夜行バスで下痢の失敗がある人必見!原因と対処法を紹介

夜行バスはリーズナブルな運賃で利用できるため、旅行好きの学生にとっては強い味方です。しかし、長時間バスの中で過ごすことになります。体質的にお腹が緩い人は、乗車中にお腹が痛くなってしまわないか不安でしょう。下痢になることもあるかもしれません。 ここでは、夜行バスの中で下痢になりそうなときの対処法と、下痢にならないための対策について紹介していきます。


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下痢になってしまう原因

下痢というのは便に含まれる水分量が多すぎる状態のことです。通常は大腸で水分が吸収されますが、それが正常に行なわれないと下痢になってしまいます。
では、なぜ大腸の働きがおかしくなってしまうのか見ていきましょう。

ストレス・緊張

人は過度なストレスを受けたり緊張しすぎたりすると、自律神経が乱れてしまいます。一方で、大腸の働きは自律神経によってコントロールされているため、異常収縮を起こしてしまうことが多いです。これにより、本来なら吸収されるはずの水分が、吸収されにくくなってしまい、下痢を引き起こします。

ストレスや緊張の原因はさまざまですが、夜行バスに乗るのが初めてだと緊張してしまう人もいるでしょう。

暴飲暴食

暴飲暴食は、下痢の原因としてイメージしやすいでしょう。食べすぎると消化器官が十分に対応できず、消化不良を起こしてしまいます。胃で消化されずに腸に送り込まれたものが下痢になるという具合です。

お酒を飲むと、アルコールが腸の粘膜にダメージを与えることで、下痢を引き起こすケースもよくあります。また、お酒を大量に飲んだ後は、水を飲みたくなるでしょう。水分の摂りすぎることで、大腸が吸収しきれなくなり下痢になることも多いです。

食中毒

ウイルスや細菌が原因で、食中毒を引き起こして下痢になることもあります。よくあるのがノロウイルスやサルモネラ菌などです。

大腸はウイルスや細菌を体外に排出するために、水分を大量に分泌しますが、その影響で急性の下痢になってしまいます。
また、ウイルスや細菌が原因の下痢は、発熱や嘔吐などの症状も現れることが多いです。

夜行バスで下痢になりそうなときの対処法

もし、夜行バスの中で下痢になりそうなときには、次のような対処法を採りましょう。

着ている服のベルトを緩める

ベルトを着用していると腹部が圧迫されて、自然と力が入ってしまいます。これにより排泄が促されることも多いです。そのため、夜行バスの中で下痢になりそうだと感じたら、ベルトを緩めるようにしましょう。

ベルト以外にもお腹を圧迫するようなものを身につけている場合には、それも脱ぐのが無難です。

お腹をあたためる

お腹が冷えると腹痛や下痢を起こしやすくなります。逆にいえば、お腹をあたためることで、下痢を防止できることも多いです。体感的にお腹が冷えて下痢になりそうだと感じたら、なるべくあたためるようにしましょう。

使い捨てカイロを使ってあたためると効果的です。あたためられるような道具を何も持っていなければ、手をお腹に当ててあたためるだけでも良いでしょう。

お腹をマッサージする

お腹をマッサージすることで、腹痛が和らぐことも多いです。マッサージにもさまざまなやり方がありますが、反時計回りにさするようにしてマッサージするのが良いでしょう。

大腸は時計回りになっているため、反時計回りなら大腸の動きに逆らった向きです。5分程度を目安にマッサージすれば、大腸の動きを弱められるかもしれません。

ゆっくりと深呼吸

深呼吸をするときには、10秒程度息を吸い込みます。それから数秒息を止めてから、ゆっくり吐き出すという具合です。この方法で5回程度深呼吸を行うことで、体内に十分な酸素が取り込まれます。軽い腹痛なら、これで治ることもあるでしょう。

人は焦っていると呼吸が浅くなる傾向にあります。その結果、腹痛がますますひどくなってしまうことも多いです。なるべく呼吸が浅くならないように意識するようにしましょう。

下痢止めの薬を飲む

お腹が緩いなら、薬局などで市販の下痢止めの薬を買っておいて、持参して行きましょう。もし、お腹が痛くなっても、対処できるということで安心です。精神的なストレスも緩和されるので、そのことも下痢予防につながるでしょう。

気分転換する

気分転換することで気が紛れて腹痛が和らぐことも多いです。窓際の席なら、外の景色を眺めてみましょう。友達と一緒に乗っているなら、会話をしてみるのも良いかもしれません。
スマートフォンで動画を見たり、SNSなどを使ったりするのも良いでしょう。

ただ、夜行バスでは、寝ている人もいるため、周囲の人に迷惑がかからないようにすることが大切です。特に消灯時間後は注意しましょう。

楽な姿勢をする

姿勢がきついことで腹痛が悪化することもあるため、なるべく楽な姿勢をするようにしましょう。立ち上がってみたり、背もたれにもたれかかってみたりすることで、腹痛が和らぐことも多いです。

また、楽な姿勢というのは人によって異なります。いろいろな姿勢を試してみて、自分が楽だと感じる姿勢を見つけましょう。

夜行バスで下痢にならないための対策

夜行バスで下痢にならないようにするための対策について見ていきましょう。

ゆるめの服を着る

前章で説明した通り、腹部が締めつけられると排泄が促されます。そのため、お腹が緩い人が夜行バスに乗る際には、できるだけお腹の付近の締めつけが少ない衣服を着て行くのが望ましいです。

たとえば、ジャージやスウェットなどが良いでしょう。ウエスト部分がゴムになっているので、締めつけられる感覚はほとんどありません。

オシャレな衣服は締めつけが強めのものが多いため、宿泊先に着いてから着替えるのがおすすめです。

日頃から生活習慣を見直す

日頃の生活習慣を見直して、下痢になりにくい体質を作ることも大事です。

普段から適度な運動をこころがけ、ストレスをためないようにすることで、腸の健康を維持できます。

大学生だと運動部に入っている人でないと、運動をする機会はあまりないかもしれません。そのため、運動する機会を設けるようにしましょう。
普段不規則な生活を送っている人は、規則正しい生活と十分な睡眠を取ることも大切です。

また、悩みを抱えているような場合には、周りの人に相談するなどして、自分ひとりで抱え込まないようにしましょう。そうすれば、自律神経の乱れによるストレスも改善していきます。

消化の良いものを食べる

食べるものによって下痢になりやすかったりなりにくかったりすることも多いです。
下痢を予防するなら、肉類や揚げ物、ラーメンなど脂肪分の多いものは避けましょう。脂肪分の多い食べ物は消化が悪く、下痢のリスクが高まります。

コーヒーや炭酸飲料、アルコール類なども胃腸に対する刺激が強いため、夜行バスに乗る直前は避けた方が無難でしょう。

トイレ付きのバスを選ぶ

夜行バスにはさまざまな設備が付いており、トイレ付きのバスもあります。下痢が心配なら、トイレ付きのバスを選べば安心して乗車できるでしょう。

ただし、どの夜行バスにもトイレが付いているわけではないため、予約する時点でトイレ付きかどうかチェックしておく必要があります。

そして、トイレ付きの夜行バスを探すなら、バスブックマークを利用してみましょう。
バスブックマークなら条件を指定して夜行バスを探せるようになっていて、指定可能な条件の中に「トイレ付き」というのもあります。

他にも無線LAN付きやゆったりシートなど、さまざまな条件を指定して夜行バスを探せて便利です。
夜行バスを予約する際には、ぜひバスブックマークを利用してみてください。

まとめ

お腹が緩いと、乗車中の下痢が心配で夜行バスを避けてしまう人も多いです。しかし、乗車中にお腹が痛くなっても、お腹をあたためたり下痢止めの薬を飲んだりして、ある程度は予防できます。緩めの服を着たり、乗車前に消化の悪いものを食べたりしないようにするなどの対策もできるでしょう。

また、トイレ付きのバスなら乗車中の下痢を心配することはほとんどなくなります。下痢になりやすい人は、トイレ付きの夜行バスをぜひ利用してみてください。