夜行バスも安心!トイレが近くならない飲み物1位はミネラルウォーター

夜行バスを利用する際に、気になってしまうのがトイレの問題です。 夜行バスには、トイレが付いているタイプと付いていないタイプがあります。トイレのことが心配ならば、トイレ付きのバスを選ぶのがベストです。しかし、トイレが付いているバスを選んだとしても、なるべくトイレの回数を減らしたいのではないでしょうか。 今回は、夜行バスを利用する際にトイレが近くならない飲み物や避けた方が良い飲み物、水分のとり方などについて解説しています。 また、夜行バスにトイレがあるタイプ、ないタイプについては、以下の記事でも詳しく解説しています。 「夜行バスにはトイレがある場合とない場合がある!ケース毎に注意点を解説」


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トイレが近くならない飲み物

トイレが近くならない飲み物 見出し2

夜行バスを利用する際は、できるだけトイレが近くならない飲み物を選びましょう。ここでは、トイレが近くなりにくい飲み物を2つ紹介します。

ミネラルウォーター

トイレが近くなりにくい飲み物は、ノンカフェインでカリウムが含まれていないものです。なかでも、ミネラルウォーターはノンカフェインで利尿作用が少ないため、長距離移動の飲み物として向いています。

とはいえ、冷たいミネラルウォーターの場合、お腹が冷える可能性があります。そのため、バスの中で飲むミネラルウォーターは、冷たいものではなく常温のものがおすすめです

最近では、冷えたミネラルウォーター以外にも、常温タイプもお店に置かれています。もし冷えたミネラルウォーターしか手に入らなかった場合は、時間をおいて常温にしてから飲むようにしましょう。

麦茶

ミネラルウォーターよりもお茶が好きな人は、カフェインが含まれていないものを選びましょう。ノンカフェインのお茶には、麦茶やルイボスティー、ハーブティー、黒豆茶などがあります。なかでも、トイレが近くならない代表的なお茶は「麦茶」です。

また、麦茶には血液をサラサラにする作用があるため、エコノミークラス症候群の予防にもつながります。エコノミークラス症候群とは、狭い座席などに長時間座って足を動かさないことで、血行不良となり血栓ができる症状です。

夜行バスの場合、長時間同じ姿勢で座っている状態になるため、エコノミークラス症候群になりやすいです。そのため、麦茶でこまめに水分補給をすることで、発症のリスクを軽減できます。

麦茶を飲む際も、お腹を冷やさないように常温にしてから飲みましょう。

エコノミー症候群の対処法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

夜行バスはエコノミー症候群になりやすい!対処法を紹介!

夜行バスで飲むのはNG!トイレが近くなる飲み物

トイレが近くならない飲み物がある一方で、夜行バスでは控えるべき飲み物もあります。

ここでは、夜行バスで飲むのは避けたい、トイレが近くなる飲み物について紹介します。

カフェイン・カリウムを含む飲み物

夜行バスに乗車する際に避けるべき飲み物は、カフェインやカリウムを含む飲み物です。

カフェインとカリウムには、利尿作用をもたらすはたらきがあります。

通常は、膀胱は500cc程度の尿が溜まると尿意を感じる神経が刺激されてトイレに行きたくなります。しかし、利尿作用があるカフェインやカリウムを摂取すると、200cc程度の尿が溜まっただけで、脳が刺激されて通常より早くトイレに行きたくなってしまうのです。

カフェインを含む主な飲み物は、コーヒーや緑茶、ウーロン茶などです。そのほか、カフェインには覚醒作用があるため、移動中の睡眠の妨げになります。

カリウムが含まれている主な飲み物は、オレンジジュースや野菜ジュース、牛乳、玉露などです。

アルコールを含む飲み物

夜行バスに乗る際、アルコールを含む飲み物の摂取は避けましょう。

アルコールには利尿作用があるため、トイレに行く回数が増えてしまいます。特にビールは水分量が多く、新陳代謝を活発にする作用があるカリウムを含んでいることから、トイレが近くなりがちです。

また、アルコールには細胞内の水分を減少させるはたらきもあるので、脱水症状になるおそれがあります。

さらに、人によってはアルコールの匂いを苦手とする人がいるため、バスの車内で飲むのは避けた方が無難です。乗車中だけではなく、夜行バスに乗る前も摂取を控えるのが望ましいでしょう。

水分補給は喉が渇く前に行うことが大切

トイレが近くなるのを避けるために、安易に「水分補給を減らせばよい」と考える人もいるでしょう。しかし、水分不足になるとさまざまなデメリットが生じます。

水分補給しなければ脱水症になる可能性がある

トイレが近くならないよう、水分補給を減らすと体内の水分量も減ってしまい、脱水症が起きるため非常に危険です。

脱水症になると、めまいや立ちくらみ、吐き気、倦怠感などの症状が起こります。重症化するとひきつけや痙攣を起こし、体重の20%以上の水分が失われると死に至ることもあります。

長距離移動にかかわらず、通常の生活の中でも、水分が不足すると血液がドロドロになり、血栓ができやすくなります。バスに乗車していると、体を動かさないことによってさらに血行が悪くなるため、水分補給はこまめに行うことが必要です。

人間には必要な水分量がある

人間の体には、1日約2.3L〜2.5Lの水分量が必要であるとされています。老廃物や毒素は尿によって約2.4L排出されるため、体内は常に水分を必要としているのです。

食事を摂ることで約1.1Lの水分は摂取できるため、飲み物として摂取する水分は1.5Lが目安です。喉の渇きを感じる時点で体内の水分が不足しているので、喉が渇く前に水分補給をするよう心がけましょう。

バスでの移動の際は、水分補給ができるように必ず飲み物を持参しておくことが大切です。

タイプ別夜行バスのトイレ問題と解決方法

トイレの回数が少ない人と多い人、それぞれのタイプに合わせたトイレ問題と解決する方法について紹介します。

【トイレ回数の少ない人】休憩時をこまめに活用する

トイレ回数の少ない人がトイレなしのバスを使う場合、バスの休憩時間に行くことをおすすめします。

夜行バスは、トイレ休憩含めて、サービスエリアやパーキングエリアに立ち寄ります。バスの運転手は、2時間運転するごとに15分以上休憩を取ること、または運転手を交代することが義務付けられているためです。

たとえば、大阪〜東京間の8時間なら、トイレ休憩は2~3時間おきに設定されています。1回の休憩の所要時間は、15〜20分程度です。

トイレ休憩を取るタイミングは、夜行バスのWEBサイトで公開されていることがあるので、事前にチェックしておきましょう。

夜行バスが停まるサービスエリアやパーキングエリアは、規模が大きくトイレも広いため、トイレ内が混んでいたとしても待たずに入れます。

【トイレ回数が多い人】高速バスはトイレ付きを選ぶ

トイレの回数が多い人は、必ずトイレ付きの夜行バスを選ぶようにしましょう。

予約をする際に、トイレの場所をきちんと確認し、座席指定ができる場合はトイレに行きやすい座席を確保しましょう。車内のトイレは、一般的に中央部か最後部にあります。

ほかの乗車客に気兼ねなくトイレを利用するためには、通路側の座席を取ると便利です。

トイレに頻繁に行く人は、バスでの長時間移動では不安になりがちです。しかし、トイレ付きのバスを選べば「トイレにいつでも行ける」という安心感があります。

夜行バスのトイレは定期的に清掃が行われているため清潔感があり、流水音や消臭機能があるので気兼ねなく利用できるようになっています。

まとめ

夜行バスを利用する際は、カフェインやカリウム、アルコールが含まれる飲み物は避け、トイレが近くならない飲み物を選びましょう。トイレが近くなりにくい飲み物には、ミネラルウォーターや麦茶があります。

トイレに行くことを避けるために、むやみに水分補給を減らすと脱水症状になるおそれがあります。トイレを気にせずに夜行バスを利用したいなら、トイレ付きのバスを選ぶと安心です。