夜行バスで寝られなくなったときにおすすめの対策と便利アイテム

夜行バスは、寝ている間に目的地に移動、到着できるのがメリットです。またホテルを予約、宿泊せずに、時間を有効活用することができます。しかし夜行バスではなかなか寝られないという悩みを抱えている人は少なくありません。 この記事では、夜行バスでねれなくなったときの対策方法と、快適にぐっすりと寝れる便利アイテムを紹介します。


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夜行バスでぐっすり寝ることは難しい?その理由とは

まずは、夜行バスで寝られなくなってしまう理由を知っておきましょう。

長時間、同じ姿勢で座っているから

夜行バスは、基本的に座席で寝なければいけません。背もたれを倒したり、フットレストに足を置いたりはできますが、横になって寝ることができません。また姿勢を変えたり、寝返りを打ったりする余裕もありません。

そのため、夜行バスでは、体に負担がかかる姿勢で睡眠をとる必要があります。不自然な姿勢を長時間維持しなければいけないので、寝付けないだけでなく、起きたときには体が疲れている、痛むなどの問題を抱えやすいでしょう。

周りの音が気になる

夜行バスでは、ほかの乗客と一緒に車内で過ごします。夜間では、多くの人は静かに乗車していることが多いです。しかし、隣の人の寝息やいびき、歯ぎしりなどのかすかな音が気になって眠れない場合もあります。

また、トイレや休憩のためにほかの乗客が車内を移動する音も寝るのを妨げてしまうでしょう。自宅で寝るときは雑音が気にならなくても、普段と違う環境では寝られなくなる人も多いようです。

匂いが気になることも

ほかの乗客の香水や体臭の匂いや、食べ物などの匂いがきついと気になって眠れない場合もあります。夜行バスでは、ほかの座席への移動が難しいため、目的地に着くまで指定された座席で過ごさなければいけません。

夜行バスで過ごす際は、公共の場という意識を持って、周りの人に匂いや音で迷惑をかけないように気をつける必要があります。匂いのきつい食べ物を持ち込まないようにしましょう。

夜行バスでもぐっすり寝られる便利アイテム

続いて、夜行バスでもぐっすりと眠れるようにサポートしてくれる便利アイテムを紹介します。

アイマスク

アイマスクは周囲の光が目に入るのを防いでくれるアイテムです。

私たち人間は、「メラトニン」というホルモンが脳から分泌されると、眠気を感じるようになっています。しかし、目から光の刺激を受けるとメラトニンの分泌が抑制されて、なかなか寝付けません。

特にスマートフォンやパソコンから発するブルーライトは、目の奥にある網膜まで届くほど強力な光です。夜行バスに乗っていると、ほかの乗客が使用しているスマートフォンの光が目に入ってくる場合もあるでしょう。

基本的にアイマスクは夜行バス・高速バスの設備のひとつとして用意されていますが、バスによって異なるため事前に確認が必要です。アイマスクが用意されていない場合もあるため、自身で持参するのがおすすめです。

アイマスクは100円ショップなどで簡単に入手できますしお気に入りのアイマスクを見つけて快適な睡眠をとりましょう。

アイマスクを選ぶときに重視したいのは、「遮光性」と「通気性」と「装着感」の3つです。

アイマスクの遮光性が高いのはもちろん、目にしっかりフィットしていないと、隙間から光が入ってしまいます。そこで、おすすめしたいのが立体構造のアイマスクです。立体構造のアイマスクは目や鼻の形に合わせてフィットし、通気性もあるため装着している間は目元が蒸れません。

また、耳にかけるタイプのアイマスクは、長時間装着していると耳に痛みを感じやすく、目元や鼻も圧迫されます。頭の後ろでストラップやマジックテープで装着するタイプなら、調節できるので、耳の痛みや目元や鼻の圧迫感を解消できます。

イヤホン・耳栓

耳栓は車内の雑音や騒音を遮断してくれるので眠りやすくなります。耳栓の効果を発揮するには、いくつかのポイントを押さえて購入するのがおすすめです。

耳栓はウレタンフォームの素材を選ぶと良いでしょう。ウレタンフォームタイプの耳栓は、入れる前に指で細く潰します。耳栓が本来の形に戻ろうとするとき、耳穴の形にフィットするので、音の侵入をしっかりと防いでくれます。

最近ではノイズ・キャンセリングという機能がついたイヤホンがあり、耳栓の代わりにお気に入りの音楽を聞きリラックスしながら使用するのもおすすめです。ノイズ・キャンセリングは周囲の騒音、雑音を鼓膜に届かないような仕組みになっています。

また、耳栓やイヤホンは人によっては装着感が気になってしまうことがあります。装着感は形状や素材によって異なるので、さまざまなタイプの耳栓から自分にあった耳栓を見つけるのがおすすめです。

クッション・ネックピロー

夜行バスで寝るときに、首や腰にネックピローやクッションを置いてあげると、首への負担や体制がラクになるでしょう。ネックピローやクッションは起きたときの痛みの軽減の効果も期待できます。

低反発や高反発タイプのクッションであれば、首や腰の形状にフィットしますが、かさばるのが少し難点です。空気で膨らませるクッションタイプは体にフィットしにくいものの、使わないときは空気を抜いて折り畳められるため、大きな荷物になりません。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合ったクッションタイプを使用しましょう。どちらも持っていないときは、タオルやストールを丸めて代用できます。首や腰にクッションとなるものを使用するだけで、寝心地は違うはずです。

マスク

マスクは夜行バスでの気になる匂いを防いでくれます。防臭効果を強調しているマスクはフィルターに銀イオンや活性炭といった消臭成分が使われているのでおすすめです。また、顔に密着して隙間ができないように作られているため、匂い対策の効果が高いでしょう。

また、マスクは夜行バスで気になる寝顔やすっぴんなどを覆い隠すことができるため安心です。

マスクを圧迫感や息苦しさを感じる場合は、匂いの防止性、つけ心地や通気性を考慮してマスクを選びましょう。

ゆったりした服装

夜行バスで寝るときの服装は、ゆったりした服装を選びましょう。体を締め付けが緩い服装は、体の血行が悪くなるのを防いでくれます。

吸湿性や肌ざわりの良い素材の服装もおすすめです。

夜行バスでゆっくり寝たいなら3列シートがおすすめ!

夜行バスには、さまざまなシートタイプが用意されています。ゆっくり寝たいなら、3列シートがおすすめです。

ゆっくり足を伸ばせると寝やすくなる

3列シートはそれぞれの座席の間に通路があるので、夜行バスで寝るときに隣の乗客との距離に余裕があります。

また、3列シートは4列タイプのシートよりも各座席にスペースが確保されているため、体制を変えたり、足を伸ばせたりすることができるため、リラックスできるでしょう。

さらにカーテンで遮られるタイプのバスを選ぶことでほかの乗客とのプライバシーさらに保てます。

ただし、同じ3列シートでも、2列が隣接して、1列だけが独立している「2+1列シート」のタイプもあります。友人同士やカップルで利用するときは便利ですが、ひとりで利用する際は1列が独立している3列シートを選びましょう。

バスブックマークなら希望する条件のバスを簡単に見つけられる!

夜行バスのシートタイプや希望のバスを探すにはバスブックマークがおすすめです。

「詳しい条件を指定して検索」をクリックすると、シートタイプを選べるようになっており、「3列独立タイプシート」と「3列(2+1)シート」のタイプも選択できます。

また、4列シートでも、「4列ゆったりシート」の条件や設備やサービスにも「ブランケット」や「快適グッズ」などの条件を指定して検索できます。検索結果は最安値で表示され、乗車金額の比較検討も簡単にできます。

バスブックマークでは便利な条件検索や、金額比較から予約を便利に利用できるため、自分の予算に合った、希望の夜行バスを簡単に見つけられるでしょう。

まとめ

夜行バスでは普段のような姿勢で眠ることが難しいため、ぐっすり寝られるように眠りの妨げとなる光や騒音、匂いをしっかり対策することが大切です。また、夜行バスで快適に過ごせられるように、動きやすい服装や便利なアイテムを活用していきましょう。

夜行バスを利用する際は、ゆったり座れるシートタイプや、設備やサービスを選ぶことで少しでも快適に眠れるようになるでしょう。