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一人旅にかかる費用の内訳
旅行費用の内訳は大きく分けると次の5つの項目になります。
・移動費用(電車・新幹線・バス・飛行機など)
交通手段によって料金が大きく変わってきます。
・宿泊費
ホテルや旅館に宿泊する際にかかる費用です。
・食費
旅先での食事代です。食べ歩きした際の飲食代も含みます。
・観光やアクティビティの費用
アウトドアスポーツや日帰りオプショナルツアーといった体験型アクティビティの他に、テーマパークの入場料なども含みます。
・お土産代
家族や友人、あるいは自分用に購入したお土産費用です。
また、海外旅行の際には、上記の他にチップ代が必要です。チップ代は現地の物価に大きく左右されます。
一人旅にかかる費用の目安
国内と海外の旅行代金を比較した場合、行き先にもよりますが、海外旅行の方が基本的な費用は高くなります。では実際、一人旅にはどのくらいの費用がかかるのかを見ていきます。まずは国内旅行から紹介します。
国内旅行(宿泊込)の費用目安は約43,995円
2023年度の国内旅行では一人あたりの旅行単価は43,995円となり、宿泊を伴う場合の旅行単価は63,212円となっています。
参考:官公庁『旅行・観光消費動向調査2023年年間値(速報)』
ただし、目的地までの距離によって移動費用は異なり、行き先が北海道や沖縄といった飛行機による移動の場合、旅行単価は高くなります。
また、宿泊施設のグレードによっても旅行費用は大きく左右されるため、一人旅する際の費用は約3~15万円を目安に考えると良いでしょう。
海外旅行の費用目安は50,000円~
次は、海外旅行にかかる費用をみていきます。
【アジア圏】
方面や滞在期間にもよりますが、アジア圏の場合ですと5~20万円ほどが目安となります。地方空港から直行便が就航している国も多く、日帰りや週末を利用しての旅行が可能です。
また、東南アジアなど国によっては物価が安いところもあり、旅行者のなかには滞在中の出費を抑えて連泊を楽しむ人が多くいます。
【ハワイ・グアム】
リゾート地として人気が高いハワイやグアムなどの島国は10~40万円ほどが旅行代金の目安になります。
ハネムーンや初めての海外旅行の行き先として選ぶ人も多く、食事や部屋のグレードにより、予算が大きく変動する傾向があります。3~5日間の旅行計画を立てる人が多いようです。
【ヨーロッパ圏】
ヨーロッパ圏への旅行代金は10~30万円ほどが目安になります。
イギリスやフランス、イタリア、ドイツ、スペインなどは、日本人に人気の行き先です。
とはいえ、なかには物価が高い国もあり、食事が付いていないフリープランの場合、食事の内容によっては、結果的にフルペンション(1泊3食付)のパッケージツアーよりも高くついてしまうケースがあります。
フリープランを選ぶ際には、予算オーバーを防ぐために、あらかじめ予算の上限を決めておくと良いでしょう。
2022年からは、EU諸国に入国する際にはETIAS(事前渡航認証システム)の申請が必要となります。ETIASは、一部のEU諸国への旅行に限り、簡単な手続きを済ませば、ビザが必要なくなるという便利なシステムです。
【北米・南米】
北米の場合では10~30万円、南米の場合ですと10~40万円ほどの旅行費用が目安となります。アメリカやカナダの主要都市には日本からの直行便が就航している航空会社も多く、入国後の他都市への乗り継ぎは国内航空会社を使っての移動になります。
ブラジルやボリビア、ペルーといった南米、あるいはキューバやメキシコといった中南米は日本からとにかく遠く、滞在日数も長くなるため、旅行代金が高くなります。
海外の宿泊ホテルでは、宿泊の基本料金は2名1室が基準となります。そのため、一人旅の場合は、ツインのシングルユースとなり、家族旅行よりも一人当たりの旅行単価が高くなる傾向にあります。
米国やハワイ・グアムといったアメリカ領に入国する際は、ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)の申請が必要です。また、米国(ハワイを含む)で他国に渡航する場合にも必要となるため覚えておきましょう。
一人旅の費用を節約するポイント
一人旅の場合は、自分のスケジュール確認のみで良いため、交通手段や宿泊先を早めに予約することで費用を節約できます。
さらに繁忙期(ゴールデンウイークや夏休み)や土日の旅行は避け、閑散期と呼ばれる比較的旅行客が少ない時期や平日に旅行を計画すると良いでしょう。
以下では、一人旅の費用を節約するポイントについてお伝えします。
宿泊費を節約する
一人旅の場合、宿泊先にこだわりがない場合は、宿泊費を節約できます。
例えば、「観光メインでホテルは泊まって寝るだけ」「近くにコンビニやスーパーがあればどこでも良い」という場合は、下記のような宿泊先を検討してみましょう。
・ユースホテル
・スーパー銭湯
・ネットカフェ
・夜間移動(夜行バスなど)
一日中過ごせる施設や夜行バスのような車中泊を活用することで、格段に費用を抑えることができます。ただし、海外の宿泊先は、治安や設備を考慮したうえで選ぶようにしましょう。
食費を節約する
旅行先で、好きなものを好きなだけ食べていると、食費代がかさみます。食費を節約するためには、朝食や昼食はコンビニ、スーパーなどを活用して費用を抑え、夕食だけはレストランや屋台でご当地フードを楽しむなど、食費の使い方を工夫するのもひとつです。
一方で、コンドミニアムのようなキッチンがある宿泊施設に連泊する場合は、食材を買ってきて自炊するのが「最も節約効果が高い」といえます。
交通費を節約する
電車は新幹線ではなく在来線を利用し、飛行機はLCC(格安航空会社)を使うことで交通費の削減につながります。
また、国内旅行であれば、新幹線や飛行機よりも交通費が比較的安価な高速バスや夜行バスを活用するのがおすすめです。
夜行バスであれば、夜間移動のため宿泊費も節約できます。
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まとめ
家族や友達、あるいは恋人との旅行よりも融通が利きやすく、かかる費用を安くもできれば高くもできるのが一人旅の特徴といえます。
移動費用、宿泊費、食費のどこにこだわるかで費用が大きく変わります。
自分自身に合った一人旅を計画して、楽しい思い出にしてください。