節約しながらも旅行を楽しむ方法をご紹介

「旅行へは行きたいけど予算が少ないから節約したい」と、どのように旅行を楽しもうか悩まれている方もいるでしょう。しかし、やみくもに支出を減らすのは、旅行の満足度を下げることになりかねません。そこで今回は、低予算ながら旅行を楽しめる、節約旅の方法を解説します。節約旅を実現する方法は、大きく4つに分けられます。


この記事は約6分で読み終わります。

1.宿泊費を節約する方法

旅費の中でも大きな割合を占めるのが宿泊費です。宿泊費を抑えることは、旅行にかかる費用を大幅に節約できます。宿泊費を節約するポイントは「場所」と「日程」です。それぞれの方法について、詳しくみていきましょう。

宿泊する場所で節約

宿泊費は宿泊施設によって大きく変動します。当たり前ですが、高級旅館やリゾートホテルはサービスや設備の充実具合から、高い宿泊費を支払うこととなります。

一方、ビジネスホテルはサービスや設備は比較的簡易なものですが、宿泊費はリゾートホテルよりも格段に安く抑えられます。近頃はファミリー向けのプランを売り出していたり、サービスや設備を充実したりしているビジネスホテルも多く、子ども連れの宿泊先としてもおすすめです。ホテル比較サイトを使えば、さまざまなサイトを横断して最安値のプランを見つけることができます。予約する前に確認しておきましょう。

宿泊費を安価で済ませる方法として、カプセルホテへの宿泊も選択肢のひとつになります。カプセルホテルは、ビジネスホテルに比べてさらにサービスや設備が簡素化され、その分より安価になります。立地の良さや、移動しやすい場所にあることもメリットといえます。施設によっては女性専用エリアやサウナなどを完備している場合もあり、少しでも快適に過ごしたい方は、そのようなカプセルホテルを選ぶ手もあります。

さらに宿泊費を節約したいのであれば、ネットカフェのナイトプランを利用する方法もあります。寝具はありませんが、シャワー付きの場合もあり、寝て起きるだけなら困りません。一人旅などでとことん宿泊費を抑えたい方は検討してみるのもありでしょう。

宿泊する日程で節約

同じ宿泊施設であっても、宿泊する日程によって費用は大幅に変動します。土日祝日やゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などは避け、平日に宿泊することで宿泊費を安く抑えることが可能です。とくに高級旅館やリゾートホテルなどへの宿泊を検討している場合には、同じ部屋や宿泊プランでも泊まる日が異なるだけで、数千〜数万円の差が出る場合もあるため、チェックしておくことをおすすめします。

また、早期予約割引があるホテルも多く、オンシーズンであっても3〜6ヶ月前の予約で大幅に割引されることもあります。旅行スケジュールを早めに立てられるなら、先にホテルを予約しておくと良いでしょう。

裏技として当日予約割引を狙う方法もあります。これはホテル側が1部屋でも多く稼働させることを狙って、当日空いている部屋を安く売り出すものです。当日予約を売り出しているホテルを見つけることができれば安い費用で宿泊できますが、必ず部屋を抑えることができるとも限りません。リスクが高いこの方法は、避けることが賢明でしょう。

2.旅行中の食事代を節約する方法

旅行中の食事は、外食される方が多いのではないでしょうか。地元の名産品や有名なレストランなど、食べたい物を片っ端から食べていると、食事代が膨れ上がってしまうことも少なくありません。旅行中の食事代は次のようなルールを決めることで節約でき、なおかつ十分に満足できるものになるでしょう。

部屋食

テイクアウトなどを活用し、ホテルの部屋で食事をとることで節約できます。時間も周りの目も気にすることなく、ゆったりと食事を楽しめる点も部屋食のメリットです。

レストランや居酒屋などで気に入ったメニューをテイクアウトすれば、部屋でもおいしい料理がいただけます。また、地元のスーパーマーケットや道の駅も見逃せません。郷土料理や地酒、地元の有名なスイーツなどを、手頃な価格で購入できるので侮れません。時間帯によってはデパ地下の高級デリやお弁当などが割引されていることもあり、市街地や都心部へ出かけた際は狙ってみるのもおすすめです。

朝には散歩がてら、地元で人気のベーカリーでパンを買うなどの方法もあります。外食だけではない旅先での、新たな食事の楽しみ方を探すきっかけにもなるかもしれません。

3食中1食だけ豪華にする

食事は旅行の醍醐味のひとつであり、あまりに簡素なものばかりでは旅が味気ないと感じる方もいるでしょう。そこでおすすめなのが1日3食のうち、1食を豪華な食事にする方法です。朝昼は、コンビニやファミリーレストランなどで安く抑え、夜だけはレストランや居酒屋でちょっと豪奢な食事を楽しめれば、旅の満足度も上がるというものです。

また、朝食のバイキングをたっぷり食べておき、昼食は軽くすませるという方法もあります。あまり早い時間に食べるとお昼前にお腹が空いてしまうので、少し遅めの時間帯に食べることがポイントです。欲張りすぎて盛ったものを食べられないなんてことはないようにしましょう。

3.観光にかかる費用を節約する方法

旅行中に意外とかかるのが観光スポットなどへの入場料です。1回あたりは数百円ほどでも、いくつもスポットを回ると、金額が大きくなってしまいます。家族連れだとなおさらです。

そこで無料のスポットを中心にまわることをおすすめします。工場・施設見学や博物館、神社や庭園など無料の観光スポットは全国各地に多数存在します。あらかじめ訪れる場所に、どのような無料スポットがあるかを調べておくと良いでしょう。また、レンタカーを利用した際など、入場料の割引チケットをもらえることもあります。有効活用しない手はありません。

4.交通費を節約する方法

交通費も宿泊費と並び、旅費の多くを占めます。新幹線や飛行機は目的地に早く到着できる一方金額が高く、早割などを利用しても往復で数万円程度かかるのが一般的です。そんなときに、節約旅の強い味方になってくれるのが、夜行バスです。夜行バスは費用を抑えるだけではないさまざまなメリットがあります。

夜行バスを利用しよう

飛行機はもちろんですが、新幹線と比べても、夜行バスの費用が格段に安い点は大きなメリットです。閑散期やオフシーズンであれば、東京大阪間が2,000〜2,500円ほどになることもあります。

費用が抑えられるだけでなく、車内で1泊でき、宿泊費と交通費を兼ねることができる点も大きなメリットといえるでしょう。寝てる間に目的地に到着するため、時間の有効活用にもなります。

夜行バスの到着は早朝になることがほとんどです。早い時間から観光を楽しみ、充実した一日を過ごせることは旅の魅力のひとつといえます。

加えて、最近の夜行バスは快適性を追求したものも多く、シートがフルフラットになったり、アメニティが充実していたりするタイプもあり、予算と照らし合わせながら選ぶと良いでしょう。

夜行バスを予約するならバスブックマーク

夜行バスや高速バスを予約する際、各バス会社のサイトをいくつも見比べながら、最安値のプランを探すのは手間も時間もかかるものです。そこで便利なのが、バス会社を横断して検索できる「バスブックマーク」です。乗車地と降車地、出発日を入力するだけで、乗車可能な便が検索でき、最安値のプランもすぐにわかります。

さらに、「女性専用車」「3列独立シート」「トイレ付き」など、条件を細かく指定して検索することも可能です。リーズナブルな価格帯はもちろん、自分に合った快適なバスも選ぶことができます。夜行バスを予約するなら、ぜひバスブックマークをご利用ください。

まとめ

節約旅行を楽しむポイントは、メリハリをつけた支出です。「ここは譲れない」というポイントを決め、それ以外は工夫して節約することで、費用を抑えても満足度の高い旅が実現できます。旅の楽しさは支出金額に比例するわけではありませんが、「バスブックマーク」をうまく利用し、かしこく節約して充実した旅を楽しみましょう。