夜行バスの乾燥に注意!肌・のどのガサガサを防ぐポイント

夜行バスに乗る際は、乾燥に注意する必要があります。車内は空調がきいて快適ではあるものの、目的地に着いたら肌が乾燥して、化粧のノリが悪くなってしまうかもしれません。 今回は夜行バスの車内が乾燥する理由について解説しながら、乗車する際の乾燥対策、おすすめのグッズについても詳しく紹介していきます。夜行バスに乗る前に、ぜひチェックしてください。


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夜行バスでは年間をとおして乾燥対策が必要!

最初に、夜行バスの車内が乾燥する理由や乾燥のリスクを解説します。

夜行バスに乗る際は、年間をとおして乾燥対策が必要です。出張や帰省で夜行バスを利用する方、これから夜行バスを使って旅に出掛ける計画を立てている人も、その必要性を理解しておきましょう。

夜行バスの車内が乾燥する理由

夜行バスの車内が乾燥するのは、空調管理と窓の曇り止め防止のために、エアコンを入れているからです。

夜行バスでは乗客が快適に過ごせるように、常に空調管理をしています。寒い冬には暖房が入り、夏は涼しい空気が車内に送り込まれるからこそ、気持ちよく旅が楽しめます。

また、夜行バスでは長時間の乗車を余儀なくされるため、水分摂取がしにくい傾向があります。長時間乾燥する空間に滞在することで、乾燥によるダメージも大きくなるでしょう。

夜行バスの車内が乾燥する理由は、季節や気候に起因するものではありません。そのため、夜行バスに乗車する際は通年で乾燥対策を心がけることが大事です。

夜行バス車内の乾燥によるリスク

夜行バスの車内が乾燥して困るのは、美容や健康に悪影響を与えることでしょう。長時間乗車で乾燥にさらされると、そのダメージは降車後も続くことがあります。

乾燥は肌荒れを引き起こすことがあります。手足がかさつき、とくに顔まわりが乾燥すると、化粧のノリまで悪くなってしまいます。

髪が乾燥すると、パサつき艶が失われることもあります。髪がまとまらず、ヘアスタイルが決まらなくなると、バスを降りた後のお出掛けも楽しめなくなってしまうでしょう。

喉や鼻に与えるダメージも考えものです。喉や鼻の粘膜が乾燥すると声がガラガラになり、痛みが生じることもあるかもしれません。

喉や鼻が乾燥すると風邪を引いてしまうこともあるため、夜行バスに乗車する際はしっかり乾燥対策を心がけましょう。

夜行バスでの乾燥を防ぐ対策

それでは、夜行バス乗車時の乾燥を防ぐ方法を解説していきましょう。

夜行バスの車内が乾燥するのはやむを得ないことでも、ちょっとした一工夫で、乾燥によるダメージを減らすことが可能です。夜行バスに乗る際は、ぜひ試してみてください。

座席周りの環境を整える

夜行バスに乗車したら、最初に座席まわりの環境を整えることをおすすめします。

エアコンの風が体に直接あたらないように、エアコンの吹き出し口を閉めたり、風量や風向を調整したりしましょう。空調は周囲の快適さも左右するため、調整する際は隣席の方にも一声かけておくと丁寧です。

車内の乾燥がひどいときは、タオルやハンカチを濡らして簡易加湿器として活用すると良いでしょう。軽く水で濡らして座席のフックにかけたり、机の上に置いておいたりするだけでも乾燥対策ができます。

飲み物を積極的に摂る

夜行バスの車内では、積極的に飲み物を摂って水分補給することも大事です。

飲み物はあらかじめ用意して乗車し、座席のすぐ近くに置いておくことをおすすめします。車内でこぼさないよう、ホルダーに入るサイズのペットボトル入り飲料を選びましょう。

水分は少しずつ、こまめ摂るのが基本です。甘すぎるものを避けて、あっさりと飲みやすいミネラルウォーターやお茶、体内で吸収性の良いスポーツドリンクがおすすめです。

夜行バス車内での水分補給に、アルコール類や冷たい飲み物を選ぶのはNGです。アルコールや冷たい飲み物はトイレが近くなってしまい、乾燥を招くことがあります。

メイクは落とす

夜行バスで過ごすときは、メイクを落とすほうが無難です。座席に着いたらサッと拭き取ってメイクオフするか、サービスエリアのトイレを利用して落としておきましょう。

メイク、とくにファンデーションは肌を乾燥させる原因です。目的地まで長時間メイクをしていると乾燥がひどくなり、肌荒れを引き起こすことがあります。

最初からメイクをせずに夜行バスに乗車するのも賢い方法です。車内は就寝時間がきたら照明を消して暗くなり、眠って過ごす乗客が多いので、ノーメイクでもそれほど人目が気にする必要はありません。

バスの乗り降りの際に気になる人は、帽子やマスクを使ってカバーすると良いでしょう。ノーメイクなら車内での保湿ケアも簡単にできるので、バス降車後にメイクをして、おしゃれを楽しんでください。

こまめに保湿ケアをする

夜行バス乗車時は、こまめに保湿ケアをすることが大事です。化粧水や保湿クリームで、肌に潤いをプラスしましょう。

顔だけでなく、手足や唇の保湿も忘れずにお手入れをする必要があります。髪の乾燥が気になる人はヘアクリームを、目元が乾燥気味ならアイマスクを活用するのがおすすめです。

強い香りはまわりの乗客に迷惑をかけることがあるので、スキンケア剤は、無臭のもの、または香りの弱いものを選びましょう。スプレーもまわりに広がりにくいミストタイプがおすすめです。

車内では持ち込み荷物が限られるため、保湿剤は全身に使えるものが便利です。香りが少なく、顔・手足・唇に使えるワセリンなどを使用すると良いでしょう。

マスクシートもかさばらず、使用後はゴミにしてかさを減らせるので、夜行バスの肌ケアに重宝します。普段使っているコスメは旅行用の容器に入れ替えておくと、荷物を減らすことができるでしょう。

夜行バスでおすすめの乾燥を防ぐグッズ3選

夜行バスの乾燥対策におすすめのグッズを紹介します。頻繁に夜行バスを利用する方は、あらかじめ用意しておきましょう。

マスク

マスクは夜行バスの乾燥対策の必需品です。喉に乾燥した空気が直接入るのを防ぎ、さらにメイクを落とした顔まわりをほどよくカバーしてくれます。

もちろんマスクは感染症予防にも効果的なので、予備を含めて2~3枚持っておくことをおすすめします。

喉の乾燥が気になる人は、保湿マスクや濡れマスクを選んでも良いでしょう。たっぷり保湿剤を顔や唇に塗ってからマスクをすると、マスクのカバー効果で潤いが長持ちします。

のど飴やキャンディ

喉が乾燥してイガイガするとき、乗車後に声を出しにくいときは、のど飴やキャンディを持参して乗車すると良いでしょう。喉の殺菌にも良い唾液の分泌を促して、乾燥を防ぐ効果が期待できます。

歯磨き後に舐めるなら、シュガーレスタイプを選ぶと良いでしょう。ただし虫歯対策に舐めた後に水を口に含んで、口の中を洗浄するのがおすすめです。

ハンディ加湿器

ハンディ加湿器を持って乗車するのも乾燥防止に効果的です。ミニサイズのものならバッグに入れても邪魔にならず、狭い座席でもかさばりません。

ハンディタイプの加湿器には電池式とペットボトルを使うタイプの2種類があります。夜行バスで使うなら電池式がおすすめです。

ペットボトルに水を入れて使うものはバスの揺れに気をつけて、まわりに水をこぼさないように配慮して使うようにしましょう。

まとめ

夜行バスの車内が乾燥するのは、快適な旅をするためなので仕方がありません。事前に準備を整えておけば、乾燥によるダメージをできるだけ減らすことができるので、しっかり対策をして乗車しましょう。

夜行バスはコスパ良く、スピーディーに目的地に運んでくれる便利な交通機関です。乾燥リスクを減らして、気持ちよく乗車できるようにしましょう。