東京から京都まで安くいく方法は?電車・飛行機・高速バスを比較

東京から京都に旅行する場合、一体どの交通手段が一番安く移動できるのか、今まさに旅行を検討している人なら気になるところではないでしょうか。 京都に行く交通手段として、真っ先に思いうかぶのは「新幹線」という人も多いでしょう。しかし、安く行こうとするなら、ほかの手段もあります。この記事では東京から京都まで安く行く方法を、移動手段ごとに比較していきます。


この記事は約7分で読み終わります。

東京から京都に行く方法は?

東京駅から京都駅までを直線で結ぶと372.0kmもの距離があり、新幹線で行くとすれば513.6kmもの距離になります。

東京と京都を結ぶ移動手段は、主に以下のようなものがあります。

・在来線
・新幹線
・飛行機
・高速バス

それぞれの移動手段について見ていきましょう。

東京から京都まで安くいく方法・電車編

在来線を利用する場合、出発時間や曜日によって3回または4回の乗り換えが必要です。

または、普通、快速列車を1日乗り降り自由で利用できる、青春18きっぷを使うのも方法のひとつです。

移動途中に箱根や名古屋に立ち寄るなど観光を楽しむことができますが、1回分だけのバラ売りはありません。販売期間や利用期間が春、夏、冬の年3回と限られているため、利用する際には注意が必要です。

新幹線を利用する場合、のぞみであれば2時間10分、ひかりであれば2時間40分と、ほかの交通手段に比べて所要時間が短いのは大きな魅力です。ただし、こだまであれば約3時間40分の所要時間がかかります。

新幹線は京都駅までダイレクトにアクセスできるため、もっとも利便性に優れた移動手段といえるでしょう。

電車のメリット・デメリット

【在来線】
在来線を使う最大のメリットは費用を抑えられることです。特急料金がかからないので乗車券だけで京都駅まで行くことができます。

また、予約を変更することが可能なため、自由にスケジュールを組むことができる点もメリットといえるでしょう。

一方デメリットはというと、移動時間がかかるということや、座席指定ができないため通勤時間や繁忙期には座れないことが挙げられます。

【新幹線】
新幹線のメリットは、本数が多く、利用しやすいことでしょう。東京駅から京都駅に向かう新幹線は、最短3分間隔で運行しているため、1本逃してもすぐに乗車できて便利です。

また、快適に移動できるのも新幹線の魅力です。1列に4席しかないグリーン車であれば、さらにゆったりと移動できます。

新幹線のデメリットとしては料金の高さです。所要時間がかからない分、移動手段のなかでもっとも料金が高い交通機関といえます。

団体旅行客が隣に乗車した場合には、静かな時間を過ごせないことがあるのもデメリットといえるでしょう。

電車で安くいく方法

在来線であれば、乗車券のみで京都に向かうのが比較的安く移動できる方法です。東海道本線を使った場合、所要時間は約8時間半で、普通、快速列車を乗り継ぎながら片道8,360円の乗車券のみで移動することができます。

または、青春18きっぷを使うと、5回(人)分1セットを12,050円で購入し、1枚の切符を1人で5回利用したり、5人グループで1回利用したりするなど、用途に応じた使い分けができます。

ただし、新幹線も早割やパッケージプランを使えば安く利用できるので、検討する価値は十分にあるでしょう。

たとえば、乗車日の1ヶ月前(10:00)から21日前(23:30)まで購入可能なEX早割21であれば、品川駅から京都駅まで片道11,000円で乗車でき、通常料金14,170円よりも3,170円安いです。

EX早割21以外にも以下の4つの早割の設定があります。いずれも東京駅からではなく品川駅からの出発となるため、乗車駅には注意しましょう。

・EXのぞみファミリー早得
・EXこだまファミリー早割
・EXグリーン早割
・EXこだまグリーン早割

また、日帰り旅行ではなく宿泊を伴う旅行であれば、往復の新幹線とホテルが一緒になったパッケージプランがさらにお得です。

東京から京都まで安くいく方法・飛行機編

羽田・成田空港から伊丹・関西国際空港まで飛行機で移動することも可能です。それぞれの所要時間を紹介します。

・羽田空港⇒伊丹空港:1時間10分
・羽田空港⇒関西国際空港:1時間25分
・成田空港⇒伊丹空港:1時間20分
・成田空港⇒関西国際空港:1時間40分

飛行機は新幹線に比べて所要時間は短いものの、自宅から空港までの移動時間、空港での待ち時間、伊丹・関西国際空港に到着してから京都までの移動時間を考えると、新幹線よりも時間がかかることがあります。

飛行機のメリット・デメリット

飛行機を使って東京から京都に向かうメリットは、以下の4つのポイントが挙げられます。

1.ほかの交通手段と比べて移動時間が早い
2.大阪も一緒に行くなら便利
3.LCCを使えば新幹線よりも安く行ける
4.航空会社のマイレージが貯まる

一方、デメリットは次の3つが挙げられます。

1.空港までの移動時間やチェックインに時間がかかる
2.大阪から京都に向かう手間がかかる
3.LCC利用の場合、使用空港が市内より離れている

飛行機で安くいく方法

飛行機を使って京都に安く行く手段としては、LCC(格安航空会社)の利用が挙げられます。大手航空会社よりも安く航空券を購入することが可能です。利用する時間帯や空席状況によっては大手航空会社の半額以下で搭乗することもできます。

LCC以外にも、大手航空会社が設定する早割などの割引運賃や、飛行機とホテルが一緒になったパッケージプランを利用するとさらにお得です。

ただし、割引運賃もパッケージプランも予約変更不可のため、乗り遅れた場合は振替対応が行われず、正規運賃の航空券を購入しなおす必要があるので注意が必要です。

東京から京都まで安くいく方法・高速バス編

東京から京都までの移動手段において、比較的格安で行ける交通機関は高速バスです。

約7~9時間の所要時間がかかるものの、夜行バスであれば夜間の移動になるため、翌朝京都に到着してすぐに活動することが可能です。

ただし、土日祝日、春休み、GW、夏休み、年末年始といった繁忙期はやや割高となるため、安く京都に行くなら平日や閑散期が狙い目でしょう。

高速バスのメリット・デメリット

高速バスのメリットはいくつもありますが、旅費に占める割合の高い交通費を抑えられることが、なによりも大きなメリットといえるでしょう。バス会社や運行便にもよりますが、2,000円台から乗車することができます。

また、移動中に就寝できるため宿泊代をうかせることができ、早朝から滞在時間を有効活用できるのもメリットです。

バス会社によっては、パウダールーム、シャワールーム、レンタル無料のコスメや美容家電、荷物預かりなどといった、夜行バス乗車前に気軽に利用できる待合施設を設けているところもあります。

高速バスのデメリットは長時間同じ体勢で座り続けなければいけないことです。腰痛など、身体に不調がでるおそれもあるため、トイレ休憩時には外に出てストレッチを行いましょう。

また、バスの種類によってはトイレが付いていない場合もあります。状況によってはトイレ休憩まで我慢しなければならないため、不安な人はトイレ付きのバスを選ぶと良いでしょう。

高速バスで安くいく方法

高速バスを使って旅行するなら、限られた旅行の時間を有効活用できるだけでなく、昼行バスよりも運行本数の多い夜行バスがおすすめです。

休日や繁忙期を含め、最安値で高速バスを予約するなら、業界最大級のバス予約サイト『バスブックマーク』で検索してみてください。

バスブックマークなら運賃をはじめ、シートタイプ、女性専用車両・女性専用エリア、トレイの有無、コンセント・Wi-Fiの有無など、ご自分の好みの条件に合ったバスを見つけることができます。

まとめ

東京から京都に行く手段はたくさんありますが、もっともポピュラーな移動手段は新幹線です。運転本数も多く、定時性に優れているのが特徴といえます。

また、飛行機は旅行気分を演出してくれますが、東京から京都への移動は一度大阪を経由する必要があるため、京都駅まで楽に移動できる新幹線のほうが、利便性が良いといえそうです。

できるだけ旅費を抑えたい人は高速バスを検討してみることをおすすめします。