夜行バスでの領収書の発行方法は2種類!方法と注意点を解説

夜行バスを利用する目的は幅広く、プライベートだけでなくビジネスでの利用も増えています。ビジネスでの利用であれば、経費として清算するために領収書が必要ですが、夜行バスで領収書の発行は可能なのでしょうか。 今回は、夜行バスを利用した際の領収書の発行方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。


この記事は約6分で読み終わります。

夜行バスは領収書が発行できる?

結論から言うと、夜行バスにおいて領収書の発行は可能です。発行の方法は、支払い方法によって異なります。

バス運賃をコンビニで支払った場合、支払い時に領収書が渡されますので、必ず受け取りましょう。

クレジットカードで支払った場合には、カード会社から毎月届く明細書が、領収書と同様の扱いとすることが主流となっていますが、理由は後ほど詳しく解説します。

インターネットの予約サイトを経由して、クレジットカードで支払うと、サイト上から領収書が印刷できるか、もしくはサイトの運営会社に依頼して発行してもらえる場合もあります。

領収書は、これらの方法で発行できることがほとんどですが、細かい手順はバス会社ごとに異なりますので、HPなどで詳細を確認しましょう。

バス会社によっては、支払い方法として銀行振り込みやネットバンク、携帯キャリア決済(月々の携帯電話の利用料金と合算して請求される)などを選択できるところもあります。自分にとって都合の良い支払い方法を選択すると良いでしょう。

乗車直前の予約で、当日窓口やバス車内でバス代を支払う場合は、領収書が欲しい旨を伝えて発行してもらいましょう。バス車内の場合は、必ず停車中に乗務員へ依頼しましょう。

夜行バスで領収書を発行する方法

先ほどご紹介したように、領収書の発行方法は会社によって若干異なりますが、基本的には同じ流れと考えて問題ありません。基本的な発行方法を、さらに詳しく解説します。

オンライン上での発行

オンラインで夜行バスを予約した場合は、サイト上で発行手続きを行います。細かい流れは会社ごとで異なりますが、基本的な流れは次の通りです。

1.マイページにログインする

オンラインでの予約には、マイページへの登録が必要となるケースがほとんどです。登録時には、住所・氏名・連絡先(携帯電話、メールアドレス)などを入力します。登録が完了すると、パスワードが発行されますので、記録しておきましょう。

予約した際に登録したメールアドレスやパスワードを入力し、マイページへログインしましょう。

2.予約内容の確認

当該サイトから、これまでに予約した内容が表示されますので、領収書を発行したい予約内容を表示します。内容が合っているか、複数の予約があれば日にちや区間が間違っていないかなどを確認しましょう。

3.領収書の宛名を入力

領収書に記載したい宛名を入力し、領収書出力ボタンをクリックします。このとき、宛名が入力されていないと、一般的には予約した人の名前が記載されます。

4.領収書を出力

確認画面が表示されたら、内容を確認のうえ出力ボタンをクリックすると、領収書が表示・印刷されて出てきます。

自宅にプリンターがない場合は、予約サイトに依頼して郵送してもらうことも可能です。予約サイトやバス会社によっては、クレジットカード会社からの明細書をそのまま領収書として扱うところもあるため、明細書以外に領収書が必要であれば別途依頼しなくてはいけません。

クレジットカード会社が発行する明細書が領収書の代わりとなるには、会社名・購入日時・商品やサービスの内容・購入金額・購入した会社が記載されていることが条件です。明細書を確認し、これらの記載があるかどうかを見ておきましょう。

カードの利用明細以外でも、バス会社もしくは予約サイトがサービスとして発行した領収書もしくはレシートであっても、上記の項目が記載されていれば、同じように領収書の代わりとすることができます。

カード決済では、バス会社や予約サイトはお客様から直接現金を受け取っていないので、領収書を発行する義務は課せられません。依頼したうえで発行してもらえる領収書は、サービスのひとつとして行っているのです。このため、税法上の領収書には該当しません。

クレジットカードで支払ったバス代を経費として請求するために、勤務先に領収書を提出する場合、「クレジットカード払い」と記載してもらうようにしましょう。これは、勤務先での経理ミス(二重計上など)を防ぐためです。

会社によって、領収書の考え方が異なるため、発行してもらえる場合とそうでない場合があります。必ず確認しておきましょう。

コンビニでの発行

コンビニで夜行バスの乗車券を発行する場合は、サイトや電話などで予約したのち、端末に受付番号などを入力し、画面に沿って操作して購入します。

操作後に、受付票が発行されますので、レジで支払うと乗車券とあわせて領収書が受け取れます。一部のコンビニでは、端末操作をせずに、直接レジで店員に処理してもらうところもあります。

コンビニでの購入は、一部のバス会社のみとなり、取り扱いが可能なコンビニもさまざまです。通勤経路や会社の周辺、自宅近くなど、利用できるエリア内に支払いができるコンビニがあるか確認しておきましょう。

夜行バスの領収書に関する注意点

夜行バスの利用に、領収書が発行できることが分かりましたが、いくつか注意しなければならない点があります。ここで注意点を解説します。

発行期限を守る

夜行バスの領収書は、発行期限が定められています。乗車日を過ぎれば発行不可になる場合や、乗車日翌日以降の1年間まで発行可能、出発日から6か月まで発行可能など、期限は会社によってさまざまで、対応が大きく異なります。

中には、領収書の発行期限がサイトに記載されていない会社もあるので、個別に確認が必要です。

どの会社も、発行期限を過ぎると基本的に領収書が発行できなくなりますので、早めに対応するよう心がけましょう。

手数料がかかる場合も

会社によっては、領収書を郵送するのに手数料(郵送料プラス手数料)がかかるところもあります。また、発行を依頼してから手元に届くまで数週間かかる場合もありますので、必要だと事前に分かっていれば早めに手配しましょう。

紛失には注意

夜行バスの運賃をコンビニで支払った場合、領収書と乗車券が一体化していることがあります。また、コンビニでは支払いが確認できるまでに時間がかかることも多いです。

乗車直前に料金を支払い、その後領収書をなくしてしまうと、入金確認が間に合わなくなり、最悪の場合再度購入しなくてはいけない恐れがあります。コンビニでの支払い後は、乗車券や領収書を厳重に管理することが大切です。

予約サイトで購入した場合には、オンラインで支払い記録や支払い確認メールなどが届くかと思われるので、そちらを乗車券の代用にできることもあります。いつでもすぐに見せられるように保存しておくと安心です。

また、領収書の再発行は基本的にできません。同じ内容の領収書が複数あると、トラブルの原因となってしまう可能性があるからです。どうしても再発行しなくてはいけない事情が発生した場合は、予約サイトやバス会社に相談してみましょう。

まとめ

経費精算には領収書が必要ですが、発行の期限や方法などはバス会社や予約サイトごとに決まりがあります。利用する会社のHPなどを確認し、内容に従って手続きをすることが大切です。

一度受け取った領収書は、紛失しないように十分注意して取扱うように心がけましょう。