夜行バスに乗り遅れないためには何をすればいいの?対応策を解説

「予約していた夜行バスに乗り遅れそう」「乗り遅れてしまった」そんなときはどう対応すれば良いのか、料金はどうなるかなど気になりますよね。 今回は夜行バスに乗り遅れそうなときにできる対処の方法や乗り遅れないためにできることなどを詳しく解説します。


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夜行バスに乗り遅れそう!どうしたらいいの?

夜行バスは、決められたスケジュールで運行しています。したがって定刻が訪れると発車し、遅れてやってくる利用者を待つことは基本的にはできません。

しかし夜行バスに乗り遅れそうになったら、乗車を諦めるしかないというわけではありません。その前にもできることがあります。次のような方法を試してみましょう。

乗車する便を変更する

後続のバスに空きがあれば、そちらの便に変更してもらえることがあります。

乗り遅れたそうだと判断したら、できるだけ早くバス会社や緊急連絡先に電話を入れ、乗車する便を変更できないか尋ねてみましょう。

ただし、乗車予定だった便のキャンセル料がかかったり、新たに乗る便の料金が別途必要となったりする場合が多いため、料金は必ず確認しておきましょう。繁忙期や週末などは空きがない場合が多いため、変更できない可能性もあります。

そのほかにも、バス会社によって変更できるタイミングや条件は異なるため注意が必要です。

また、バス会社によっては、キャンセル料がかからずに便の変更ができるプランがあります。この場合も変更できるタイミングに期限や条件があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

乗車するバス停を変更する

乗車予定のバス停ではなく先のバス停へ先回りし、そこから乗車できることがあります。

電車などを利用し、乗車予定の夜行バスよりも早く先のバス停へ到着できる可能性がある場合に有効な方法です。

この場合も、必ず乗り遅れそうだと気づいた時点でバス会社や緊急連絡先に電話し、バス停を変更できないか尋ねてみましょう。

ただし、道路の状況などによっては夜行バスが早く到着することも考えられます。また先回りしようと乗った電車が遅延することもあり、必ずしも乗車できるとは限りません。

もちろん連絡したからとはいえ、乗車予定の夜行バスが待ってくれるわけではないため、先回りしても乗れない場合もあります。それらの点を理解したうえで対処しましょう。

判断に迷ったときは

乗車する便の変更できるか分からない、先回りするのも不安があるなど、判断に迷ったときはまずはバス会社の営業所や緊急連絡先に電話をしましょう。

どのように対処すれば良いのか最適な方法を教えてもらえます。

夜行バスに乗り遅れちゃった!チケットは振り替えできる?

事情によっては、バス会社に連絡を入れられないまま夜行バスに乗り遅れてしまうこともあるでしょう。

そのような場合、チケットの振替えや料金の払い戻しはどう対応されるのでしょうか。

乗り遅れた便のチケットは振り替えできない

乗車する便の変更やバス停の先回りなどで手を尽くしたものの、バスに乗れないことが確定した場合、そのチケットは振り替えできません。

チケットは無効となり、新たに買い直す必要があります。

料金は戻ってくる?

夜行バスの発車時間までに連絡せず乗り遅れた場合、基本的にチケット料金の払い戻しはされません。

たとえバス停へ向かうために乗っていた交通機関が何らかの事情で遅延してしまい、夜行バスに乗り遅れた場合でも同じです。

ただし、発車時間前にバス会社や営業所、緊急連絡先などに連絡しておけば、キャンセル料を差し引いていくらか戻ってくる可能性があります。

一般的に当日のキャンセルは乗車料金の50%となるケースが多いようです。ただし、バス会社によっては異なるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

サービスエリアでの休憩中にバスに乗り遅れた場合は?

夜行バスでは乗車の際だけでなく、途中休憩のサービスエリアで降り遅れるケースもあります。バスによっては発車時の人数確認をしないこともあるためです。

このような場合、もし後続に同じバス会社で、同じ目的地へ向かう便があれば乗せてもらえる可能性があります。

バス会社や営業所などに、サービスエリアで乗り遅れてしまった旨を電話で伝え、対処の仕方を尋ねましょう。

とはいえ、空席がなかったり、そもそも後に便が続かなかったりすることも考えられるため、必ずしも後続便に乗れるとは限りません。

もし乗せてもらえる便がない場合は自分でタクシーを手配したり、知人や家族に迎えにきてもらったりといった方法で目的地へ向かうことになってしまいます。

このような事態を招かないためにも、サービスエリアでの休憩中に乗り遅れないよう、注意しておくことが必要です。

夜行バスに乗り遅れないためにやるべきこと

夜行バスに乗り遅れそうになったり、乗り遅れたりするとその後の対処に苦労するうえに、支払った代金が無駄になってしまうこともあります。そうならないために、乗り遅れないように気をつけなければなりません。

ここでは夜行バスに乗り遅れないためにやっておきたいことを解説します。

予約した内容を確認しておく

乗り遅れの原因で意外と多いのが、予約内容を勘違いしていたというケースです。

出発の日にちや発車時刻など、基本的な予約内容をしっかり確認しておきましょう。バス会社名や行き先、路線名などもチェックしておくと安心です。

また、予約時に送られてくる確認メールはきちんと保管しておき、いざというときにすぐ見返せるようにしましょう。

集合場所やバス停の位置を確認する

特に初めて利用する路線の場合、あらかじめ集合場所やバス停の位置を確認しておくことが重要です。

大きなバスターミナルなどでは乗り場が複数ある場合が多く、到着したもののどこからバスに乗ったら良いか分からないケースもあります。

予約時に送られてくる確認メールに集合場所の記した地図のリンクが添付されていることもあるため、あらかじめチェックしておくと良いでしょう。

それでも分からない場合には電話でバス会社に問い合わせ、詳しい道順やシンボルとなるものなどを聞いてみるのがおすすめです。

余裕をもって集合場所に到着しておく

乗車当日は集合時間の20~30分前には集合場所に到着するように、早めに自宅を出発しておくと安心です。

時間に余裕を持って出発することで、集合場所まで向かう交通機関で万が一トラブルが発生しても、焦らず対応できます。

あらかじめ集合場所までどの程度時間がかかるのかチェックしておくと、気持ちにゆとりをもって行動できるでしょう。

またせっかく早く到着しても、イヤホンで音楽を聴いていたため案内に気づけず、乗り遅れてしまったなどのケースもあります。到着後もバス乗車までは気を抜かないようにしたいですね。

サービスエリアではスマホや貴重品を持ってバスの外へ出る

サービスエリアで途中休憩する際には、万が一乗り遅れてしまったときのことを考えて、スマホや財布などの貴重品を持ってバスの外へ出るようにしましょう。

もしも乗り遅れてしまった場合、バス会社に連絡したりタクシーを手配したりする際に必要です。

また、休憩から戻ってきた後に間違ったバスに乗ってしまう可能性もあります。前もってバスの行き先表示や車体の色、模様などを意識して覚えておくとよいでしょう。

夜行バスを予約する際はトイレ付きの車両を選ぶことで、サービスエリアでの乗り遅れのリスクを減らせます。

まとめ

夜行バスに乗り遅れそうになったら、まずはバス会社や緊急連絡先に電話を入れることが優先です。

連絡を入れずに乗り遅れた場合にはチケット代の振替えはできず、乗車料金はキャンセル料となり戻ってこないため注意しましょう。

夜行バスに乗り遅れないためには、あらかじめ予約内容をしっかり確認し、当日は余裕をもった行動をすることが大切です。