夜行バスで歯磨きはできる?タイミングや便利グッズについて

夜行バスを利用するときに迷うのが、身支度をどのタイミングで行ったらいいのかという点です。とくに、歯磨きはどこでするべきかわからない方は多いのではないでしょうか。 今回の記事では、夜行バスに乗車する際に歯磨きを行うタイミングや場所、おすすめの歯磨きグッズを紹介します。夜行バスに乗る前に、ぜひチェックしてください。


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夜行バスで歯磨きはできるの?

自宅から直接夜行バス乗り場へ向かうのであれば、自宅で歯磨きを済ませてから出発できます。しかし、仕事や学校などに出掛けたあと、そのまま夜行バスに乗る場合、どこで歯磨きができるのでしょうか。

基本的には出発前に終わらせておきたい

歯磨きは、できるだけ夜行バスが出発する前に済ませておきましょう。トイレ付きのバスであれば洗面所が備わっていることもありますが、付いていないバスもあります。また、車内に洗面所があったとしても、使いたい人が多いと混雑してしまいます。

出発前に歯磨きを済ませておくと、荷物を減らすことができるうえ、出発まで時間に余裕をもって過ごせるようになります。

休憩で寄るサービスエリアで歯磨きする

夜行バスの乗車後に歯磨きをする場所としてよく使われるのは、休憩時に立ち寄るサービスエリアにあるお手洗いです。夜行バスでは、2、3時間に1回休憩時間が設けられます。これは、厚生労働省が推奨しているルールにのっとっているためです。

休憩時間の長さは10分から20分ほどありますので、この時間であれば十分歯磨きをすることができます。夜行バスのプランによっては、アメニティとして歯磨きセットが受け取れることもあります。アメニティがないプランは、歯ブラシや歯磨き粉を持参するのを忘れないようにしましょう。

サービスエリアの売店が開いている時間帯ならば、万が一忘れても購入できますが、夜行バスが運行する時間帯では売店が閉まっているケースがほとんどです。忘れずに持っていきましょう。

夜行バス利用中の歯磨きをするタイミングについて

夜行バスを利用する際、歯磨きのタイミングは次の3通りのどれかで行うことがほとんどです。

休憩に寄るパーキングエリア・サービスエリアで歯磨きする

先ほど解説したように、歯磨きの場所として多くの乗客が選ぶのは、休憩時間に立ち寄るサービスエリア・パーキングエリアのお手洗いです。近年のサービスエリアは、衛生管理がしっかり行われていますので、安心して歯磨きができます。

夜行バスは移動距離によって休憩回数が異なるため、乗車前に確認しておきましょう。実車距離(お客様を乗せて走る距離)が500kmを超えると、合計で1時間以上の休憩が必要とされています。1時間の休憩は、1回20分以上で分割されることもあります。

サービスエリアなどで歯磨きをするときは、休憩時間内に終わってバスに戻れるよう、時間配分に注意しましょう。サービスエリアによっては、手を洗う洗面台とは別に、歯磨き用の洗面台が設けられているところもあります。

車内のトイレで済ませる

サービスエリアのお手洗いに行く時間が取れない、もしくは手早く歯磨きを済ませたい場合は、車内のトイレやパウダールームの利用がおすすめです。

ただし、車内のトイレは広さが限られていて、使い勝手が良いとはいえないところもあります。さらに、到着直前などはトイレを利用したいほかの乗客が順番待ちをすることもありますので、利用するタイミングには注意しましょう。

バスによっては、お手洗いとは別にパウダールームを設けている車両もあります。車内にパウダールームがあれば、お手洗いではなくそちらを利用しましょう。

水を使わない歯磨きグッズで済ませる

場所を選ばず、水がないところでも歯磨きができる便利なグッズも市販されており、このようなグッズを使って歯磨きを済ませるのもひとつの方法です。

どのようなグッズがあるのかについては後述していますので、ぜひ参考にしてみてください。

夜行バス利用におすすめ!水なしで歯磨きできる便利グッズを紹介!

お店にはトラベル用の便利グッズが販売されていますが、歯磨きについてもグッズがたくさんあります。ここで紹介しているグッズは、どれも水なしで歯磨きができるものばかりです。

旅行用としてだけでなく、自然災害などの防災に備えて家庭に保管するのもおすすめです。用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

歯磨きシート

ペーパータイプの歯磨きシートは、イメージとしてはさらっとしたウェットティッシュのような商品です。商品によっては指サックの形をしていて、指にはめて使うものもあります。

汚れを拭き取るような感覚で歯を磨いて、口臭や歯垢を除去する効果も期待できます。水がなくても場所を選ばず使えるため、夜行バスの中でさっとリフレッシュしたいときに重宝します。

各メーカーからいろんな商品が販売されており、入っている成分も商品によって異なります。口臭が気になる場合には、緑茶ポリフェノールが入った商品を選ぶと良いでしょう。

なた豆エキス入りの歯磨きシートは、口の中を浄化するのに役立ちます。口臭の原因である汚れを浄化すると、口臭予防につなげることができます。

歯磨きシートは、直接口に入れて使うものですので、食品用成分が配合された商品を選ぶと安心です。低刺激なものや、アルコールが含まれないもの、無香料、無着色のものがおすすめです。

また、できれば厚手で大きめサイズのシートを選ぶと使いやすいでしょう。薄いものですと、すぐ破れてしまう恐れがあるほか、小さいものは口の中が拭きにくく、使い勝手が良くないためです。

マウスウォッシュ

口の中の菌を除去して口臭を防ぐタイプや、口内トラブルを予防できる医薬部外品など、マウスウォッシュもバリエーションが広がっています。家の中で使っている方が多いのではないでしょうか。

自宅で使いやすいボトルタイプ以外にも、旅行用に1回分ずつ包装されたタイプがあるため、持ち運びに便利です。使う目的としては、口臭予防・虫歯予防・歯周病予防などがあります。

マウスウォッシュは歯磨きの仕上げをしたいときや、口の中をすっきりさせたいときに使うのがおすすめです。使用後は吐き出すのみで、水ですすぐ必要がない商品も増えており、夜行バスを利用中にサービスエリアで休憩をとっている間、時間をかけずに口臭ケアができます。

マウスウォッシュを使うときは、口の中に傷や炎症がないか事前に確かめてから使いましょう。風邪をひいていたり、疲れていたりしているときも、使用は控えた方が安心です。

歯磨きガム

歯磨きガムには、歯磨き粉の成分でもあるキシリトールが配合されている商品が多くなっています。

ガムを噛むと、唾液の分泌が促進されますので、乾燥しがちな夜行バスで口の渇きを軽減できます。長時間の乗車で口臭が気になるときや、口の中をすっきりさせたいときに、いつでも気兼ねなく使うことが可能です。

歯磨きガムを噛むことで、ある程度の汚れを取ることはできますが、歯と歯の間に残った汚れは歯磨きガムで落とすことはできません。あくまでも、旅行中における一時的な代用品として使うようにし、普段の口腔ケアではしっかり歯磨きを行うようにしましょう。

まとめ

夜行バスを利用するときには、普段よりも歯磨きに気を配ることが大切です。近年のサービスエリアは、衛生面で配慮されているところが増えていますので、休憩時間にリフレッシュを兼ねて車外へ出て、身支度を整えるようにしましょう。