夜行バスでのいびきは必ず対策が必要!おすすめの対策方法

夜行バスに乗って睡眠をとる際に気になるのは、ほかの乗客のいびきです。初めて夜行バスに乗る人にとっては、いびきがうるさくて眠れないのではないかと心配になることもあるかもしれません。逆に、自分が気づかないうちにいびきをかいてしまう可能性もあるでしょう。 今回は、夜行バスの乗車する際のいびき対策について解説していきます。


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夜行バスでいびきの対策をするべき理由

夜行バスに乗車する人のうち、みんながいびき対策を考えて乗車しているわけではありません。いびき対策を特に考えずに乗車する人も多いです。

しかし、次のような理由から、あらかじめいびき対策考えておいた方が安心して乗車できます。

トラブルのもとになる恐れも

夜行バスの中で大きないびきをかいていると、周囲の座席の乗客にとってはとてもうるさく感じるでしょう。特に4列シートなど、座席間の距離が近い場合にはうるさくて眠れないということも多いです。

いびきがあまりにもうるさいと、抗議する人も出てくるかもしれません。抗議された側が素直に謝ればそれで済みますが、反論するなどして口論になる可能性もあります。

抗議するのではなくわざと肘打ちなどをしてうるさいということを暗に伝えようとする人もいるでしょう。それに対して相手が腹を立てて、乗客同士のトラブルに発展する恐れもあります。

たかがいびきと思われがちですが、トラブルに発展することを考えれば軽視できません。

移動時間が長い

夜行バスはほかの乗り物と比べて移動時間が長いです。周囲の座席の乗客がいびきをかいていると、長時間いびきのうるさい音を聞き続けることになるためストレスが溜まるでしょう。ストレスが溜まるだけではなく、睡眠がしっかりとれないということも考えられます。

夜行バスで旅行をするときには、移動中に睡眠をとることを前提にスケジュールを組んでいることが多いです。十分に睡眠がとれないことで、その後のスケジュールに支障が出ることもあるでしょう。

いびきを注意される

自分がいびきをかいてしまわないか心配な人もいるでしょう。いびきをかいている本人は自分のいびきに気づいていないことも多いです。気がついていないだけで周囲の座席の乗客が迷惑しているかもしれません。

あまりにひどいと、睡眠中に怒られて注意される場合もあります。サービスエリアなどでバスが止まったときに、運転手からいびきがうるさいことを伝えられることもあるでしょう。

夜行バスの周囲の人のいびき対策

夜行バスで周囲の人のいびきがうるさい場合に、どのような対策を取れば良いのか見ていきましょう。

耳栓・イヤホンで対処

いびき対策として簡単にできるのは耳栓で周囲の音を遮断することです。耳栓を付けていれば、いびきをかいている乗客が近くにいても、その音がほとんど聞こえずに済みます。

いびき以外の物音なども聞こえなくなるため、快適に眠れるでしょう。耳栓自体は小さいため、荷物になることもありません。

眠っていないときなら、イヤホンで音楽を聴くのも良い方法です。音楽でいびきの音がかき消されて快適に過ごすことができます。

音楽を聴く以外に動画鑑賞などをするのも良いでしょう。周囲の音がシャットアウトされて、動画の内容に没頭していれば、いびきはほとんど気にならずに済みます。

運転手に相談

まれに非常に大きな音でいびきをかく人もいます。耳栓やイヤホンなどを使っても、いびきがうるさくて困ることもあるかもしれません。

そのようなときには、運転手に相談してみる方法もあります。少し勇気がいるかもしれませんが、対応してくれることも多いです。運転手に注意されれば、たいていの人はそれ以降気をつけてくれるので、それ以降は快適に過ごせるでしょう。

また、我慢できないくらいの大きないびきなら、ほかの乗客も迷惑している可能性が高いです。そのため、ほかの乗客が運転手に相談してくれることもあります。そのような気配がないようなら自分が相談してみましょう。

夜行バスで自分がいびきをかかないための対策

夜行バスの中で自分がいびきをかいて周囲に迷惑をかけないようにすることも大事です。ではそのためにどんな対策をすれば良いのか見ていきましょう。

アルコールをとらない

夜行バスに乗車している時間のうち大半は寝ているでしょう。よく眠れるようにするために、お酒を飲む人もいるかもしれません。たしかにお酒を飲むと眠気を催すため入眠しやすくなるでしょう。

しかし、お酒は鼻炎の原因にもなります。そのため、お酒を飲むことでいびきをかきやすくなることもあるでしょう。喉が渇きやすくなり、トイレも近くなるので、夜行バスに乗る際にはお酒は控えた方が無難です。

あいうべ体操

舌や口周りの筋肉を鍛える「あいうべ体操」をすることで、いびきを防止できる場合があります。

やり方は簡単で、口を「あーいーうーべー」の形にして大きく開けるだけです。最後の「べー」のときだけ舌を出してできるだけ伸ばします。

夜行バスに乗る予定が決まったら、この「あいうべ体操」を毎日やってみましょう。普段からいびきに悩んでいる人なら、少しずつ改善していくのが実感できるかもしれません。

横向けで寝る

仰向けの体勢だと気道が圧迫さるためいびきをかきやすくなります。夜行バスで眠るときには、シートを倒すでしょう。仰向けに近い姿勢になるため、いびきをかいてしまう人が多いです。

しかし、シートを倒さないとリラックスできず、よく眠れなくなってしまいます。そこで、シートを倒した上で、横向けに眠る方法がおすすめです。横向けなら、気道は圧迫されずなおかつリラックスして眠れます。

マスクをする

口呼吸になることでいびきをかきやすくなることも多いです。空気が乾燥していると鼻詰まりになってしまい、口呼吸で眠ることがあるでしょう。

空気の乾燥対策をすることでいびきの防止にもつながります。そこで役立つのがマスクです。マスクを付けて眠ることで、いびきだけでなく、コロナ対策や鼻詰まりの防止にもなります。

グッズで対策

点鼻薬やマウスピース、ノーズピンなどのグッズを使用していびきを防止する方法もあります。

点鼻薬は花粉症や鼻炎などによる鼻詰まりに悩む人が使用するものです。薬局などで購入することができて、ジェルタイプのものやスプレータイプのものなどさまざまな種類があります。鼻詰まりが原因でいびきをかく人なら、これでいびきをほぼ防止できるでしょう。

マウスピースは、就寝中に舌が下がることが原因でいびきをかく人におすすめです。舌が下がらないようになるため、呼吸もスムーズにできるでしょう。周囲の座席の人に迷惑をかけないようにできるだけでなく、自分もぐっすり眠れるようになります。

マウスピースは歯科医院で診察を受けて作ってもらうことができますが、費用がやや高額です。できあがるまで時間もかかります。そのため、夜行バスに乗るためにマウスピースを作るのは難しいかもしれません。ただし、すでにマウスピースを使っている人は持って行くのが良いでしょう。

ノーズピンは鼻の上部に貼り付けて使用するものです。鼻腔が狭まるのを防止して鼻の通りが良くなります。これにより口呼吸をしなくなるため、いびきも防止できるという仕組みです。小さくて持ち歩きしやすいため手軽に使用できます。付け心地の良いものや、目立ちにくい色のものなどもあり種類も豊富です。

まとめ

夜行バスに乗車すると車内で就寝して一夜を過ごすことになるため、いびきが心配になります。周囲の座席の乗車のいびきがうるさくて眠れないこともあれば、自分のいびきで周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあるでしょう。

そのため、気にせず眠れるようにするためと、自分がいびきをかかないための両面での対策が必要です。お互いにいびきでの迷惑を防止して快適な旅行を楽しみましょう。