大阪から名古屋まで格安で行く方法とは?移動手段別に比較

大阪から名古屋まで、できるだけ格安で行きたいとなると、どの移動手段を使えば良いのでしょうか。今回は大阪から名古屋までの移動手段の種類と、移動手段ごとのメリット・デメリットについて紹介します。 移動時間や快適性など、料金とともに比較しながら検討しましょう。


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大阪から名古屋(愛知)の移動手段は?

大阪から名古屋に行く代表的な移動手段には以下の4つがあります。

・新幹線
・JR
・私鉄
・高速バス

飛行距離が短いということもあり、伊丹・関西国際空港から中部国際空港(セントレア)をむすぶ飛行機は就航していません。

大阪から名古屋へ格安で移動する方法・新幹線編

新幹線は4つの移動手段のなかでも、最短時間で名古屋へアクセスできる交通手段です。大阪から乗車する際は新大阪駅を利用し、名古屋に停車するのは、東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」になります。

大阪から名古屋まで新幹線で行くメリット・デメリット

大阪から名古屋まで新幹線で行くメリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】
・大阪から名古屋まで約50分(のぞみ利用)
・車内で過ごす時間を有効活用できる
・ゆったり過ごせる
・遅延の可能性が低い

【デメリット】
・ほかの移動手段よりも運賃が高い

新幹線を格安で利用する方法

大阪から名古屋の新幹線を格安で利用するには以下の4つの方法があります。

■ホテルとセットの新幹線パックで予約する

宿泊を伴う移動であれば、往復の新幹線とホテルがパックになった「新幹線パック」がお得です。

1泊8,000円のホテルを使った1泊2日を新幹線と宿泊に分けて予約した場合、のぞみの通常期、指定席利用の往復料金13,760円(片道6,880円)を合計すると、ひとりあたりの旅行代金は21,760円になります。

一方、1泊8,000円のホテルを使った日本旅行の新幹線パックを19,000円で購入した場合、パック料金から宿泊代金を引くと、のぞみ指定席を片道5,500円で利用できる計算です。

ホテルのグレードによっても大きく料金が変わるので、自分に合ったプランを見つけましょう。

■「ぶらっとこだま」を利用する

ひとりでこだまを使って移動するなら、JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」がお得です。インターネットからの購入であれば前日17時まで購入でき、チケットの受取りは券売機などで行えます。

こだま指定席を1ドリンク付きの片道4,600円で利用でき、こだま通常期、指定席料金の6,670円と比べて2,070円もお得になります。

■2人以上なら「EXこだまファミリー早特」

家族や友人と出かけるなら、2人以上かつこだま限定の「EXこだまファミリー早得」がおすすめです。指定席を片道ひとりあたり4,280円で利用でき、エクスプレス予約、スマートEXから、乗車予定日の3日前まで予約可能です。

■金券ショップでチケットを買う

金券ショップでは通常6枚つづりの回数券を1枚単位で購入することができます。大阪から名古屋の回数券は34,560 円(1枚あたり5,760円)ですが、金券ショップでの販売価格も回数券に近い1枚5,800円~6,000円程度となります。

大阪から名古屋へ格安で移動する方法・JR在来線編

大阪から在来線を使って移動する場合、JR京都線やJR東海道本線を利用すれば乗り換えも少なく、約2時間30分の乗車時間で移動することができます。

大阪から名古屋までJR在来線で行くメリット・デメリット

大阪から名古屋までJR在来線で行くメリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】
・出発時間のギリギリまで時間を有効活用できる
・新幹線よりも安い料金で移動ができる

【デメリット】
・移動時間が2時間半以上かかる
・乗り換えがある

JR在来線を格安で利用する方法

金券ショップなら、通常3,410円の運賃が約2,850円前後でチケットの購入が可能です。

また、「青春18きっぷ」なら格安で利用することができます。片道あたり2,410円で乗車可能なため、何度も行く機会がある方には「青春18きっぷ」がおすすめです。
ただし、「青春18きっぷ」は使用期間が短めに設定されているため、利用する際にはしっかりと確認を行うようにしましょう。

大阪から名古屋へ格安で移動する方法・私鉄編

大阪から名古屋へ移動する手段として私鉄を利用することも可能です。近畿日本鉄道(近鉄)であれば、大阪難波駅から乗車して近鉄名古屋駅で降車します。

始発駅と終着駅いずれもJR在来線と同じように大阪と名古屋の中心地にあるため、駅からのアクセスは良好です。

大阪難波駅から近鉄名古屋駅までは、通常料金2,410円に加え、特急券1,930円の合計4,340円となり、所要時間は2時間10分~20分かかります。

月曜日の朝、金曜日の夜などは比較的混雑するものの、それ以外は窓側の座席が埋まる程度で、予約できないということはあまりないでしょう。ただし、正月、ゴールデンウィーク、お盆は混雑するため、早めの予約をおすすめします。

大阪から名古屋まで私鉄で行くメリット・デメリット

大阪から名古屋まで私鉄で行くメリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】
・新幹線よりも安く行ける
・JR在来線よりも早く到着できる
・乗降できる駅が複数あることが多い
・遅延する可能性が低い

【デメリット】
・混雑時には座れない場合がある
・新幹線に比べて移動時間が長い
・乗車する列車(デラックス料金・ひのとりプレミアムなど)によってはJR在来線よりも料金が高い場合がある

私鉄を格安で利用する方法

金券ショップにて株主優待切符を購入すれば1,800~2,000円程度に節約することができます。近鉄を長距離利用する方にはおすすめです。

また、14回分の回数切符「名阪ビジネス回数きっぷ」であれば、金券ショップにて1枚あたり1,720~2,000円程度で買うことができます。

大阪から名古屋へ格安で移動する方法・高速バス編

大阪から名古屋まで安く移動したい場合には高速バスの利用もおすすめです。バス会社や時期にもよりますが、片道約2,000円前後から乗車できます。

大阪から名古屋まで高速バスで行くメリット・デメリット

大阪から名古屋まで高速バスで行くメリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】
・大阪から名古屋までの代表的な移動手段の中で比較的安い料金で利用できる
・深夜バスなら早朝到着で時間を有効に使える
・女性専用車もある
・パーキングエリアで休憩できる

【デメリット】
・約3時間かかる
・渋滞の心配がある
・シートによっては隣との距離が近い

高速バスを格安で利用する方法

高速バスを格安で利用するなら、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始といった繁忙期や連休を避けると良いでしょう。利用者が多い期間は料金が高くなる傾向にあります。

残席数などによって料金が日々変動する場合もあるので、日にちが決まったらすぐに予約するのがポイントです。

また、早割などを使うことでさらにお得にチケットを購入できるため、満席で予約できなくなる前に早めに予約することをおすすめします。

バスブックマークなら、お好みの条件のバスを最安値で探すことができます。

例えば、
・4列でもゆったりと座れる工夫をしたシート
・トイレ付きの車両
・女性専用
・コンセント設置
・Wi-Fiあり
など、条件を指定して検索するだけなので簡単です。

バスブックマークは、当日予約やキャンセルにも対応しています。お仕事などによる急なスケジュール変更も安心です。

まとめ

大阪から名古屋までの移動をなるべく安くしたいと思っている方は、高速バスの低料金は魅力的です。移動時間もそれほどかからないため、精神的、肉体的な疲れも少ないでしょう。

ただし、予約する時期やタイミングによって料金は異なります。長期休暇がある時期は高くなりやすいので避けた方が良いでしょう。

早く移動したい方であれば、新幹線を利用するのが良いです。それぞれの移動手段のメリット・デメリットを比較検討しながら、自分に合った移動手段を探してみましょう。