Contents
最近の夜行バスには充電可能な車両が多い
近年、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器の普及もあり、充電可能な夜行バスが増えています。古い車両には充電設備があまり設置されていませんが、最近の車両には各席にコンセントがついているなど、充電設備が整っていることが当たり前になりつつあります。
夜行バスの充電設備は、スマートフォン、タブレット、小型ゲーム機、ポケットWi-Fiルーター、PCなどの幅広い機器の充電に対応しており、これまでの長距離の移動の際に感じていたバッテリー切れの不安がなくなり、非常に便利になりました。
夜行バスで寝ている間に充電が完了していれば、目的地に到着後すぐに万全の体制で出発できますよね。
ただし、あくまで充電設備は夜行バスの乗車に付随したサービスであり、状況によっては故障やメンテナンスにより使用できないことがあります。夜行バスの予約時に、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
また、夜行バスの場合は車内が真っ暗になるとコンセントの位置が探しづらくなるため、消灯前にどこにあるか確認しておくと良いでしょう。
夜行バスの充電設備は主に2種類
夜行バスの充電設備には主に「コンセント型」と「USB型」の2つの種類があります。
どちらも同じようにデジタル機器の充電が可能ですが、使う際にはそれぞれに注意点があるため、前もって確認しておきましょう。
コンセント型
「コンセント型」は、家庭にある電気コンセントと同じ形状の充電設備です。一般的なケーブルに対応しており、スマートフォンやタブレットなどUSBタイプのデバイスでは、別途にACアダプタが必要となります。必要な場合には、持参するのを忘れないようにしましょう。
設置場所は腰より下の位置にある場合が多く、座席の左右のどちらか、肘掛けの下や前座席の足元などにあるのが一般的です。
また、コンセントが壁に設置してある場合、一口のコンセントを隣席の人とシェアしなければならないケースもあります。そのため、2個口コンセントタップがあると便利です。
さらに、コンセントの場所によっては充電ケーブルが足などに引っかかってしまうおそれがあるため、延長コードを持っておくことをおすすめします。
延長コードは100円ショップなどで手頃な価格で購入できるものもあるため、夜行バスの乗車前にあらかじめチェックしておくと良いでしょう。
USB型
コンセント型に対して、最近増えているのがUSBジャックを備えた「USB型」です。スマートフォンやタブレットなどのUSBタイプのデバイスが、ACアダプタ不要で充電できます。
その一方で、USBタイプのデバイス以外は充電することができないため、注意しておきましょう。一般的なプラグを備えた電化製品は使用できません。
設置場所はコンセント型と同じように、座席の左右、肘掛け付近にある場合が多いようです。座席についたら早めに位置を確認しておきましょう。
また、USB型・コンセント型いずれの場合も、充電器やアダプタが忘れ物として届けられることが多くあります。バスを降りる前に、忘れていないか今一度チェックしておくようにしましょう。
夜行バスで充電するときにあると便利なアイテム
夜行バス内で充電をする場合、充電するためのアイテムは車内に持ち込んでおく必要があります。また手元や網棚に載せられる荷物のサイズは限られるため、持ち込む荷物はできるだけコンパクトにまとめましょう。
ここでは、乗車の際に持ち込むのにおすすめの充電アイテムを3つご紹介します。
ACアダプタ
近年の夜行バスはUSB型が増えてきましたが、コンセント型のバスを想定してACアダプタを持ち込んでおくと便利です。また、USB端子が複数付いたものならスマートフォン・タブレット・ゲーム機や音楽プレイヤーを同時に充電できる利点もあります。
持ちこむACアダプタはスマートフォン購入時についてくる純正のものでも構いませんが、プラグ部分が折りたためるものの方がかさばりづらく、持ち運びや収納がしやすくなります。
短めの延長コードかコード式ACアダプタ
夜行バスのコンセントは、設置場所や形状によってACアダプタが挿せないこともあります。そんなときは、ACアダプタに短めの延長コードを付けて対処しましょう。あるいは、コンセントコード式のACアダプタを利用するのも手です。
お手持ちのACアダプタのプラグや端子を確認して、延長コードが取り付けられるものを準備しておくのがおすすめです。
モバイルバッテリー
近年の夜行バスは充電できるものが多いですが、充電用のコンセントやUSB端子が無い場合もあります。充電が切れて困らないよう、モバイルバッテリーを持ち込んでおくのがおすすめです。
スマホ1台用のモバイルバッテリーは2,000~3,000mAh程度なので、フル充電するなら5,000mAhくらいのものを用意しましょう。ただし、乗車前にフル充電しておくことと、車内に置き忘れないように注意が必要です。
夜行バスで充電する際の注意点
夜行バスに充電設備が整っていると便利な一方で、使用の際には注意点があります。
家庭で使う場合と同じような感覚で使用していると周囲の迷惑になる可能性や、場合によってはトラブルや事故の原因となるおそれもあり、注意しなければなりません。
夜行バスに乗車した際には以下のような点に気をつけ、マナーやルールを守って充電設備を使用しましょう。
高負荷な電化製品は使用しない
夜行バスに設置されている電源の設備はあくまで充電をするためのものであり、電力を供給するためのものではありません。そのため、出力に限界があります。
長時間の使用は機器の故障につながるおそれがあるため、高負荷な電化製品は使用しないようにしましょう。
原則として、以下のような低負担なバッテリーが内蔵された電化製品の充電のみに使いましょう。
・スマートフォンや携帯電話
・モバイルバッテリー
・ポータブルゲームプレイヤー
・タブレット
・モバイルゲームプレイヤー
・ポケットWi-Fiルーター
悪い例として、高速バス車内で、ヘアアイロンやドライヤーを利用する方が多いようです。これらは電力の面で高負荷がかかり、バス内での使用はNGです。レアなケースではありますが、停電や火災の原因となることも考えられます。また、騒音や匂いなどのマナーの面からも使用はおすすめできません。
近年バスの車両にUSB型充電設備が増えている背景には、このような高負荷の電化製品を乗客が利用する心配がないからという点もあります。
夜行バスの車内では、上記で挙げた電力への負担が小さいモバイル機器などの充電のみ行うようにし、バッテリーが内蔵されていない高負担な電化製品の利用はやめましょう。
音楽プレイヤーの音を出さない
充電設備によって電源を確保できるからとはいえ、スピーカーから音を出すのはマナー違反です。
スマートフォンやパソコン、音楽プレイヤーなど、いずれのデバイスを使う場合も同じです。たとえ小さな音量だとしても、静かな車内では音が響いてしまい、周囲への迷惑となってしまいます。
音楽やラジオなどを聞きたい場合には、イヤホンやヘッドホンを使うようにしましょう。しかし、音量が大きいと音漏れしてしまうことがあるため、あまり大きな音で聞くことは控え、音漏れしない程度の音量で聞くようにしましょう。
消灯後スマートフォン利用は控える
消灯後、車内が暗い中でスマートフォンを利用するのは避けましょう。画面の灯りは周囲の人の眠りを妨げてしまうことがあります。
充電可能な環境にいるとバッテリー切れの不安がなくなり、必要以上にスマートフォンを触ってしまいますが、消灯中の夜行バスの中での使用は控えるのがマナーです。
同じように光を放つパソコンやタブレットの使用もマナー違反となります。特にパソコンの場合、キーボードを打つ音が響いてしまいます。消灯中の時間帯での利用は注意しましょう。
充電ができる夜行バスの探し方
今や充電設備の設置は夜行バスの一般的なサービスとなりつつありますが、すべての車両に設置されているわけではありません。
せっかく夜行バスを利用するのであれば、充電可能な夜行バスを利用したいですよね。とはいえ、どの車両に充電設備があるか、自分では判断はできないものです。
充電ができる夜行バスは、ネットか電話での問い合わせで探すことができます。詳しい探し方について解説していきます。
インターネットならすぐに確認できる
インターネットから夜行バスの予約をする場合、まずは行先や便名などで検索して乗りたいバスを探します。対象の便に「充電OK」「コンセント利用可」などと表記があれば、電源の利用が可能です。
確実なのは、絞り込み検索時に「充電OK」などの項目にチェックを入れることです。バスブックマークでも、こうした機能をご利用いただけます。
バスブックマークは、数あるバス検索サイトの中でも業界最大級で、全国の各都市を結ぶ夜行バスや高速バスを簡単にWeb上で予約できます。
充電できる車両を使った便を簡単に見つけることができる点に加えて、さまざまなバス会社を横断して検索でき、自分に適した夜行バスの便を調べられます。
また「コンセント付き」だけでなく、「トイレ付き」や「ゆったりシート付き」などのさまざまな条件で検索できます。予約から決済までが簡単にWeb上で完結するため、時間・場所を問わず利用できる点もうれしいポイントです。
場合によっては電話での問い合わせも可能
ネットでうまく調べられないときは、バス会社のカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。
電話番号や受付時間を確認してから問い合わせ、応答がないときは再度時間をおいて連絡してください。また予約サイトを利用する場合、電話応対に対応していないケースもあるため注意が必要です。
弊社バスブックマークのカスタマーセンターの連絡先は、「06-6485-5120」です。コンセントやUSB端子の有無、その他のお困り事がありましたらお電話にてお伝えくださいませ。
バッテリー切れの心配をすることなく、バスの旅を楽しみたい方は、ぜひバスブックマークを利用してみてください。
まとめ
最近の夜行バスの多くは充電可能な車両を使用しており、乗客にとって快適な長距離の移動が可能となりました。夜行バスでの充電設備は、基本的にはバッテリーを内蔵した機器の充電のみに使用し、マナーを守って使うことが大切です。便利な充電設備を活用し、より快適な夜行バスの旅を楽しみましょう。