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中学生が楽しめる旅行プランを考えよう
小学生までは家族との旅行を楽しんでいたお子さんでも、中学生になると部活が始まったり、友達と過ごす時間が増えたりして、家族より別のことに時間を割きたいと感じることもあるかもしれません。
ここでは、中学生のお子さんが家族旅行に参加したくなるプランの立て方について解説します。
未知の体験に触れよう
今まで行ったことのない場所に行くのは中学生のお子さんにとっても楽しみとなるでしょう。本格的なキャンプや遠方のテーマパークなど、子どもだけでは体験できないようなテーマの旅行にするのがおすすめです。
また、好きな映画やドラマの舞台になっている地域を巡るなど、子どもの趣味や関心と紐付けすると興味がわきやすく、旅行に行きたくなるでしょう。
一方で、博物館や美術館などは、子どもの性格によっては興味がわかず飽きやすいため、避けるのが無難です。作品を見続けることで、首や肩が疲れてしまい、作品を楽しめなくなる場合や大きな声で話せないなどの制限があるため、退屈に感じてしまう場合もあるでしょう。
予定を合わせやすい年末年始が狙い目
旅行の時期は、家族の予定を合わせやすい年末年始がおすすめです。ゴールデンウィークやシルバーウィーク、夏休みは友だちとの予定や部活が入りやすいですが、年末年始なら部活や習い事も休みになるところが多いのではないでしょうか。
年末年始の旅行を定期イベント化できると、ある程度年齢が上がっても一緒に旅行しやすくなります。大学生や社会人になっても年末年始は休みがとれることが多いので、毎年変わらず一緒に旅行することができるかもしれません。
子どもと一緒に計画を立てよう
行き先を決めるときは、親だけで決めず、子どもと一緒に考えるのがおすすめです。大人と子どもの興味関心は異なりますが、子どもの好奇心を満たせる旅行先なら、思い出にも残りやすくなります。
まずは、お子さんが何に興味を持っていて何が好きなのかを知ることが大切です。子どもの興味は年齢を重ねるにつれて変化している可能性があります。そのために、普段のコミュニケーションをとおして、お子さんの好みを把握しましょう。
また、好みがわからない場合でも「どこに行きたい?」と子どもに聞くだけでなく、複数箇所候補をあげてみて、反応をうかがうのが良いでしょう。
中学生がいる家族におすすめの旅行先
中学生がいる家庭におすすめの家族旅行先にはどのようなスポットがあるのでしょうか。中学生向けの旅行プランの立て方を踏まえ、具体的な旅行先について解説します。
テーマパーク
テーマパークは中学生だけでは行きにくいですが、高校生になると友だち同士で行けてしまう範囲です。テーマパークに家族で行けるのは、中学生のときが最後のチャンスかもしれません。
定番のディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンのようなメジャーなテーマパークも良いですが、家族旅行であれば地方の遊園地もおすすめです。
絶景を楽しめるアトラクションや、遊園地内でアスレチックや体験イベントなどを行っているなど、アトラクション以外にも地方の色を感じながら楽しめることも多いので、選択肢に入れてはいかがでしょうか。
また、地方の遊園地は定番のテーマパークに比べ混雑も少ないので、家族でゆったりとした時間を過ごすこともできます。遊べることはもちろんですが食べ物も充実しているので1日楽しむことができるでしょう。
マリンスポーツ・ウィンタースポーツ・キャンプ
マリンスポーツやウィンタースポーツ、キャンプなどのアウトドアは、自然とふれ合うことができる、人気の旅行先となっています。車や飛行機などの交通手段でしか行けない場所も多いため、子どもだけではなかなかチャレンジできないので、ぜひ家族旅行に取り入れてみましょう。
アウトドアの良いところは、季節によってマリンスポーツ、ウィンタースポーツ、キャンプと行き先を変えられる点です。子どもが興味を持ったものに取り組んでみましょう。
大自然の中で、スマートフォンやインターネットから離れた非日常的な体験は、中学生くらいの多感な時期の価値観形成にもおすすめです。
テーマ性のある観光名所
子どもの趣味に合わせ、まだひとりでは行けない観光名所を選ぶのも良いでしょう。映画、ドラマ、アニメなどの舞台となった街や「アニメ聖地」など、子どもの興味がある地域を巡るのもおもしろいです。
歴史好きなら史跡や城巡りも楽しめます。子どもが興味を持っているものを中心に考えて、行き先を組んでみましょう。
家族旅行の費用を節約するポイント
家族旅行で、人数が多く高額になりやすいのが旅費です。少しでも費用を抑えるためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、旅費を抑えるポイントについて紹介します。
また、家族旅行の費用を節約するポイントについては、以下のページでも解説しているのでご参照ください。
「家族旅行の費用の目安や内訳|節約しながら楽しむためには」
早期予約で宿泊費を節約
夏休みや冬休みなどは混みやすい時期のため、宿泊先を確保しにくいという問題があります。
しかし、夏休みや冬休みなどの連休は事前に学校から日程のお知らせがあるでしょう。早い時期に旅行の計画を立てて予約すれば、希望の条件の宿を取りやすいだけでなく、早期割引も期待できます。
さらに、早く予約することができれば、人気で完売する可能性が高い、テーマパークの入場券+ホテル宿泊のパックも予約できるかもしれません。安く済ませたいと考えているご家庭も多いので、早期割引やパック割引は早めの予約が必要です。
もし、移動に新幹線や飛行機を使うなら、早期予約割引以外にも旅券とのパック販売をしていることがあります。
食事は観光地価格を避けよう
旅費の節約のためには、食事についてもよく考えなければなりません。旅行雑誌に載っているようなお店は観光地価格である場合も多く、やや割高となるので避けるべきでしょう。
ホテルの人や案内所などで地元の人が行くような穴場の食堂やレストランを聞けば、地元特産の食材を安く楽しめることもあります。ほかにも、お菓子や飲みもの、初日の昼食などは自宅から持参すると割安です。なるべく費用を抑えてその土地のおいしいものを食べる工夫をしましょう。
割引プランの利用や格安の交通手段を選択する
交通費を大幅にカットするには、前述のとおり、セット割引や割引プランの活用がおすすめです。また、低価格で移動できる交通手段を選択するのもひとつです。旅行に活用できる割引や、低価格な交通手段について紹介します。
マイカー
マイカーで行くなら、高速道路のETC割引、休日割りを活用しましょう。また、有料道路は使わず、下道で行くことも考えながら経路を選ぶことも大切です。
在来線
在来線を使って、いくつもの観光地を巡るなら、その都度乗車券を購入するよりも1日乗車券を購入する方が割安になるケースもあります。特に観光地がたくさんあるような地域では、1日券や2日券などが販売されている可能性も高いです。在来線をうまく利用してみましょう。
飛行機
飛行機はホテルとのセット割引を利用するのがおすすめです。かなり割安になるのでお得に旅行できます。
また、一般航空機よりも格安航空機の利用がおすすめです。大手航空会社と比べ、運賃だけで3,000円程度安くなります。最寄りの空港からどんな格安航空機が出ているのかを調べ、活用を検討しましょう。
新幹線
新幹線もホテルとのセット割引を利用するのがおすすめです。セット割引は繁忙期になると早めになくなってしまう可能性があるので、旅行の日程が決まったらすぐに予約しておくと良いでしょう。
高速・夜行バス
割安の移動を考えるなら高速バスや夜行バスがおすすめです。バスなら家族の誰かが運転するという負担もなく、移動先で家族全員が楽しめます。晩ご飯のときに気兼ねなくお酒を楽しむこともできるでしょう。
新幹線だと、駅からの移動のことを考える必要があります。停留所にもよりますがバスは観光地近くまで届けてくれるので、新幹線ほど目的地までの移動を考えなくても良いでしょう。
もしも、高速バス・夜行バスを探すならバスブックマークを活用ください。全国主要都市に向かう夜行バスや高速バスを検索できます。
シートタイプやコンセントの有無、快適グッツの有無などさまざまな条件を指定して検索することもできるので、より快適なバス旅になるようにお好みの条件を入れて検索してみましょう。
まとめ
今回は、中学生のお子さんと行く家族旅行の行き先を決めるポイントや費用を安く抑える方法について紹介しました。中学生になると家族と一緒に過ごすのを避ける子どももいるため、子どもが興味を持てる旅行プランを立てられるように、普段からコミュニケーションをとっておくことが大切です。
交通費を安価に抑えるなら、交通手段にあった割引を活用したり、高速バス・夜行バスなど安価な交通手段を利用したりしましょう。ひとりならあまり変わらないかもしれませんが、家族分の割引は大きいでしょう。