男一人旅の魅力や楽しみ方って?国内のおすすめスポット6選を紹介

男の一人旅に興味はあるものの、「一人だからまあいいか」と一歩を踏み出せずにいませんか。 旅行は時間とお金を費やしますので、自由に楽しみたいと考える人も多いのではないでしょうか。一人旅は、一度経験するとハマる人も多いです。 今回は、男性が一人旅をする魅力や楽しみ方、すぐに行きたくなるようなおすすめのスポットや旅の節約方法について詳しく紹介します。


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男の一人旅ならではの4つの魅力

まずは、男の一人旅の魅力について具体的に紹介しましょう。

1. 自分の好きなことを目的に計画できる

誰かと一緒に楽しむ旅行も良いですが、複数で行動すると人に合わせたプランになる場合もあるでしょう。

周囲に合わせ続けると、リフレッシュどころか反対に気疲れすることも少なくありません。

男の一人旅であれば、一緒に行く人に気を遣う必要がなく、自分の好きなことだけに的を絞った計画を立てることができます。

また、疲れたらすぐに休めたり、一日中動き回ったりと、体力に応じた行動ができるのも一人旅の魅力です。

2. 時間に縛られない

一人旅なら、計画の変更もしやすいです。宿泊先や大まかな行き先だけを決めて、時間や計画に縛られず、現地で気の向くままに出かけることもできるでしょう。

プランを決めている場合でも、観光地を回る順番を変更したり、時間に余裕があれば行く場所を追加したりと自由に判断できます。

予約する必要のあるものは動かせませんが、早朝や夜間に外出できるなど、時間の自由度の高さは魅力的です。

3. 旅先での出会いが期待できる

男の一人旅では、宿泊先としてゲストハウスやドミトリーなどが利用しやすく、人が賑わう観光スポットで過ごすことで交流の機会が増やせます。「旅先で出会った人と意気投合し、生涯の友人になった」といったこともあるでしょう。

お店や観光地のスタッフに現地のことを尋ねるなど積極的に自分から声をかけることで、新たな発見があるかもしれません。

さまざまな人と交流するきっかけができるというのも、一人旅の魅力といえるでしょう。

4. ゆっくり自分と向き合える

一人旅を通して、自分の好きなことや、やりたいこと、大事なことなどを改めて考えることができます。

忙しい日常の中において、自分と向き合う時間は意外と少ないものです。

仕事や学業などに集中していると、視野が狭くなり、本当の自分を見失ってしまうことも少なくありません。

一人旅をして、非日常を体験することで、自分の将来や現在の生活をゆっくりと見つめ直す時間が作れ、自分の理解を深めるための良いきっかけになります。

ゆっくり自分と向き合うためにも一人旅をしてみてはいかがでしょうか。

男の一人旅を全力で楽しむ方法

旅の楽しみ方は人それぞれですが、一人旅に慣れていない場合はどう過ごせば良いか分からない方もいるでしょう。

ここからは、男の一人旅をより楽しむための方法について紹介します。

見慣れない新鮮な景色を楽しむ

普段見ることのない非日常的な景色を楽しむことは、やはり旅の醍醐味のひとつといえます。

一人だからこそゆったりと風景を眺める時間があり、勉強や仕事などで抱えている悩みを忘れられるひとときになるでしょう。

その土地ならではの海や山など、壮大な自然や景色、近代的な建造物、街の雰囲気など、旅先によって楽しみ方はさまざまです。

風景を見るだけではなく、現地に行くからこそ感じられる周囲の音や匂い、風の感触などを全身で楽しむことができ、その場でぼーっと過ごすだけでも心身がリラックスできます。

旅ノートで思い出やアイデアを書き留める

旅行中に日記をつけたり、そのときに思いついたアイデアをメモしたりすることもおすすめです。

非日常の旅先でしか得られない感覚を書き留めた日記は、思い出にも自分の宝物にもなるでしょう。

また、普段とは異なる環境に身をおいて考えや悩みを整理したり、気持ちがリフレッシュしたりすることで、良いアイデアが浮かぶことがあります。

感じたことや思いついたこと、自分自身についてなど、さまざまなことを書き留めることで、旅行中だけではなく、これからの人生にとっても有意義な時間になるかもしれません。

ご当地グルメを堪能する

個人経営の飲食店など、普段目にしないような珍しいお店に入ることで、現地でしか味わえないグルメを堪能できます。

その土地ならではの旬な食材を使った料理を味わうと、旅先の食文化に触れる機会にもなるでしょう。

お店のおすすめメニューや地元の名物料理などを店員さんに尋ねるなど、地元の人と交流を楽しむと、意外な発見や新しい出会いがあるかもしれません。

自分のペースで好きなものを食べたり、ゆっくりお酒を飲んだりできるのも、一人旅の楽しみ方です。

温泉で日頃の疲れを癒す

日本には火山が多く、その土地によってさまざまな種類の温泉があり、湯巡りを目的にした旅行も人気です。

旅先にある名湯や秘湯にゆっくり浸かることで、心身の調子を整えてリフレッシュできます。温泉で疲れを癒やせば、旅から帰った際も活力ある状態で日常に戻れることでしょう。

泥湯や砂風呂など、現地にしかないような温泉を探し求めるのも楽しみのひとつです。

写真や動画の撮影を楽しむ

スマートフォンで気軽にグルメや風景などの撮影を楽しむことで、帰った後も思い出として見返すことができます。

旅をきっかけに、一眼レフカメラやフィルムカメラを趣味として始めてみるのもおすすめです。

一人旅では時間を気にせずにじっくりと撮影できるため、構図や撮り方を工夫するなど、カメラの技術を磨く機会にもなるでしょう。

また、動画を撮っておくと旅の記録をよりリアルに残せ、編集してひとつの映像にするという楽しみ方もできます。

男の一人旅で絶対に行きたい「おすすめのスポット」6選

旅行といっても行き先は無数にあるため、悩むことも多いでしょう。そこで、男の一人旅におすすめのスポットを厳選してご紹介します。

【北海道】札幌

自然とグルメを満喫できる旅先として、北海道へ旅行する人は多いです。

札幌市は県庁所在地でもあり、歴史や文化を感じられるスポットも多く、市街地から少し移動すると自然も満喫できます。

長期休暇が取りやすい夏に涼しく過ごしやすい点も、旅先としておすすめできる理由のひとつです。

おすすめスポット

・大通公園
2011年に100周年を迎えた歴史的な場所で、雪まつりやYOSAKOIなどの札幌を代表するイベントも多く開催されています。

東側には2017年に開業60周年を迎えた「さっぽろテレビ塔」もあり、札幌のランドマークともいわれているスポットです。

・札幌市時計台
いわずと知れた札幌を象徴する建造物で、観光スポットのひとつです。

建物内は大人200円で観覧でき、歴史を紹介する展示室にもなっています。

・サッポロビール博物館
全国的にも有名なサッポロビールの博物館です。

撮影スポットとしても人気の高い観光地で、試飲のない自由見学コースであれば無料で利用できます。

おすすめグルメ

・海鮮丼、お寿司
北海道といえば豊富な海の幸です。新鮮な魚介類の海鮮丼やお寿司は、札幌旅行では外せないグルメのひとつといえます。

・スープカレー
札幌発祥といわれるスープ状のカレーです。

・味噌ラーメン
こちらも札幌発祥といわれるラーメンで、札幌市内には有名店も豊富です。

【関東】神奈川・箱根

箱根は都心からのアクセスが良く、喧騒から離れて自然やレジャー、歴史などを感じられるスポットとして人気があります。

おすすめスポット

・湯本温泉
1200年もの歴史ある温泉で、自然湧出するアルカリ性の泉質が特徴の温泉郷です。

・大涌谷
噴出する蒸気で40万年続く火山活動を体験できる人気の観光スポットです。

・箱根神社
パワースポットとしても人気で、湖に浮かぶ鳥居は必ずカメラに納めておきたい場所のひとつです。観光や参拝で全国から多くの人が集まります。

おすすめグルメ

・鯛ごはん
天然の鯛で作られる上品な味わいの箱根の名物料理です。お店によっては懐石料理として提供される場所もあります。

・湯葉丼
箱根の豊富な湧水と豆乳から作られた上質な湯葉を使用し、土鍋で食べるヘルシーな丼ものです。

【関西】京都

関西のなかでも、京都は世界遺産に登録されている寺院や神社、お城、庭園といった見どころが満載です。歴史に思いをはせながら、男一人でもゆっくりと見て回れます。

おすすめスポット

・醍醐寺
真言宗醍醐派の総本山で、豊臣秀吉が「醍醐の花見」を催した桜の名所です。国宝の五重塔をはじめ、多くの重要文化財を霊宝館で鑑賞できます。

・龍安寺
「石庭」と呼ばれる、枯山水の庭園で人気の観光スポットです。大小15個の石が配された庭は見る角度によって表情を変え、時を忘れて眺められます。

・嵐山
都会の喧噪を離れて、静かに自然と観光を楽しめるエリアです。渡月橋、竹林の道、天龍寺、化野念仏寺と、京都らしい幽玄な見どころが満載です。

・京都タワー
京都のシンボルともいえるランドマークタワーで、国宝や世界遺産の神社仏閣を一望できます。

おすすめグルメ

・貴船の川床料理
貴船川にかけた「川床」と呼ばれるお座敷でいただく、雅な京料理です。涼を求める夏の観光におすすめです。

・豆腐
良質な地下水に恵まれた京都は豆腐が名物で、ランチでも湯豆腐や湯葉が楽しめます。

・抹茶スイーツ
京都といったら、抹茶です。抹茶の和のスイーツはほろ苦く甘さが控えめなので、男性の一人旅でもぜひ立ち寄ってください。

【中国地方】広島

中国地方のなかで男の一人旅におすすめなのは、広島です。文化施設や史跡が多く残る中国地方のなかでも世界遺産が多く、迫力のある日本の歴史に触れられます。

おすすめスポット

・厳島神社・安芸の宮島
1,400年もの歴史をもつ神社です。潮が満ちると鳥居が海に沈み、寝殿造りの社殿が海に浮かぶような幻想的な景観が楽しめます。

・原爆ドーム
第二次世界大戦中に被爆した建造物で、核兵器の恐ろしさを世界に伝える貴重な世界遺産です。

・広島城
初代城主である毛利輝元によって築城された、広島市の名所です。天守閣からは広島市街を一望できます。

・瀬戸内しまなみ海道
アクティブな男性におすすめなのが、しまなみ海道です。広島県尾道市から愛媛県今治市まで、自転車で瀬戸内海を走り抜ける爽快感を楽しめます。

おすすめグルメ

・広島お好み焼き
広島県民のソウルフードです。大阪のお好み焼きとはまた違う、ボリュームでも大満足の一品です。

・牡蠣
養殖生産量日本一を誇る広島には新鮮な牡蠣が食べられる店がたくさんあり、贅沢なコースからセルフ焼きまで幅広く楽しめます。

・海軍カレー
広島県呉市は、海上自衛隊の「海軍カレー」が食べられることでも有名です。カレーファンなら、ぜひ食べに出かけてください。

【四国】徳島

四国地方で男の一人旅におすすめなのは、徳島県です。本州の神戸や淡路島につながりアクセスしやすいのが特徴で、フォトジェニックな観光スポットがたくさんあります。

おすすめスポット

・大鳴門橋
徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市を結ぶ海の吊り橋です。約450mの遊歩道「渦の道」が併設されていて、途中のガラス床から鳴門海峡の景色や鳴門の渦潮を眺められます。

・鳴門海峡・鳴門の渦潮
鳴門海峡では、世界三大潮流のひとつである「鳴門の渦潮」を間近で見られます。観光船に乗れば直近で観察できるため、海水の流れが速くなる大潮の日が狙い目です。

・祖谷のかずら橋
シラクチカズラで編んで作られた秘境の吊り橋で、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。歩くとギシギシと揺れ、橋から眺める渓谷の眺めはスリル満点です。

おすすめグルメ

・すだち
すだちは徳島生まれの柑橘類です。ラーメン、うどん、紅茶と、徳島ではすだちがさまざまな料理に使われています。

・阿波尾鶏
徳島県が改良した、甘みとコクのあるジューシーな肉質の地鶏です。唐揚げや焼き鳥でおいしくいただける店がたくさんあります。

・ぼうぜの姿寿司
頭付きで酢漬けにしたボウゼ(エボダイ)を使った、インパクトがある伝統料理です。地元なら、寿司店や和食店、居酒屋などでもメニューにあります。

【九州】福岡・博多

福岡県は九州を代表する旅行スポットで、特に博多は国内だけではなく外国人にも人気の活気ある観光地です。

おすすめスポット

・福岡タワー
福岡のシンボルともいわれ、展望台からは博多を一望できます。時期によってはタワーのイルミネーションも楽しめ、地元でも人気のスポットです。

・福岡大仏
博多の「東長寺」にある国内最大級の木造坐像で、ほかにも多くの文化財があります。

・大濠公園
県内でも人気の広大な公園で、中央にある大きな池が特徴的です。

池の周囲で散歩やジョギングをする人も多く、ボートを借りてゆったりと過ごすこともできます。

おすすめグルメ

・もつ鍋、水炊き
博多を代表する鍋料理です。濃厚なモツの旨みや、あっさりでコクのある鶏ガラスープを堪能できます。

・博多ラーメン
博多といえば、濃厚なとんこつラーメンの本場です。スープに絡む細麺も特徴的で、お腹に余裕があれば麺をおかわりする「替え玉」もぜひ頼んでみてください。

・博多天ぷら
カウンターごしに揚げたての天ぷらを一品ずつ提供されるスタイルで、熱々でサクサクな状態を楽しみながら食事ができます。

男性が一人で旅行する際に注意すべき点

一人旅で失敗しないためにも、注意すべき点について解説します。

旅行の目的とそれに合わせた計画を立てる

自由度が高いとはいえ、自分の目的や優先順位を明確にしておかなければ、十分に旅を満喫できないかもしれません。

そのため、まずは旅行で行きたい場所などを計画し、一日で複数のスポットを巡る際は移動時間を計算しておくことも大切です。

旅行の予算を決めておく

予算によって旅行プランも大きく変わります。

また旅先で資金を使いすぎたり不足したりしないためにも、ある程度の予算は決めておかなければなりません。

少しでも旅費を抑えたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
一人旅の費用目安を紹介!旅費を節約するためのポイント!

交通機関や宿泊施設の予約は早めにする

一人旅でも繁忙期には予約が埋まりやすいため、早めの行動が大切です。

前もって予約をすると早割などが利用できる場合もあり、交通費を削減できればグルメや温泉などに予算を多く割けます。

節約したい場合は、高速バスや夜行バスでの移動がおすすめです。自動車を保有している場合でも、自分で運転しない方が旅先でお酒も楽しみやすくなります。

新幹線などと比べると時間はかかりますが、費用は削減できるため、比較的時間に余裕のある方はバスを利用するメリットが大きいです。特に、男子大学生には最適でしょう。

自分に適したバスを探す際は、バスブックマークが使いやすくおすすめです。

「トイレ付き」「男性専用」などの条件を選ぶことができて、スムーズに最安値のプランを探せます。

バスで一人旅を検討する方は、ぜひバスブックマークをご利用ください。

まとめ

男の一人旅では、時間に縛られず自分の好きなプランで気楽な観光ができ、リフレッシュになるだけではなく自分をゆっくりと見つめ直す機会にもなります。

日記や写真などで旅行を記録すると、帰った後にも思い出として残り、いつでも旅行で楽しかったことを振り返ることができるでしょう。

しかし、旅には資金が必要になりますので、少しでも節約したい場合は高速バスや夜行バスを活用しましょう。