東京から大阪までの新幹線の学割料金|他に安くいく方法は?

学生は多くのサービスを学割で安く利用できます。新幹線も同様で、学生は学割を使えば一般料金よりも安く新幹線を利用できます。旅行を考えている学生にはうれしいサービスでしょう。今回は、東京-大阪間を中心に新幹線の割引を紹介していきます。


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東京-大阪間の新幹線「学割」料金とは?

そもそもあまり新幹線に乗ったことのない学生には、新幹線をいくらで乗車できるのか、知らない人も多いのではないでしょうか。

新幹線の料金は「乗車券(運賃)」と「新幹線特急券」の合計金額となり、学割を使う場合は2割引が適用されます。このとき、適用されるのは「乗車券」のみで「特急券」には適用されません。

東京-大阪間の乗車券は、一般料金なら片道8,910円で、2割引すると7,120円となり1,790円お得になります(いずれも2023年7月現在)。

今回は普通車の「指定席」「自由席」の学割価格を紹介しています。「グリーン車」は普通車よりも金額が高いため、学割を希望し、少しでも安く新幹線を利用したいという人にはおすすめできないので、覚えておきましょう。

指定席の学割料金

「のぞみ」指定席に乗車する場合、学割を利用すれば12,930円で利用できます。

「ひかり・こだま」なら12,610円です。

指定席の場合、GW・お盆・年末年始といった最繁忙期の利用は400円増し、春休み・夏休み・観光シーズンの週末といった繁忙期の利用は200円増しとなり、それ以外の閑散期の利用は200円引きとなります。

自由席は通年同額です(いずれも2023年7月現在)。

自由席の学割料金

「のぞみ」「ひかり・こだま」ともに自由席で乗車した場合、通常料金は13,870円ですが、学割を利用すれば12,080円になります。

学割チケットの購入方法

学割できっぷを購入するためには学割証(学校学生生徒旅客運賃割引証)が必要になります。

学割の適用は、インターネットや券売機で購入したチケットには反映できません。購入の際はJRの窓口に行き、以下の内容を伝えます。

・新幹線の乗車日と時間帯
・「こだま」「ひかり」「のぞみ」の中からどの種類の新幹線に乗車するのか
・指定席と自由席どちらの座席が希望か
・学割を使用するという旨

以上のことを伝え、学割証の提示を行ってください。

東京-大阪の新幹線を学割以外で安くする方法

上述のとおり、学生は学割で新幹線に安く乗車できますが、ほかにも安く東京―大阪間を新幹線で移動できる方法があります。ここでは学割よりさらに安く新幹線に乗車する方法について見ていきたいと思います。

ホテルパック

新幹線とホテルがセットになったパックであれば格安で旅行することができます。新幹線のどの割引よりも安く利用できるほか、旅行のトータル費用から考えても安くなるためおすすめです。

予約サイトにより異なりますが、新幹線とホテルのパックをインターネットで予約すると、出発までに自宅や指定場所にチケットが届くかメールにてQRコードが送られ自ら駅で発券するなどの方法で受け取れます。

また「のぞみ」を利用したパックよりも、「こだま」利用のパックのほうがさらに安く申し込めます。日帰りツアーも格安で販売されているため、旅行を検討している方は一度調べてみると良いでしょう。

早割

早めに旅行の計画を立てることができるなら、学割よりも早割利用がおすすめです。

■EX早割21ワイド
乗車日の1ヶ月前(10:00)から21日前(23:30)まで購入可能なEX早割21ワイドですが、東京-大阪であれば片道12,370円で利用できます。

繁忙期間には設定除外日がありますが、東海道・山陽新幹線では最速の「のぞみ」指定席に乗車可能です。また、こども料金の設定はなく、1~6名まで同時に利用することができます。

■EXのぞみファミリー早得
週末に家族や友達と出かけるなら、EXのぞみファミリー早得がおすすめです。乗車日の3日前までの予約であれば土休日の「のぞみ」利用がひとり12,570円(東京-大阪)で利用できます。

繁忙期間には設定除外日があるので、予約する際には設定期間を確認する必要があることと、2人から6人までが利用条件ですので、一人旅行ではこの早得は利用できない点は注意しましょう。

こちらはこども料金の設定があります。

ぷらっとこだま

「ぷらっとこだま」は、「こだま号」限定で指定席を10,900円で予約できる割引チケットです。チケットはJR東海ツアーズのウェブサイトから予約可能で、チケットにはワンドリンク引換券がついています。

また、「ぷらっとこだま」は座席数が限定されているため、のぞみ号自体に空席があっても、ぷらっとこだまの枠は埋まっていることも考えられます。

前日の22時まで購入可能ですが、ゆとりをもって計画を立て、早めに予約しておきましょう。

新幹線以外で東京-大阪間の移動を安くする方法

ここまでは安く新幹線に乗車できる方法を解説してきましたが、ここからは新幹線以外で安く移動する方法について紹介していきたいと思います。

青春18きっぷ

新幹線ではなく普通列車で旅行したい人には、「青春18きっぷ」がおすすめです。

「青春18きっぷ」とはJRから販売されている特別切符のことであり、全国の普通・快速列車を12,050円で1日乗り降り自由で利用することができます。
普通列車・快速列車の普通自由席が5日間乗り放題で利用できるので、東京と大阪の移動途中に箱根や名古屋に立ち寄って観光を楽しむことも可能です。

販売期間や利用期間は春・夏・冬の年3回と限られているため、利用には注意しましょう。

LCC

飛行機での移動も最近は格安で利用できることがあります。LCC(格安航空会社)なら、時間帯や空席状況によっては大手航空会社の半額以下でチケットを購入できます。

新幹線よりも安くなるため、自宅から出発空港、到着空港から最終目的地までの交通費を足した合計金額が安く収まるのであれば利用しない手はありません。

ただし、東京-大阪間に就航しているLCCは成田空港-関西空港のみの運行(2023年7月現在)となり、関西空港から大阪市内までは電車で1時間ほどかかります。そのため、大阪に早く到着したいという方であれば新幹線の移動が向いているといえるでしょう。

夜行バス

どの移動方法よりも比較的安いのは夜行バスです。移動時間は約8~10時間かかりますが、格安で移動することができます。夜間に出発するため寝ている間に移動でき、限られた旅行の時間を有効活用できます。

夜行バスを選ぶときは下記の4つのポイントを基準に選択すると良いでしょう。

・運賃
・フリーWi-Fi、トイレ、充電設備、ブランケットサービスといった設備やサービス内容
・4列シート、3列シート、3列独立シートといったシートタイプの違い
・女性専用車両や女性専用エリアといった女性客に配慮したバスタイプかどうか

バスブックマークならお好みの条件のバスを最安値で探すことができます。当日予約も可能なので突然入った予定にも利用しやすいでしょう。

希望するサービスを提供している夜行バスを予約する際には、ぜひバスブックマークをご利用ください。

まとめ

東京-大阪間の移動手段は多数あります。快適さや車窓からの眺めを重視する学生であれば新幹線の利用がおすすめですし、プチ贅沢な旅を満喫するなら飛行機、費用を安く抑えたい学生であれば高速バスを選ぶと良さそうです。

あまり知られていない小さな町を見てみたい学生には普通列車の旅も合うでしょう。

ご自分の考える旅程や予算、旅のスタイルに合わせた移動手段を見つけて、楽しい旅の思い出を作ってください。

※2023年7月時点での情報です。