶タイプも多く出ているので、スーツを選ぶ際には選択肢に入れると良いでしょう。

座る姿勢にも注意

ジャケットを脱いだ後もシャツやボトムスにシワが寄らないよう、なるべくまっすぐした姿勢で、浅く腰かけるのがコツです。足を組むとシワが寄りやすくなるため、注意しましょう。

腰にはクッションを当てておくと、安定して座りやすくなります。ネックピローなどを使い、少しでも楽な姿勢でまっすぐに座れるように工夫することがポイントです。

まとめ

スーツを着たまま夜行バスに乗るのは、シワが寄るだけでなく、ゆっくりと休めない、汚れやにおいがつきやすいなどの理由から避けたほうが良いでしょう。

乗車中は着慣れた服で過ごし、降車後にスーツに着替えるのがおすすめです。夜行バスではリラックスし、その後の就職活動や出張に備えたいですね。