夜行バスをキャンセルする方法とは?返金が発生するタイミング

夜行バスは、費用を抑えて移動するのに便利な手段ですが、予約後に何らかの事情でキャンセルするケースがあるかも知れません。この場合、どのようにキャンセルすれば良いのでしょうか。また、返金についての手続きはどうなるのでしょうか。


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夜行バスってキャンセルできるの?

出かける予定を立てても、後日予定が変わることは頻繁にあるかと思います。夜行バスも同じで、いったん予約したものの、何らかの事情ができた場合、キャンセルしても良いのでしょうか。バスのキャンセル制度について見てみましょう。

夜行バスはキャンセルが可能

夜行バスは、飛行機や電車と同じように、いったん予約した後でもキャンセルすることができるので、どうしても都合がつかなくなり、乗車できなくなってもご安心ください。誰しも、夜行バスを利用する予定で予約しますが、やむを得ずキャンセルせざるを得ない場合はあるものです。

キャンセルすることになったら、できるだけ早く手続きしましょう。混みやすい時間帯や時期、大都市間を結ぶ便などでは、ほかに利用したい人がいるかも知れません。また、利用日直前のキャンセルでは、キャンセル料がかかる場合があります。キャンセル料については、のちほど詳しく紹介します。

支払い前と後でキャンセルフローが異なる

バス代金を支払う前と後では、キャンセルの流れも異なります。支払い前であれば、予約したサイトや電話でキャンセルが可能であり、この場合、基本的にキャンセル料はかかりません。

これに対して、バス代金を支払った後では、予約した手段や支払いの方法によって、対応が異なります。乗車日よりもかなり前の段階でキャンセルをすれば、キャンセル料はかからず、返金手数料のみがかかるケースもあります。

どのような取り扱いになるかは、予約を入れたバス会社へ確認をとり、指示を仰ぐようにしましょう。

夜行バス予約・支払い後のキャンセル方法は?

夜行バスの予約をキャンセルする方法は、どの手段で予約したかによって変わってきます。基本的に、予約したときと同じ場所でキャンセルしなくてはいけませんので、覚えておくと安心です。それぞれのキャンセル方法を紹介します。

窓口で購入した場合

バス会社や駅などに設置されている窓口で購入した場合は、窓口でキャンセル手続きが可能です。同時に払い戻しの手続きもできるので、窓口へ出向いてキャンセルしたい旨を申し出ましょう。この方法が、もっともスムーズに手続きできます。

予約サイトから予約・購入した場合

インターネットの予約サイトから予約・購入した場合は、原則として予約サイトの予約取消画面から手続きします。ただし、直接バス会社へ連絡が必要なサイトもあるため、注意が必要です。また、出発時刻間際のキャンセルは、インターネットから受付できない場合もあります。このときも、バス会社へ連絡しましょう。連絡先は、予約確認メールもしくはサイトなどで確認できます。

インターネットで予約し、コンビニ支払いをした場合

インターネットで予約してコンビニ支払いをした場合には、バス会社によって取扱いが異なります。インターネットでの取消手続きが必要な会社や、電話連絡を求める会社など、対応が分かれています。コンビニで支払ったバス代金は、基本的にコンビニやバス会社窓口などで返金してもらうことはできません。払い戻し専用サイトを設けている会社もあれば、銀行振込により返金する会社もあります。

銀行振込では、返金手数料・キャンセル料・振込手数料と、複数の手数料が差し引かれたあとの返金となる場合もありますので、返金金額がかなり少なくなるケースもみられます。後日トラブルにならないよう、具体的な金額の内訳を確認しておくと安心です。

夜行バスのキャンセル料は?

 

夜行バスの予約をキャンセルすると、日にちによってはキャンセル料がかかる場合があります。どのような規定になっているのでしょうか。

キャンセル料が発生するのはどんなとき?

多くのバス会社では、乗車予定日より10日前のキャンセルから、キャンセル料が発生する規定を設けています。また、乗車人数を減らす場合も、キャンセル料の対象になる場合があります。そのため、バス会社にもよりますが、10日より前にキャンセルをすれば、キャンセル料はかからないということです。

キャンセル料はだいたいどれくらい?

キャンセル料は、バス会社ごとで決められていますが、一例として次の割合に規定されている場合があります。

・乗車日の10日前から8日前までのキャンセル…乗車代金の20%
・7日前~2日前まで…30%
・前日…40%
・当日…50%
・無連絡無乗車もしくは出発後…100%

また、乗車日にかかわらず、キャンセル料を片道1区間につき100円と定めている会社もあります。
会社ごとの詳しいキャンセル料は、必ずサイトもしくは電話などで確認しましょう。

夜行バスをキャンセルするときの注意点

夜行バスをキャンセルする際には、次の点を覚えておきましょう。スムーズに手続きができるようになります。

返金について

夜行バスをキャンセルすると、日にちによっては支払ってある代金からキャンセル料を差し引いて返金されます。

窓口にて返金

窓口でバスチケットを購入した場合には、先ほど紹介したように、窓口でキャンセルと返金手続きを同時に行えます。この方法が、もっともスムーズに手続き可能です。

購入した窓口に出向き、キャンセルしたい旨を伝えると、手続きを行ったうえで、その場で返金額を受け取ることができます。

コンビニ決済の場合の返金

コンビニ決済で支払った場合は、インターネットやコンビニの端末などで予約しているケースが多いかと思います。この場合の返金方法は、バス会社によって取り扱いがさまざまです。払い戻し専用サイトで対応する会社や、銀行振り込みによる返金を行う会社など、対応が分かれています。

ただし、どの会社でも、支払ったコンビニや、バス会社の窓口で返金を受けることができない点は共通しています。

クレジット決済の場合の返金

クレジット決済で支払った場合は、請求のタイミングによって引き落とし金額が変わってきます。バス代金が全額返金される場合もあれば、キャンセル料を差し引いた料金が返金されることもあります。

具体的な手続き日は、バス会社からクレジット会社へ請求するタイミングと、カード会社ごとの処理日で決まりますので、不明な点はクレジット会社へ問い合わせましょう。

予約時刻に間に合わない場合はとりあえず電話を

高速バスをはじめとした全てのバスは、定刻通りに出発します。予約当日に、定刻までに間に合わないことが分かったら、その時点ですぐにバス会社や緊急連絡先などへ電話連絡しましょう。乗車できなかった場合および出発後の取消は、当日キャンセルの扱いとなり、キャンセル料が100%かかってしまいます。電話連絡をすれば、どのように対応したら良いのかを案内してくれますので、指示を仰ぎましょう。

夜行バスに乗り遅れないようにするための対策を、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

夜行バスに乗り遅れないためには何をすればいいの?対応策を解説

キャンセルではなく予約日の変更という手も

予約をキャンセルすると、日にちによってキャンセル料がかかります。しかし、キャンセルではなく日にちを変更すると、キャンセル料がかからないバス会社もあります。

予約している日にちで、都合が悪くなったら、キャンセル料なしで日にちを変更できるかどうか、バス会社に確認してみると良いでしょう。

夜行バス・高速バスの予約サイト「バスブックマーク」では、プランごとにWEBキャンセル時刻が設定されており、この時刻までは、マイページからオンラインでキャンセル手続きを行うことができます。

非会員としてご予約されたお客様は、予約番号とお電話番号で確認できますので、ご準備のうえ手続きください。また、お急ぎの場合は電話でも手続き可能です。営業時間の終了間際など、時間帯によって電話が混み合う場合もありますので、余裕を持ってご連絡をお願いいたします。

バスブックマークでは、全国各地の都市間を結ぶ夜行バス・高速バスの予約を承っています。希望の出発地・到着地を入力いただくと、お好みのバスタイプを選択でき、格安予約が可能です。支払い方法も、コンビニ決済・ゆうちょ銀行・ネットバンク決済・クレジットカード決済からお選びいただけますので、ご都合の良い方法で手続きください。ご予約いただく時間帯やお支払い方法によっては、支払い期限が設定されておりますので、期限内の手続きをお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、お気軽に当社カスタマーセンターまでお問い合わせください。

無断でキャンセルは避けるべき

乗車日当日の取り消し同様、連絡をせずに無断で乗車しなかった場合も、理由を問わずキャンセル費用が発生します。さらに、無断キャンセルを繰り返すと不正行為とみなされ、次回から同じ予約サイトを利用できなくなることもあります。

バス会社側は、予約が入っていればお客様が乗車意思を持っていると認識しており、出発を待っているほかのお客様にもご迷惑がかかってしまいます。さらに、年末年始など予約が取りづらい時期は、他に乗車希望のお客様がいた可能性も高いです。

キャンセルしなくてはいけない事情が発生したタイミングで、バス会社へすぐに連絡するようにし、無断キャンセルは避けるようにしましょう。

まとめ

夜行バスのキャンセルにおける各種対応は、バス会社ごとで内容が異なります。キャンセルについてのトラブルを防ぐために、規定に沿って手続きを取るように心がけ、不明な点があれば随時バス会社へ確認することが大切です。