夜行バスの消灯時間はいつ頃?事前準備や過ごし方、マナーなども解説

一般的な高速バスには消灯時間がありませんが、夜間の走行が主である夜行バスには消灯時間があります。では、消灯時間はいつ頃なのでしょうか。 今回は、消灯時間の事前準備や過ごし方、マナーについて解説します。


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夜行バスの消灯時間とは

夜行バスの消灯時間は、概ね12時あたりで設定されていることが多いです。消灯時間になると、普段はつけっぱなしになっているバスの天井の照明が消され、足元の照明と荷物棚の照明のみが点灯した状態になります。

夜行バスは、道路が混雑していない夜中に走り、就寝する時間に移動するというのがメリットのひとつで、車内で寝るつもりで乗っている人が大半です。そのため、バスの照明を消して、快適に入眠できる環境が整っています。

夜行バスでは、消灯前にアナウンスがあることが一般的ですが、アナウンスなしでいきなり暗くなる場合もあります。準備不足で消灯してしまうことを防ぐために、だいたいの消灯時間は確認しておくのが良いでしょう。

消灯時間前の準備と過ごし方

消灯時間前にはどのように過ごせば良いのでしょうか。きちんと準備をしておかなければ、万全の態勢で休むことができません。寝る準備を整える手順や、消灯時間の過ごし方について紹介します。

消灯時間の前に準備するべきこと

消灯時間になる前に、着替えやトイレ、歯磨き、化粧落としなどをサービスエリアで済ませておくのがおすすめです。

バスに乗るまでに時間のある人は、あらかじめ歯磨きや化粧落としを済ませてから乗り込む方が良いでしょう。ただ、仕事帰りにそのまま夜行バスに乗り込む場合などは、寝るための準備を消灯時間までに済ませておかなければなりません。

照明が消えてしまったら周囲の人も寝る体勢に入るため、着替えたり音を立てたりするのは極力避けるべきです。途中のサービスエリアで済ませておきましょう。

また、寝ていると冷える可能性があるので、毛布の準備も必要です。軽めの毛布を用意し、リクライニングを調整して寝やすい体勢を作ると入眠しやすくなります。

さらに、音楽を聴きながら寝ようと思っている人は、イヤフォンのボリュームを周囲の人の迷惑にならない程度に下げておくことも必要です。

消灯時間になったらやるべきこと

消灯時間になったら、窓側の席の場合は、カーテンを閉じるのがおすすめです。カーテンを閉じることで外から入る光を遮断できるので、より快適に眠ることができます。あらかじめ閉じてある夜行バスもあるので、夜の間は開けないようにしましょう。

寝る体勢に入るときには、リクライニングを倒すのがおすすめです。後ろの人に声をかけるとトラブルを回避しやすいので、必ず声をかけましょう。少し倒すだけでも首や肩への負担を和らげることができるのでおすすめです。

寝る準備が整ったら、目を閉じて、心を落ち着けて睡眠に入りましょう。着いたらすぐに活動できるように、この時間にしっかり寝ておくことが大切です。

消灯後寝れない場合は

消灯時間になっても寝れない場合は、ストレッチやマッサージを行うのがおすすめです。リラックスして入眠しやすくなるだけでなく、エコノミー症候群の予防にもつながるので、積極的に試してみましょう。

イヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴くという方法もあります。静かな曲を流しながら目を閉じているだけでもリラックス効果が高まり、入眠しやすくなるのです。

消灯時間でのマナーや注意点

夜行バスの消灯時間中はどんなことに気をつければ良いのでしょうか。ここでは、消灯時間中のマナーや注意点について解説します。

必要最低限の会話に抑える

消灯時間中に会話をするときは、必要最低限の会話にとどめましょう。しっかりと寝たい人もいるため、音や声はなるべく立てないように注意しなければなりません。

同乗者がいる場合でも、消灯時間を過ぎたら会話をせずに寝る体勢に入りましょう。

光を発する電子機器の使用は控える

スマートフォンやパソコン、ゲーム機など光を発するものの使用は極力控えるのがベストです。暗がりの中にいると、そうしたちょっとした光でも非常にまぶしく感じてしまうことがあるため、周囲の人の迷惑になってしまいます。

消灯時間になったら、光を発するものの使用は控えましょう。

音漏れしていないか確認する

自分では気づきにくいですが、実は意外とイヤフォンやヘッドフォンからは音漏れしています。静かな車内に音漏れの音が聞こえると、周囲の人の眠りを妨げてしまうおそれがあるので注意が必要です。

また、スマートフォンはマナーモードにしておくのも忘れないようにしましょう。特に、アラームなどを鳴らす設定にしている人は切っておくことも必要です。音を鳴らさないように注意しましょう。

においのあるものの持ち込みは控える

車内は匂いがこもりやすいので、匂いを発する食べ物の持ち込みは控えましょう。ファストフードやコンビニの電子レンジで温めた食べ物なども厳禁です。不快な匂いは眠りの邪魔をするので、注意しましょう。

後に座っている人へも配慮する

寝る時にリクライニングを倒す場合、後ろの人に一声かけることが大切です。何も言わずに倒すとトラブルに発展することもあるため、必ず一声だけでもかけておきましょう。

夜行バスのリクライニング問題については次の記事をご参照ください。

夜行バスのリクライニング問題・・・倒しづらいときの対処法!

高速・夜行バスを探すならバスブックマークが便利

高速・夜行バスを探すならバスブックマークをご利用ください検索時に「ブランケット」「トイレ」「ゆったり」などで絞り込み検索ができるので、消灯時間後にリラックスできる夜行バスが探しやすいです。

より快適な旅にするためにも、希望する条件のバスを探してみてください。

まとめ

今回は、夜行バスの消灯時間の過ごし方や、消灯時間前の準備の手順などについて紹介しました。夜行バスは便利ですが、乗ったことのない人にとっては、どのように過ごせば良いのかわからない未知の世界ともいえます。
夜行バスのルールや運転手の注意事項などをよく聞き、自分も周りの人も快適に過ごせるように配慮しながら過ごしましょう。

リラックスできる夜行バスを探すならバスブックマークがおすすめです。ブランケットのある車両、ゆったり座れる車両など、さまざまな項目で絞り込み検索ができます。
快適なバスの旅を求める人は、ぜひバスブックマークをご利用ください。