アメニティがある夜行バスは?アメニティにはどんなものがある?

夜行バスの中にはまるでホテルのようなアメニティが揃っているタイプもあります。しかし乗車するバスやプランによってアメニティのサービス内容は異なるため、予約前に確認しておくと良いでしょう。また最近は車内設備が充実している夜行バスも多く、より快適に過ごしたい方はこちらもチェックしておきたいポイントです。今回は夜行バスのアメニティや車内設備について詳しく解説します。


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設置されているアメニティと車内設備

夜行バスを利用する際、乗車予定のバスのアメニティや車内設備をチェックすることが大切です。あらかじめ確認しておけば、たとえば「ぐっすり眠れるようにネックピローを持参したのにアメニティとして用意してあった」といった失敗を防げます。できるだけ荷物を減らして身軽に移動するためにもアメニティや車内設備はしっかり活用しましょう。

それでは実際のアメニティや車内設備を紹介します。バスのグレードや種類などによっても異なりますが、次のようなアメニティや車内設備が一般的です。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

アメニティ

アメニティの充実度は多くの場合、バスの乗車料金によって異なります。安くなるほど必要最低限の種類に抑えられる一方、さまざまなサービスが用意された高価格帯の夜行バスでは、まるでホテルのように豪華なアメニティが用意されている場合もあります。アメニティが多く揃っていると荷物が減り、身軽に移動できて便利なため、上手に活用すると良いでしょう。

それでは、一般的にどのようなアメニティがあるのでしょうか。次にまとめています。

■低価格帯の夜行バス
比較的安価な夜行バスのアメニティは、次のような必要最低限のラインナップとなっていることが多いです。

・ブランケット
夜行バスでブランケットは基本のアメニティです。車内は夏でも乾燥しやすく、冷えることがあるためブランケットは欠かせません。薄手のものが多いため、寒がりの方は別途持参しても良いでしょう。また、2枚目を貸し出している場合もあります。

・スリッパ
ブランケットと同じく、スリッパも基本のアメニティです。靴を履いたままではゆっくり休めない方は、アメニティのスリッパを活用しましょう。

・耳栓
周囲からの音が聞こえるとなかなか寝付けないという方は、耳栓がアメニティとして用意してあるかチェックしておきましょう。耳栓がある場合とない場合とでは、安眠度に差が出ます。

■高価格帯の夜行バス
高価格帯の夜行バスでは上記に加え、以下のようなアメニティが揃っていることがあります。

・ネックピロー
慣れない夜行バスのシートでの睡眠中、首への負担を和らげてくれるのがネックピローです。腰を支えるクッションが用意されている場合もあります。

・アイマスク
アイマスクは使用することでリラックス効果が感じられ、慣れない車内での睡眠をサポートしてくれます。周囲の乗客が使っているスマートフォンの光で、安眠できないなどの事態を防ぐことができるでしょう。

・ドリンク
乗車の際にお茶やミネラルウォーターなどのドリンクを、アメニティとしてもらえることがあります。のどを潤すためであることはもちろん、バス車内は空気が乾きやすいため、乾燥対策としても役立つでしょう。

・ティーサーバー
ティーサーバーとして、インスタントコーヒーやティーバッグと熱いお湯が用意されていることもあります。ただし各シートではなく座席前方に用意されていることが多く、自分で作る際には火傷などに注意が必要です。

・歯ブラシセット
歯ブラシと歯磨き粉が一緒になったセットが用意されていることもあります。朝一番に歯みがきをしたい方は多いでしょう。とはいえ、持参すると意外と荷物になるため、アメニティとして用意されているとありがたいものです。

・リラックスウェア
バスによってはパジャマのようなリラックスウェアが用意されていることもあります。シートで寝ていると服にシワが寄りやすいため、下車後すぐに予定がある場合などは非常に便利です。

車内設備

バスの車内設備もアメニティと同じく、バスのグレードや種類によって異なる場合が多いため、乗車前に確認しておくことをおすすめします。バス会社のホームページに記載されていることもあるので、一度目を通しておくと良いでしょう。一般的な車内設備を次にリストアップしています。

・カーテン
座席同士の間仕切りとして設置されていることがあります。プライバシーを守ることはもちろん、安眠の妨害となるスマートフォンの光漏れを防ぎ、リラックスするためにも役立ちます。

・フード
一部の夜行バスに限られますが、ベビーカーのようなフードが座席についていることもあります。寝顔や化粧をしていない顔を見られたくないという要望から、設置されるようになったものです。必要に応じて、フードは自分の好みの位置に調整もできます。

・コンセント
スマートフォンなどの充電ができるコンセントが、座席ごとに設置されているバスも多くあります。USBタイプのみの場合があるので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

・Wi-Fi
Wi-Fiが完備された夜行バスも増えています。スマートフォンの利用はもちろん、移動中にパソコンを使って仕事をしたい方にも便利な車内設備です。ただし、深夜の操作は禁止されている場合があるため注意しましょう。

・トイレ
夜行バスにはトイレがある場合とない場合があります。格安バスにはトイレが設置されていないケースが多く、その代わり2〜3時間に一度休憩をとる便がほとんどです。

・テレビモニタ
高級バスは座席ごとにテレビモニタが設置されていることがあります。3列や2列などの独立シートの場合に多く、テレビを見るだけでなくゲームができるタイプもあり、長時間のバス移動も飽きずに楽しめるでしょう。

設置されているアメニティは持ち帰れる?

バスによってさまざまなアメニティが用意されていますが、気になるのは持ち帰ることができるかどうか、という点ではないでしょうか。アメニティには持ち帰ることができるものと持ち帰ることができないものとがあり、各バス会社によって対応が異なります。したがって事前に確認が必要です。

ここでは、一般的に持ち帰ることができるアメニティ、持ち帰ることができないアメニティをそれぞれ紹介します。

持ち帰れるアメニティ

使い捨てのアイテムは基本的に持ち帰ることができます。代表的なアメニティとして次のようなものが挙げられます。

・耳栓
・歯ブラシセット
・ドリンクなど

この他にもネックピローやアイマスクは、バス会社によって持ち帰られる場合があります。

持ち帰れないアメニティ

貸し出しされるアイテムは持ち帰ることができません。次のようなアメニティが挙げられます。

・ブランケット
・枕
・スリッパなど

ただしスリッパは使い捨ての薄いタイプを採用しているバス会社があります。その場合は持ち帰りが可能なため、あらかじめ確認しておきましょう。

格安でアメニティが充実しているバスを探したいなら

アメニティが充実していると荷物が少なくて済む上に、長い移動時間も快適に過ごせます。実は格安バスの中でアメニティが充実している場合とそうでない場合があり、一概に「バス料金が安いからアメニティが少ない」とはいえません。

とはいえ、数多くあるバス会社の予約サイトを比較し、格安でアメニティが充実しているバスを探し当てるのは手間も時間もかかります。そこでおすすめなのが「バスブックマーク」です。条件付き検索が可能で、「アメニティグッズ付き」はもちろん、「女性専用」や「トイレ付き」などニーズに合ったバスを簡単に見つけられます。バスブックマークを使い、安くて快適な夜行バスを見つけましょう。

まとめ

夜行バスにはさまざまなアメニティや車内設備が用意されていることが多く、移動中の時間をより快適にしてくれる頼もしいサービスです。バス会社やバスのグレード、種類によっても異なるため、あらかじめチェックしておき必要な物だけを持ち込めば、荷物を減らせるというメリットもあります。予約の際にはバスブックマークを活用し、アメニティが充実している夜行バスを見つけましょう。