夜行バスはしんどいもの?快適に移動するための3つのコツ!

夜行バスは、長距離の移動の際にお金をかけたくない人にとって重宝します。新幹線の半分以下の運賃で済むことも多いです。しかし、リーズナブルな運賃の反面で、乗車中にしんどいと感じる人も少なくありません。旅行に行っても疲れてしまい、充分に楽しめないこともあるでしょう。 ここでは、夜行バスに乗るとなぜしんどいと感じるのか解説し、車内で快適に過ごすためのコツなどを紹介していきます。


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夜行バスでの移動がしんどい原因

最初に夜行バスに乗るとなぜしんどいと感じるのか、その主な原因について見ていきましょう。身体的な疲労と不安感による疲労の両方があります。

足が伸ばせないなどの身体疲労

夜行バスでの移動中は、座席に長時間座ったままの状態になるでしょう。足を伸ばしていればそれほど疲れませんが、夜行バスの多くは足を伸ばせるスペースはほとんどありません。

足をほとんど動かすことができないため、疲労がたまりやすくなります。足を下げたままの姿勢で長時間過ごすため、身体への負担が大きいです。

また、夜行バスの中でリラックスして眠れないことで、しんどいと感じることもあります。普段は布団やベッドなどの床に対して平行なところで横になって眠るでしょう。

しかし、夜行バスの車内で眠るときには、上半身が起き上がっている状態です。背もたれを少し倒せたとしても、普段寝ている姿勢とはかなり違います。その上、夜行バスの座席に座った状態では、ほとんど動くことができません。

寝返りを打つこともできず、長時間同じ姿勢を続けなければならないため、ぐっすり眠れない人も多いです。どうしても眠りが浅くなってしまいます。途中で何度も目が覚めてしまう人や、なかなか寝付けない人などもいるでしょう。

見知らぬ人と隣同士になる不安感

夜行バスに友達同士や恋人同士などで乗車するときには、たいてい隣同士になります。しかし、ひとりで夜行バスに乗車すれば、隣の座席には知らない人が座るでしょう。見知らぬ人と隣同士になることで、不安を感じる人も多いです。それが精神的な疲労へとつながってしまいます。

隣に異性が座ることもあり、その場合にはさらに不安感が大きいでしょう。気になってリラックスできない人や、安心して眠れない人もいるかもしれません。

また、就寝中はいびきをかく人もいれば、歯ぎしりをする人もいるでしょう。そのような人と隣同士になってしまうと、うるさくて眠れないこともあります。自分がいびきをかいてしまったり、歯ぎしりをしてしまったりしないか気になる人もいるでしょう。

夜行バスでの移動を快適にする3つのコツ

夜行バスでの移動はどうしてもしんどくなってしまいますが、少し工夫を凝らすことで、しんどさを軽減し快適にすることも可能です。では、その方法について見ていきましょう。

座席を目的に合わせて選ぶ

座席を選ぶ際に、窓側と通路側の特徴を押さえておくことで、しんどさが和らぐことも多いです。

窓側の座席なら、窓に寄りかかって眠ることができます。そのため、身体が起き上がっている状態で眠るのがしんどいと感じるなら、窓側の座席を選ぶと良いかもしれません。

また、通路側と違って自分の前を人が通らないことも窓側の座席のメリットです。パーキングエリアなどの休憩で、隣の座席の人が立つときなどでも、起こされることはありません。

逆に通路側の席の場合には、いつでも席を立ちやすいのがメリットです。パーキングエリアでの休憩のときはもちろんのこと、車内のトイレに行くときにも、隣の座席の人を気にすることはありません。

また、通路の方に足を少しはみ出して伸ばすこともできます。足を伸ばせないことでしんどいと感じているなら、通路側の座席を選ぶと良いかもしれません。

夜行バスに便利なグッズを活用する

便利なグッズを持って行くことで快適に過ごせることもあります。たとえば、次のようなアイテムです。夜行バスによってはアメニティとして用意されていることもあります。

・スリッパ
・アイマスク
・マスク
・耳栓
・ネックピロー
・ブランケット

乗車中は靴を脱いでスリッパに履き替えることで、圧迫感が軽減されて楽になります。就寝時には耳栓をすることで、隣の人のいびきや歯ぎしりの音を遮断できて眠りやすくなるでしょう。アイマスクをつければ、カーテンから漏れる光なども気になりません。寝顔を見られる心配もなくなります。

ネックピローを使うことで、もたれるものがない通路側でも快適に眠れます。冷え性の人なら、膝にブランケットをかけておくと良いでしょう。

乗車前や乗車中の飲食に注意する

空腹が原因でよく眠れないことや、逆に満腹すぎて寝付けなくなることもよくあります。そのため、乗車前や乗車中は適度な量の飲食を心がけましょう。

また、飲み物のも注意が必要です。コーヒーや緑茶などにはカフェインが入っているため、眠気が覚めてしまう可能性があります。そのため、飲み物はなるべくカフェインが入っていないものを持って行くのが望ましいです。

また、コーヒーや緑茶、アルコール類などには利尿作用もあり、普段よりもトイレが近くなってしまうため注意しましょう。

トイレに行く回数を減らすために水分を控えるのもあまり良くありません。水分を取らないと熱中症や脱水症状のリスクが高まります。喉が渇いたら、ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどノンカフェインの飲み物を、こまめに飲むようにしましょう。

夜行バスの移動がしんどいときはバス選びを見直すのもおすすめ!

夜行バスや車両によってシートの種類や設備などが異なります。しんどいと感じる場合には、バス選びを見直してみるのも一法です。

独立シートやリクライニングシートを選ぶと快適!

夜行バスは通路を挟んで2列ずつペアになっている4列シートのバスが多いですが、もっとゆったりめのタイプのシートもあります。しんどいと感じている人は、3列独立シートのバスを選ぶのが良いかもしれません。

隣の座席との間に通路を隔てているため、あまり気にならないで済みます。左右の座席も真ん中の座席も通路に足を伸ばせるため、4列シートと比べるとしんどさは軽くなるでしょう。前後の座席との間隔も4列シートより広めです。

4列シートの中でもリクライニングシートというものもあります。通常の4列シートよりも前後の間隔やシートの幅がゆったりめになっているシートのことです。3列独立シートほどではありませんが、快適に乗車できるでしょう。

背もたれを倒せるタイプやフットレスト付きのタイプなどもあります。女性の場合には、女性専用車両や女性専用席を選ぶのもおすすめです。見知らぬ異性の乗客と隣同士になることがないため、安心できるでしょう。

条件を絞ってバスを選ぶならバスブックマーク!

シートの種類や女性専用車両など条件を絞って夜行バスを予約するなら、バスブックマークを利用してみてはいかがでしょうか。

バスブックマークでは、座席指定や女性専用、トイレ付きなどの条件を指定した上で、夜行バスの便を検索できます。もちろん、3列独立シートや4列ゆったりシートなどに絞って探すことも可能です。区間ごとの最安値も分かりやすく表示されています。

夜行バスを予約する際には、ぜひバスブックマークを利用してみてください。空席があれば当日予約にも対応しています。

まとめ

夜行バスに乗車する際には、狭い空間で長時間過ごすことになるため、しんどいと感じる人も多いです。足を伸ばせないことでリラックスしにくく、なかなか寝付けない人もいるでしょう。

スリッパやアイマスクなどの便利グッズを用意しておくことで、ある程度はしんどさを和らげることができます。また、カフェインが入っているドリンクやアルコール類はトイレが近くなるため、避けた方が無難です。それとあわせて、ゆったりめのシートを選ぶことも検討してみると良いでしょう。